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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028LI

有価証券報告書抜粋 井関農機株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、創業以来「お客様に喜ばれる製品」の提供を企業理念の一つに掲げ、お客様に満足して使っていただける、お求めやすい商品をタイムリーに提供することをモットーに研究開発活動を展開しております。お客様のニーズに応えるため、徹底した調査に基づき開発初期段階からコストダウンを図るとともに、省エネ・低コスト農業、環境保全・農作業安全の配慮など積極的に取り組んでおります。
国内においては、主力である稲作機械のほか、省力化ニーズの高い畑作・野菜作分野への機械化に注力しております。また、海外においては北米・欧州向けガーデン市場への新商品投入、拡大が続く中国市場にはコンバインや田植機など、国内外を問わず新市場への商品開発にも積極的に取り組んでおります。また、大学や研究機関とも連携し、新技術、新分野テーマについて共同研究を進めております。
なお、当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は4,664百万円であり、主たる研究成果は次のとおりであります。

農業関連事業

(トラクタ)
・トラクタの25馬力から55馬力までをカバーする中核商品として、「自動車のような操作フィーリング」を実現した「NTA」シリーズを発売しました。デュアル・クラッチ・トランスミッションを搭載し自動車のオートマチックのような操作性を持ちながら高い伝達効率を実現し、高効率・
低燃費で水田・畑作から牧草作業まで、様々な作業への適応を可能としております。
・農家の生産コスト低減への意識が高まる中、大規模農家からはシンプル装備で低価格のトラクタが求められ、この要望に応える77馬力から98馬力の大型トラクタ「TJX」シリーズを商品化しました。国内排出ガス3次規制適合 大排気量エンジン、馴染み深いマニュアルシフト、快適キャビンなど、基本的な性能を保持しつつ価格を抑え、高コストパフォーマンスを実現した商品を開発いたしました。

・北米市場向けには、低価格志向の高まりを受け、エコノミートラクタを商品化しました。基本性能を確保し、更に米国の環境保護庁(EPA)の第4次排出ガス規制(Tier4規制)適合のエンジンを搭載しながら、価格を抑え、高コストパフォーマンスの34馬力、39馬力のトラクタをOEM先と共同して開発しました。
(コンバイン)
・小・中規模農家向けに、より安心してお使いいただけるコンバイン「フロンティアN HN」シリーズを発売いたしました。『みんなにカンタン・しっかり収穫』のコンセプトのもと、「全面刈」
やレバー1本で刈取をスタートできる「刈取スタートレバー」、誰でもきれいに刈取出来る「刈取フローティング」などのカンタン装備に、しっかり脱穀が出来る「新エイトスレッシャー」を搭載し、更に当社独自の「ズームオーガ」を搭載した商品を開発いたしました。
・中国市場向けに、水稲・菜種・小麦の栽培体系に適した高能率汎用コンバインHC758を発売しました。作業速1.5m/sの高能率を実現させるとともに、新型脱穀部「バードラムスレッシャー」を開発する事でロスの少ない高精度作業を可能にし、中国での生産に適する設計を施した商品を開発しました。
(その他商品)
・稲の天日干し体系のお客様向けにご愛用いただいているバインダ「RZ」シリーズを発売いたしました。軽い力で楽にエンジンがかけられる「楽リコイル」やハンドルを回すだけで面倒なヒモ通しを簡単に行える「半自動ヒモ通し」などの『らくらく作業のための充実装備』、パワフルで環境にやさしい「排出ガス規制適合エンジン」や重心位置が機体中央に近い「グッドバランス設計」などの『しっかり設計』、更に「エンジン緊急停止スイッチ」や「駐車ブレーキ」などの『安全装備』を充実した商品を開発しました。
・担い手に農地が集積し、農業経営形態が変化する中、農業の効率的な運営や生産コストの低減のため、データ分析による農作業を支援するシステムが求められており、この様な要望に応えるため「ISEKIアグリサポート」を商品化いたしました。お手持ちのスマートフォンやタブレット端末を通じて、作業前点検情報(バッテリ電圧・燃料残量など)、作業実績管理(日別の作業時間・作業面積・燃料使用量など)、作業の分析(作業によるエンジン負荷分析、操作分析など)、燃料使用量・燃費の確認、機械からのアラーム情報などの作業や機械の情報を取得でき、これらを活用し効率的な経営のための基礎情報を提供するものです。

当社は2004年度より「知的財産報告書」において当社グループの研究開発の考え方、活動、成果としての知的財産の活用等について情報開示を行っております。また、2014年版「特許行政年次報告書」(特許庁編)によれば、当社は全産業を対象とした特許査定率で2004年から2010年まで7年連続1位、2011年は2位でしたが、2012年から本年度の2013年まで連続して1位となりました。特許公開件数でも「その他の特殊機械分野」で2007年から2012年と6年連続1位となっております。なお、特許行政年次報告書は2009年版から分野編成が変更され「農水産分野」は「その他の特殊機械分野」に包含されました。当社は分野編成変更前の「農水産分野」で2000年から2006年において7年連続1位。したがって、通算13年連続1位であります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01563] S10028LI)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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