有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10045CR
株式会社不二越 研究開発活動 (2014年11月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは「成長企業への挑戦、夢をかなえるものづくり企業をめざす」という長期ビジョンのもと、商品・技術の連環を強め、独自性の高い技術開発で社会の発展に貢献し、顧客から選ばれる企業を目指しております。
中期的には新興国のニーズに合った商品開発の推進と、新しい市場や新しい部位、ボリュームゾーンに向けた新商品の開発に取り組んでおります。
開発体制としては、既存商品の改良・開発を各事業部がとり組み、新商品・新規事業創出のための開発を技術開発部がとり組んでおります。技術開発部は、新規開発テーマの発掘から基礎技術及び新商品の開発を行なっております。また、カスタマーやサプライヤー、産学との共同開発を推進し、当社の技術シーズを補完し、開発のスピードアップを図っております。
これらの活動に伴う当連結会計年度の研究開発費は、機械工具事業で17億89百万円、部品事業で12億5百万円、その他の事業で4億47百万円となり、総額で34億41百万円となりました。
当連結会計年度の各セグメント別の主な活動状況及び開発成果は次のとおりであります。
(1)機械工具事業
工具は、需要が拡大している中国市場、および日本、北米の自動車・航空機ユーザを中心に超硬ドリルの商材拡大や、顧客ニーズに対応した精密工具の市場投入により、受注、シェアの拡大を図っております。ラウンドツールは高精度な穴あけ加工が可能な「アクアドリルEX 3フルートシリーズ」、中大径穴でコストパフォーマンスに優れた刃先交換式ドリル「アクアドリルEX VFシリーズ」を拡充いたしました。提案力の高い商品開発により、自動車部品や機械部品の穴あけ加工で工程集約、コスト低減に寄与いたしました。精密工具では、超高速加工用ホブ「FMH-SVホブ」の商品化や、自動車、産機用歯車の新たな加工法として「スカイビングカッタ」を提案・商品化して、生産性向上に大きく貢献いたしました。
工作機械は、機械・工具の双方を提供できる世界でも類のないメーカである特徴を活かし、国内外の自動車市場に向けて、高精度・高能率加工や省エネ・省スペース化を実現した「低床型2軸ヘリカルブローチ盤Hx-T50-20DH」、「超小型マシニングセルDH514」を開発し、加工技術提案とともに市場展開しております。産業機械分野に対しては、旋削・穴あけ・歯切りを集約した「歯車複合加工機GM7134」を市場投入いたしました。さらに、市場ニーズに応えるべく、工具技術・加工技術を活かした複合加工機の開発を進めております。
ロボットは、小型ロボットのボリュームゾーンである3~4kg可搬をターゲットに、世界最速・軽量コンパクトロボット「MZ04」と、低出力ロボット「MZ04E」を発売いたしました。国内外のものづくりの現場では、自動車、産業機械はもとより、電機・電子分野や、化学、食品などの軽工業分野において、小型ロボット導入による自動化が加速しております。使い勝手を大幅に向上することでロボット導入の敷居を下げ、これまでロボットを使ってこなかったお客様への導入を容易にいたしました。
(2)部品事業
ベアリングは、産業機械分野向けで、使用環境が厳しい新興国市場向け機械に適した弊社従来品比2倍以上の耐久性を有する「高耐久ボールねじサポート軸受TABシリーズ」、ハウジングと外輪を一体化させ機械のメンテナンス性の向上を実現した「カートリッジ型ボールねじサポート軸受TAUシリーズ」を市場に投入し、工作機械の信頼性向上に貢献しています。また、自動車分野向けでは、外輪のクリープによるトランスミッションアルミハウジングの磨耗を大幅に低減できる「外径コーティング軸受」を開発し、車の信頼性向上に貢献しております。
