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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007SXT

有価証券報告書抜粋 RIZAPグループ株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国経済は、政府による景気対策や日銀の金融緩和を背景に企業収益や雇用情勢に改善の動きがみられ緩やかな回復基調が続いておりますが、中国を始めとするアジア新興国等の景気が下振れし、我が国の景気が下押しされるリスクがあります。
このような経営環境のもと、当社グループは、M&Aにより拡大したグループ各社との事業シナジーの最大化に取り組むとともに、成長事業への投資と当社最大の強みである広告宣伝を活かした販売支援によって成長が見込まれ
る事業領域へのグループ拡大を推進しました。第2四半期連結会計期間には北斗印刷株式会社、第4四半期連結会
計期間には株式会社タツミプランニングが当社グループ入りしました。
当社グループは、「自己投資産業No.1」をグループビジョンとして掲げ、美容・健康関連事業、アパレル関連事業、住関連ライフスタイル事業、エンターテイメント事業を展開しており、2015年2月12日に公表した中期経営計画「COMMIT 2020」において、2021年3月期の連結売上高3,000億円、営業利益350億円の数値目標達成に向けて今後飛躍的な既存事業の成長・新規事業・事業提携に加え、M&Aによる業容拡大も行う方針をとっております。
既存事業においては、パーソナルトレーニングジム「RIZAP」を中心とした美容・美容関連事業が業績の牽引役となっております。新規事業においては、RIZAPイノベーションズ株式会社が自己投資分野における事業の開発に取り組んでおり、「RIZAP GOLF」が好調に推移しております。事業提携においては当社及びRIZAP株式会社は、SBIホールディングス株式会社とヘルスケアサービスの共同開発等を、ソフトバンク株式会社とヘルスケア及びICT(情報通信技術)領域における新サービス共同開発を進めてまいりました。当社は、アリババ株式会社と越境ECにおける当社グループ商品販売及びマーケティングを開始いたしました。また当社プロデュースによる「RIZAP」TVCMは多くの反響があり、2015年度の好感度ランキングで総合第3位(CM総合研究所調べ)を獲得しておりますが、更なる集客力向上のため、当社及びRIZAP株式会社は、株式会社電通九州と先進的マーケティングに関する業務提携を行ってまいります。
売上高は、RIZAP株式会社が大幅に成長し、前年対比ほぼ2倍となり貢献したものの、上場子会社であるSDエンターテイメント株式会社及び夢展望株式会社が予算未達となりました。また、期初に予定していたM&Aは条件交渉により、価格面で時価を大幅に下回るディスカウントに成功しておりますが、2016年4月以降に時期がずれることとなりました。
利益面において、RIZAP株式会社が大幅な先行投資を行ったにも関わらず、前期に比べ収益性がさらに向上し、想定を上回る営業利益を計上し、過去最高の営業利益となったため、夢展望株式会社やSDエンターテイメント株式会社の予算未達分を補い、連結営業利益予想を達成するとともに、想定どおりの連結経常利益となりました。一方、特別損失として主にSDエンターテイメント株式会社の建物及び土地、株式会社Xioのソフトウェア等、夢展望株式会社のソフトウェア等の減損損失を計上いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における売上高は55,448百万円(前年同期比41.8%増、前連結会計年度は39,101百万円)、営業利益は5,066百万円(前年同期比140.3%増、前連結会計年度は2,108百万円)、経常利益は4,639百万円(前年同期比138.4%増、前連結会計年度は1,946百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,466百万円(前年同期比50.7%増、前連結会計年度は1,636百万円)となりました。
事業のセグメント別の業績は次のとおりであります。
(美容・健康関連事業)
美容・健康関連事業のRIZAP株式会社は、当社プロデュースによる積極的な広告宣伝活動が奏功し、新規獲得会員数を更に伸長させたことにより累計会員数は5万人を超え、国内店75店舗、海外店6店舗となり、業容を拡大いたしました。また、RIZAPのサービスを生涯に渡ってご利用いただくライフサポートプランを新設し、継続的にご利用するお客様が大幅に増加傾向にあります。さらに、RIZAP株式会社の新規事業としてスコアアップコミット型ゴルフスクール「RIZAP GOLF」を2015年9月末に六本木にオープン後、想定を大幅に超える反響を受け、全国的に大規模展開していくことを決定し、準備を進めてまいりました。

