ＹＫＴ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年12月期)

(1)財政状態の分析
当連結会計年度末における財政状態は、親会社株主に帰属する当期純利益が1億5千4百万円となり、純資産が1億4千5百万円増加したこと、受取手形及び売掛金の増加により流動資産が6億円増加したことなどにより、総資産は89億7千4百万円(前期比8.4%増)となりました。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は、前連結会計年度末比6億円増加し、58億2百万円となりました。これは受取手形及び売掛金が2億4千6百万円増加したこと、流動資産のその他が4億2百万円増加したことなどによるものです。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ9千2百万円増加し、31億7千2百万円となりました。これは有形固定資産が減価償却等により2百万円減少しましたが、投資有価証券が9千9百万円増加したことなどによるものです。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ2千1百万円増加し、19億8千7百万円となりました。これは未払法人税等が9千6百万円減少しましたが、前受金が2億3千6百万円増加したことなどによるものです。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ5億2千5百万円増加し、11億9千5百万円となりました。これは長期借入金が4億6千5百万円増加したことなどによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は、前連結会計年度末に比べ1億4千5百万円増加し、57億9千万円となりました。これは配当金の支払いが8千9百万円ありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益が1億5千4百万円となり利益剰余金が6千4百万円増加したことなどによるものです。


(2)経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績は電子部品実装機等の電子機器の輸出販売が回復しましたが、工具研削盤等を中心とした工作機械、非接触3次元測定システム等の測定機器の輸入販売が減少したた結果、連結売上高は85億7千9百万円(前期比13.1%減)となりました。
営業損益及び経常損益については販売費及び一般管理費は減少(前期比6.6%減)しましたが、売上高の減少により売上総利益が19億5千3百万円(前期比15.6%減)となったため、営業利益1億7千3百万円(前期比57.7%減)、経常利益2億3千万円(前期比50.2%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は1億5千4百万円(前期比43.9%減)となりました。
なお、セグメント別の受注、売上の状況については、「第2 事業の状況 2 生産、受注及び販売の状況」 に記載しております。

(3)キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フロー」をご参照ください。