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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10022GY

有価証券報告書抜粋 株式会社和井田製作所 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における当社グループの属する工作機械業界は、国内では経済・金融政策の効果により景況感の
改善がみられる一方、消費税増税後の景気動向が不透明であることから設備投資に慎重な姿勢が続いており、国内
需要は緩やかな回復基調で推移しました。海外においては、米国経済の堅調な回復に加え、欧州経済も緩やかな回
復基調に転じた一方、中国経済は一部の特需を除き一進一退を繰り返す状況にあり、海外全体としては緩やかな回
復基調で推移しました。
当社グループはこのような経済環境下、欧州地域ではHAAS社(ドイツ)との販売連携を強化し、円安を背景にした積極的な受注活動を行ってまいりました。また、アジア地域では合弁会社である和井田友嘉精機股份有限公司(台湾)との協業により生産販売態勢の充実に努めてまいりました。
しかしながら、国内や海外の主力市場である中国における当社グループの需要先業種においては、設備投資意欲
の本格的な改善に至っていないことから、業績の回復は緩やかなものにとどまりました。
この結果、当社グループは、当連結会計年度において、売上高は4,726百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は42百万円(前年同期は33百万円の営業損失)、経常利益は38百万円(前年同期は59百万円の経常損失)となり、当期純利益は47百万円(前年同期は164百万円の当期純損失)となりました。
品目別に業績を示すと、次のとおりであります。
① 金型関連研削盤
中国市場においては一進一退を繰り返しながらも回復基調にあり、国内やその他のアジア市場においても緩やかながら回復基調にあったことから、結果として、売上高は1,927百万円(前年同期比32.3%増)となりました。金型関連研削盤における売上高は、当社グループの総売上高の40.8%を占めております。
② 切削工具関連研削盤
工具業界大手ユーザーが設備投資に慎重になる中、特に国内市場が低調に推移したため、結果として、売上高は1,886百万円(前年同期比19.0%減)となりました。切削工具関連研削盤における売上高は、当社グループの総売上高の39.9%を占めております。
③ その他の機械
新分野戦略製品を投入するとともに、NCプロッター(作図機)を中心として堅調に推移し、売上高は148百万円(前年同期比10.1%減)となりました。その他の機械における売上高は、当社グループの総売上高の3.1%を占めております。
④ アフターサービス
アフターサービス(有償修理)及びメンテナンス部品については、売上高は764百万円(前年同期比17.5%増)となりました。アフターサービスにおける売上高は、当社グループの総売上高の16.2%を占めております。


(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ534百万
円減少し、1,033百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、260百万円となりました。税金等調整前当期純利益82百万円計上したほか、収
入の主な内訳は、減価償却費292百万円、法人税等の還付額150百万円等であり、支出の主な内訳は、売上債権の
増加368百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、43百万円となりました。収入の主な内訳は、投資有価証券の売却による収入
148百万円等であり、支出の主な内訳は、有形固定資産の取得による支出99百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、839百万円となりました。収入の主な内訳は、長期借入れによる収入400百万
円等であり、支出の主な内訳は、短期借入金の返済による支出460百万円、長期借入金の返済による支出625百万
円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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