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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026YZ

有価証券報告書抜粋 イーグル工業株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済情勢は、米国では金融緩和政策の効果により実体経済に回復の兆しが現れ、欧州でも財政・金融面の安定化政策の実施により市場に落着きが見られるようになりました。中国では経済の引締めに向けた政策が導入され、その結果、ペースは鈍化しましたが緩やかな経済成長は維持されております。一方、インド及びタイ・インドネシア他ASEAN諸国では海外からの投資の減速により経済成長が鈍化し不透明感が拭えない状況となっています。
そのような中、日本経済は政府の積極的な金融緩和・財政政策で為替水準が是正され企業業績が好転、景気回復への期待感が徐々に増す状況となりました。
当社を取り巻く事業環境は、主に自動車・建設機械業界向け事業と舶用業界向け事業が好調に推移したことにより売上、利益とも良好な結果となりました。また、為替市場が円高修正後の水準でほぼ安定的に推移したことも採算性の向上に寄与しました。
併せて、前々期から取り組んでまいりました3カ年計画(『持続性ある成長への基礎固め』-10年後の繁栄を期して)で、地産地消による機動的、効率的な製品供給をめざすべく生産体制のグローバル化を進め、また、ムダの排除をきめ細かく全社規模で推進してきたことも収益力の強化に寄与することとなりました。
その結果、当連結会計年度の連結売上高は1,247億9百万円(前期比21.3%増)、連結営業利益は114億3百万円(前期比50.4%増)、連結経常利益は145億23百万円(前期比62.6%増)、連結当期純利益は74億26百万円(前期比65.0%増)となりました。
セグメント別の状況は次のとおりであります。
[自動車・建設機械業界向け事業]
当業界向け事業は、自動車業界向け製品において東南アジア地区での伸びは鈍化しましたが、欧州・米国・中国向けが共に堅調に推移した事から、売上高は777億円(前期比29.5%増)、営業利益は72億91百万円(前期比112.3%増)となりました。
[一般産業機械業界向け事業]
当業界向け事業は、国内での電力・石油化学関連業界向け製品は伸び悩みましたが、半導体関連向け製品や東南アジア石油化学関連向け製品が堅調に推移した事から、売上高は296億68百万円(前期比6.5%増)となりました。営業利益は19億12百万円(前期比26.8%減)となりました。
[舶用業界向け事業]
当業界向け事業は、国内新造船の持ち直しに加え、欧州・東南アジア・米国向け交換部品需要が堅調に推移した事から、売上高は112億27百万円(前期比10.7%増)、営業利益は23億88百万円(前期比61.2%増)となりました。
[航空宇宙・光工学業界向け事業]
当業界向け事業は、航空機用製品が堅調に推移した事に加え、期中に事業を譲り受けたセンサー・光学機器製品が販売に寄与した為、売上高は61億14百万円(前期比27.6%増)となりました。営業損失は2億12百万円(前年営業利益27百万円)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は173億79百万円となり、前連結会計年度末対比43億87百万円の増加となりました。
各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は163億34百万円(前期比52.6%増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益138億85百万円に加えて減価償却費57億81百万円により増加した一方、法人税等の支払額37億32百万円を減少要因とするものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は116億59百万円(前期比34.4%増)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出75億27百万円、子会社株式の取得による支出15億91百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、支出した資金は21億59百万円(前期比44.1%増)となりました。これは主に借入金の純減額13億23百万円、配当金の支払額合計8億94百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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