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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001UR2

有価証券報告書抜粋 富士精工株式会社 研究開発活動 (2014年2月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループにおきましては、取引先の加工現場における切削加工・研削加工上の問題点をニーズとして吸い上げ、これを解決しうる商品を開発し提供することを研究開発活動の基本方針としております。
直近では「超硬工具や工具保持具(ホルダー)、治具、さらにはこれら周辺装置とのコンビネーションによる加工精度の向上」「加工工程の集約」「慢性不具合の解消」などといったテーマを中心に取り組んでおり、当連結会計年度における研究開発費の総額は9千5百万円(売上高比率0.5%)であります。
当社グループは生産・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、研究開発活動は主に当社を中心とした日本セグメントで行っております。なお、当連結会計年度における主な研究開発の成果は、次のとおりであります。
(1) 高能率加工対応工具(多枚刃フライスカッタ)
切削加工の現場におきまして、生産効率向上などの目的で、従来よりも速い速度で加工を行う取り組みが進められております。しかし加工する際の速度を速くすることで工具に掛かる負荷も高くなり、加工精度が不安定になるという問題が発生するため、条件によっては加工速度向上の実現が困難とされる場合もありました。当社はそのような場合でも安定した加工精度を確保できる工具をお客様にご提案、提供しております。
例えば、フライス加工の送り速度を飛躍的に向上させるために、切刃の刃数を従来品よりも倍以上に増やしたフライスカッタの開発を実現しております。刃数を増やす場合、切刃が取付けられるカッタボディ側の剛性低下が懸念されますが、3次元CADによる構造解析を行い、工具剛性を確保した上で刃数を最大に設定した最適設計を実施しております。更にお客様の用途に合わせて様々なフライスカッタを製品化しております。
(2) ワーク搬送ツール(クーラント圧利用タイプ)
ワークを治具から脱着する作業を自動化するには、多関節ロボットを用いることが一般的になってきておりますが、それをマシニングセンタの主軸に取付けられたツールが代用することで、脱着作業の自動化と設備に掛かる費用の低減を同時に実現することを目的としたワーク搬送ツールであり、当社の得意とする切削工具で用いた機能・構造を応用しております。主にリング状ワークの搬送でご使用いただいております。
クーラント圧により爪を拡張させてリング状ワークの内径部を保持する機能を持っており、マシニングセンタの標準的な機能を利用しつつ付加価値を高めることを実現しております。他にも、クーラント圧を様々な用途にあわせて利用した高機能製品もご提案、提供しております。
(3) 新たな取り組み
お客様におかれてはマシニングセンタ主体の生産ラインの整備が加速している中、そこへ高いコストパフォーマンスのツールをご提供することはもとより、治具や周辺装置の開発にも力を注いでおります。
1つのラインで多品種の製品を生産する設備構成が増えている中、それぞれの製品に合わせた治具の段替え作業をより正確に、より早く行う必要性が高まっており、当社はそのようなニーズに貢献する治具及び周辺装置の開発にも取り組んでおります。マシニングセンタ内のツールや治具だけでなく、その周辺装置にも目を向け、お客様の生産性向上につながる製品開発をご提案しております。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01503] S1001UR2)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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