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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10029CS

有価証券報告書抜粋 株式会社ソディック 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

研究開発活動の拠点として、横浜本社技術研修センターに研究開発部門を置き、中国上海、米国カリフォルニア州シリコンバレーに研究開発子会社を開設しております。この世界3極体制のもと、技術研修センターを軸に、機械構造設計開発、放電加工機用電源の開発、放電加工機及びマシニングセンタなどの性能向上の研究を行っております。さらに中国上海、カリフォルニア州シリコンバレーなどの地域性を利用し、各種ソフトウエア開発、CNC装置開発、モーションコントローラ開発などの工作機械の基礎技術となる研究開発を実践しております。
なお、基礎・応用研究には、当社の連結企業グループの合計で20億4百万円(工作機械事業15億円、産業機械事業2億52百万円、食品機械事業27百万円、その他2億23百万円)の研究開発費を投入いたしました。

当連結会計年度における主な研究開発の成果は、以下のとおりです。
・細穴加工機の開発(工作機械事業)
部品加工、航空機関連分野向けに純水仕様の細穴加工機を開発し、販売を開始いたしました。純水仕様とする事で、従来機と比較してワーク材料の電蝕を大幅に低減して幅広い材質に対応することが可能となっています。

・形彫り放電加工機の開発(工作機械事業)
ATC(自動工具交換装置)が装着可能な形彫り放電加工機として「AD35L」を開発し、販売を開始いたしました。同機は、ATCが装着できるエントリーモデルとして高い評価を得た形彫り放電加工機「AD3L」の基本構造を継承しつつ、加工タンクや加工範囲の拡大などユーザーからの要望を反映させた仕様となっております。

・形彫り放電加工機及びワイヤ放電加工機の開発(工作機械事業)
自動車製造分野向けに大型の形彫り放電加工機「AQ20L」及びワイヤ放電加工機「AQ1500L」を開発し、販売を開始いたしました。自動車製造の現場では、生産性の向上を図るため、部品・ユニットの大型化が進んでいます。それに伴い大型の部品や金型の加工ニーズが増加しておりますが、両機は大型加工への対応が可能となっています。

・ハイサイクル小型竪型ロータリ式射出成形機の開発(産業機械事業)
スマートフォンやモバイル機器の普及により世界中で需要の高まる小物精密部品の多品種化、短納期化に対応する新機種として、ハイサイクル小型竪型ロータリ式射出成形機「HC03VRE」を開発し、販売を開始いたしました。同機は金型製作期間の短い小さな金型を使い、成形をハイサイクル化することにより、少数個取り成形でも多数個取り以上の生産性を確保できるほか、少数個取り成形への置き換えにより、ライフサイクルが短く多品種化する成形部品へのフレキシブルな対応が可能となっています。

・小型精密射出成形機の開発(産業機械事業)
射出(射出プランジャ)と可塑化(可塑化スクリュ)を独立させた射出装置(Vライン方式)と、直進・平行精度に優れた型締め装置(直圧方式)の採用により、高い評価をいただいている「TR20EH2」の後継機として「TR20EH3」を開発し、販売を開始いたしました。同機は新開発の型締め機構と総合的な動作の改善により、ドライサイクル時間を従来機比で約50%短縮可能となっており、ユーザーの生産性向上に貢献いたします。

・手もみ・玉丸め装置の開発(食品機械事業)
中華用の生麺の生産においては、作業者が出来上がった麺を一玉ずつ丸めて揉む作業工程が必要ですが、この作業を自動で連続的に行うことにより、生産性を大幅に向上させる装置「手もみ・玉丸め装置」を開発し、納入いたしました。

・うどん調理麺を3層の麺にする麺帯生産設備の開発(食品機械事業)
うどん調理麺の層を3層にすることにより食感の向上を実現した麺帯生産設備を開発し、納入いたしました。

・中華生麺の生産設備の開発(食品機械事業)
高温の麺をそのまま袋包装しても袋内が結露しないように、「麺線冷却装置」を開発し組み込みました。これにより生産時間の短縮や、麺の品質向上が可能となりました。

・殺菌効果のある製麺システムの開発(食品機械事業)
麺を生産する工程の中に、殺菌工程を取り入れた製麺システムを開発し、納入いたしました。殺菌装置は、「蒸気ゾーン」「通風ゾーン」「強制冷却ゾーン」の3つのゾーンに分類され、順に麺を通過させ、高温化の後に短時間で冷却を行うことで、製麺を自然殺菌させる仕組みとなっています。殺菌に添加物や薬剤などを用いないため、安全性・風味・賞味期限拡大など、高品質の麺の生産に役立ちます。

・錦糸タマゴの生産ラインの開発(食品機械事業)
製麺機械のノウハウを活かし、「錦糸タマゴの全自動生産設備」の開発を行い納入をしました。複数枚の「焼き卵シート」を同時に自動で連続搬送させ、卵シート1枚を錦糸状にカット~積み重ね~包装までの一連の錦糸タマゴ生産を自動化した設備であり、大幅な省人化と大量生産に貢献しています。

・新型コアレスリニアモータの開発(その他の事業)
従来のコアレスリニアモーターCAシリーズに代わる高性能リニアモーターを開発、販売を開始しました。リニアモーターの重量が従来比35%軽量となり、また定格推力が93%アップしています。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01504] S10029CS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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