美容・健康関連事業における当社通販事業におきましては、美容・スキンケアカテゴリの「どろあわわ」は2015年11月に新ブランド『DOROwa(ドロワ)』にブランドリニューアルを行いました。今後さらに、客単価の向上や
新商品開発に注力してまいります。また、機器・グッズカテゴリの「エステナード」シリーズより新商品「エステ
ナードリフティ」「エステナードパーフェクトリフトジェル」を2016年2月に発売し、健康食品カテゴリの「ひとてまい」のリニューアルを2016年2月に行い、今後の販売拡大に注力してまいります。さらには、当社は、アリババ株式会社と越境ECにおける当社グループ商品販売及びマーケティングを開始し、今後拡大してまいります。
以上の結果、美容・健康関連事業での売上高は29,494百万円(前年同期比45.5%増、前連結会計年度は20,269百万円)、営業利益は5,634百万円(前年同期比154.0%増、前連結会計年度は2,218百万円)となりました。
(アパレル関連事業)
アパレル関連事業は、マタニティウェアや出産内祝いギフト等を販売する株式会社エンジェリーベ、婦人服を企
画、製造販売する株式会社馬里邑、婦人服及び紳士服を企画、販売する株式会社アンティローザ、婦人服の企画、
販売を行う夢展望株式会社が事業を行っております。
株式会社エンジェリーベは2年前に廃止したマタニティカタログ販売に伴う大幅なコスト削減等の収益構造の改
善に加え、マタニティ事業及びギフト事業が好調に推移し、営業黒字転換いたしました。2016年3月には日本企
業初のサイトリンク型での出店販売となる「エンジェリーベ天猫国際旗艦店」を開設、中国越境ECを開始し、今後
は成長に向けて加速してまいります。株式会社馬里邑は予算未達となり、厳しい状況が継続したため、経営改革に
着手し、来期に向けた収益構造の改善に取り組みました。株式会社アンティローザは「アンティローザホリデー」が想定を上回る反響があり、好調に推移し、今後当ブランドの大幅な拡大に向けて成長戦略を策定してまいります。夢展望株式会社はターゲット顧客層の絞り込みを目的としたブランド戦略の見直しを行い、競合の少ないカテゴリー商品の取扱量を増やす戦略を進め、さらに有名タレントの起用によりブランドイメージの刷新にも努めてまいりました。しかしながら、これらの戦略の成果が必ずしも見出せない状況が続き、売上高は計画を大きく下回ることとなりました。このような状況を鑑みて、業績不振からの早期脱却を果たすべく構造改革を進め、不良在庫及び販売費一般管理費の削減を行いました。また、既存顧客層から大幅に新規顧客層を開拓すべく先行投資としてリブランディングを行い、次期の業績回復に向けた利益体質への転換に大きく手応えを感じております。
以上の結果、アパレル関連事業での売上高は9,206百万円(前年同期比84.0%増、前連結会計年度は5,003百万円)、営業損失は438百万円(前連結会計年度は100百万円の営業損失)となりました。
(住関連ライフスタイル事業)
株式会社イデアインターナショナルは住関連ライフスタイル商品の企画・開発及び販売を行っております。
インテリア雑貨において、キッチン家電を中心としたインテリア商品ブランド「ブルーノ」が好調に推移し、中
でも「ホットプレート」は引き続き計画以上に売上を伸ばしております。またトラベル商品ブランド「ミレスト」
は新たに「トラベルショップミレスト」が2店舗、トラベルショップの新業態「トラベルスタイルバイミレスト」が5店舗加わったこともあり、売上を伸ばしております。
さらに、2016年2月にグループ入りをしました株式会社タツミプランニングは、注文住宅やリフォームを手がけており、2015年にグッドデザイン賞を獲得するなど、専属デザインチームによる設計・デザインは高い評価を得ており、RIZAP株式会社や株式会社イデアインターナショナルとの提携によるトータルデザイン住宅サービスを展開してまいります。
以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高は8,419百万円(前年同期比51.1%増、前連結会計年度は5,572百万円)、営業利益は262百万円(前年同期比507.9%増、前連結会計年度は43百万円)となりました。

(エンターテイメント事業)
エンターテイメント事業は、SDエンターテイメント株式会社及び株式会社Xio等が事業を行っております。
SDエンターテイメント株式会社はGAME事業部において、他社からの営業引継ぎ出店を行いながら、パソコンやスマートフォンでプレイできる通称「ネットキャッチャー」事業を開始し、新たな収益源とする布石を打ちましたが、業界全体の低迷に加え、店舗の閉鎖や一部改装のための休業による影響を受けました。フィットネス事業部においては、飛躍をもくろんでいたグループレッスンを中心とする新規ダイエットプログラムの開発・展開が結果的
に失敗に終わりましたが、10月より店名変更一周年の入会キャンペーンを実施したことに加え、3ヶ月以内の入会
者に無料のサポートシステムを強化することで、入会者の初期定着率の向上を図りました。ボウリング事業部にお
いては、ボウリング教室を強化したことに加え、渉外活動の強化により、予約団体が好調に推移しました。また、2015年7月1日より介護事業と通信事業を営む株式会社フォーユー及びその子会社を連結子会社にしたことで、業容の拡大を行ってまいりましたが、主要事業である介護事業・通信テレマーケティング事業ともに、事業立て直
しが遅れたため、2016年3月には単月黒字転換したものの、営業利益の押し下げ要因となりました。
株式会社Xioは「超銀河飛球コズミックボール」は予算未達となり、2016年3月にゲーム関連事業のコンテンツを外部に販売いたしました。
以上の結果、当連結会計年度におきましては、売上高は9,290百万円(前年同期比2.0%減、前連結会計年度は9,484百万円)、営業利益は234百万円(前年同期比31.0%減、前連結会計年度は339百万円)となりました。

なお、セグメント間の内部売上高961百万円、親会社である当社の管理部門費用等、各事業部門に配賦不能なセグメント利益の調整額627百万円があるため、グループ全体としての売上高は55,448百万円、営業利益は5,066百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」と言う)の期末残高は前連結会計年度に比べ1,927百万円増加し、10,311百万円となりました。

各キャッシュ・フローの増減状況とそれらの主要因は以下の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において、営業活動による資金の増加は648百万円(前連結会計年度は2,024百万円の増加)となりました。増加要因としては、税金等調整前当期純利益4,050百万円、減価償却費1,545百万円、減少要因としては、売上債権の増加額4,394百万円などによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は3,922百万円(前連結会計年度は679百万円の増加)となりました。増加要因としては、保険積立金解約による収入160百万円、減少要因としては連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出1,780百万円、有形固定資産の取得による支出1,760百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は5,203百万円(前連結会計年度は1,570百万円の増加)となりました。増加要因としては、長期借入れによる収入及び社債の発行による収入9,203百万円、株式の発行による収入2,535百万円、減少要因としては、長期借入金の返済による支出及び社債の償還による支出7,619百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00518] S1007SXT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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