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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10077IJ

有価証券報告書抜粋 OATアグリオ株式会社 業績等の概要 (2015年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府や日銀による経済政策及び金融政策による効果と、円安や原油安などを背景にして、企業収益は好調に推移し日経平均株価が一時2万円台をつけるなど、景気回復のきざしが見られました。しかしながら、年末近くに米国が金融引き締めを図るために断続的に利上げを実施すると表明したことや、中国を始めとした新興国の景気減速感が鮮明になるなど、景気の先行きは不透明な状況が依然として続いております。
農業をとりまく環境は、世界的な人口増加や新興国所得水準の向上等に伴い、農産物需要が今後世界中で増大することが予測されております。また国内においては、農業従事者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加など厳しい環境にありますが、経営感覚のある生産者や農業参入を目指す企業が増加するなどあらたな動きもみられます。
懸案であった環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉も大筋合意に至り、政府から総合的なTPP関連政策大綱が決定されました。その中で「攻めの農林水産業への転換」として、農業の国際競争力の強化を図る政策が数多く掲げられており、今後、農業に関する注目も更に高まっていくものと思われます。
このような状況下、当社グループは販売体制の強化や経営の効率化を図るとともに、2014年に導入された農薬登録制度変更の影響による国内農薬売上の減少を見込み、海外事業および肥料・バイオスティミュラント(注)の拡大に注力してまいりました。
以上の事業活動の結果、当連結会計年度の売上高は121億29百万円(前連結会計年度比7億23百万円増加、同6.3%増)、営業利益11億12百万円(前連結会計年度比4億48百万円増加、同67.6%増)、経常利益11億5百万円(前連結会計年度比4億52百万円増加、同69.4%増)、当期純利益6億78百万円(前連結会計年度比3億30百万円増加、同94.8%増)となりました。
(注)バイオスティミュラント:植物が本来持つ能力や機能を高め、耐寒性、耐暑性、病害虫耐性及び成長促進を促す物質や技術の総称。

当社グループはアグリテクノ事業の単一セグメントでありますが、各分野の状況は次のとおりであります。
農薬分野では、国内において昨年後半より販売を開始した新規殺虫剤「スクミンベイト3」(注1)「エクシレルSE」(注2)「ベリマークSC」(注2)などの販売拡大に努めました。海外においては殺ダニ剤「シフルメトフェン」の販売が米国やブラジルで増加するとともに、農薬登録国の増加も寄与し拡大が進みました。また殺虫剤「オンコル」殺菌剤「カリグリーン」も好調に推移しました。その結果、国内農薬は農薬登録制度変更の影響などもあり前年を下回りましたが、海外が伸長したこと、為替が円安基調で推移したことなどから農薬分野の売上高は93億63百万円(前連結会計年度比4億81百万円増加、同5.4%増)となりました。
肥料・バイオスティミュラント分野では、国内の遊休ハウスの有効活用技術として当社の養液土耕栽培システムの導入が増加したことや、植物工場の増加などもあり養液土耕栽培用肥料および水耕栽培用肥料が好調に推移しました。また、肥料の海外販売にも積極的に取り組みました。海外向けの植物成長調整剤「アトニック」につきましては、営業体制を強化し積極的な営業活動を展開したことなどにより売上高は伸長しました。その結果、肥料・バイオスティミュラント分野の売上高は27億66百万円(前連結会計年度比2億43百万円増加、同9.6%増)となりました。
(注1)「スクミンベイト3」はドイツ・W.Neudorff社の登録商標です。
(注2)「エクシレルSE」「ベリマークSC」は米国デュポン社の登録商標です。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3億76百万円増加し、当連結会計年度末には16億12百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は8億19百万円(前連結会計年度は6億65百万円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益10億37百万円、減価償却費2億46百万円に対して、支出面では、売上債権の増加額3億12百万円、たな卸資産の増加額1億14百万円、法人税等の支払1億64百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は3億91百万円(同4億53百万円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1億81百万円、関係会社株式の取得による支出1億50百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は35百万円(同6億84百万円の支出)となりました。これは主に短期借入金の増加額3億5百万円、長期借入による収入1億円、長期借入金の返済による支出2億84百万円、配当金の支払額1億47百万円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30697] S10077IJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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