油圧は、プレス機械など産業機械向けに優れた制御性で好評な、パワーマイスターをモデルチェンジし、市場に投入いたしました。また、間欠運転型のNRPパワーパッケージとノンリークバルブを開発し、従来型の油圧ユニットに対して大幅な省エネを実現し、好調な工作機械向けに2015年より市場投入いたします。建設機械向けには、ミニ、ミディショベル向けのラインアップを取りそろえ、シェアを拡大しております。拡大するコンパクトショベルの需要を、商品シリーズの拡充で取り込み、更なる受注の拡大に取り組んでまいります。
カーハイドロリクスは、常時開タイプ3方弁の量産開発を進め、2017年モデルの自動車自動変速機への採用が決定いたしました。また、比例弁については、従来の小型タイプから構造を一新し、一層の小型化、低コスト化を狙う新構造タイプの基礎設計を完了いたしました。さらに、自動車分野で油圧を使わない領域への進出を目指し、アクチュエータ用リニアソレノイドおよび、ターボエンジン用空圧制御弁などの新商品の開発を開始し、自動変速機以外の市場開拓を進めてまいります。
(3)その他の事業
マテリアルは、今後の拡大が期待される自動車分野のターボエンジン排気系バルブ用の超耐熱合金EXEO-E900の開発を進め、商品化いたしました。不二越独自の成分設計により優れた耐熱特性を達成し、また最新の真空誘導溶解炉(VIM)およびESR溶解のダブルメルト工程により、高い清浄度と信頼性を確保することでターボエンジンの高性能化ニーズに応え、好評を得ております。
中期的には新興国のニーズに合った商品開発の推進と、新しい市場や新しい部位、ボリュームゾーンに向けた新商品の開発に取り組んでおります。
開発体制としては、既存商品の改良・開発を各事業部がとり組み、新商品・新規事業創出のための開発を技術開発部がとり組んでおります。技術開発部は、新規開発テーマの発掘から基礎技術及び新商品の開発を行なっております。また、カスタマーやサプライヤー、産学との共同開発を推進し、当社の技術シーズを補完し、開発のスピードアップを図っております。
これらの活動に伴う当連結会計年度の研究開発費は、機械工具事業で17億89百万円、部品事業で12億5百万円、その他の事業で4億47百万円となり、総額で34億41百万円となりました。
当連結会計年度の各セグメント別の主な活動状況及び開発成果は次のとおりであります。
(1)機械工具事業
工具は、需要が拡大している中国市場、および日本、北米の自動車・航空機ユーザを中心に超硬ドリルの商材拡大や、顧客ニーズに対応した精密工具の市場投入により、受注、シェアの拡大を図っております。ラウンドツールは高精度な穴あけ加工が可能な「アクアドリルEX 3フルートシリーズ」、中大径穴でコストパフォーマンスに優れた刃先交換式ドリル「アクアドリルEX VFシリーズ」を拡充いたしました。提案力の高い商品開発により、自動車部品や機械部品の穴あけ加工で工程集約、コスト低減に寄与いたしました。精密工具では、超高速加工用ホブ「FMH-SVホブ」の商品化や、自動車、産機用歯車の新たな加工法として「スカイビングカッタ」を提案・商品化して、生産性向上に大きく貢献いたしました。
工作機械は、機械・工具の双方を提供できる世界でも類のないメーカである特徴を活かし、国内外の自動車市場に向けて、高精度・高能率加工や省エネ・省スペース化を実現した「低床型2軸ヘリカルブローチ盤Hx-T50-20DH」、「超小型マシニングセルDH514」を開発し、加工技術提案とともに市場展開しております。産業機械分野に対しては、旋削・穴あけ・歯切りを集約した「歯車複合加工機GM7134」を市場投入いたしました。さらに、市場ニーズに応えるべく、工具技術・加工技術を活かした複合加工機の開発を進めております。
ロボットは、小型ロボットのボリュームゾーンである3~4kg可搬をターゲットに、世界最速・軽量コンパクトロボット「MZ04」と、低出力ロボット「MZ04E」を発売いたしました。国内外のものづくりの現場では、自動車、産業機械はもとより、電機・電子分野や、化学、食品などの軽工業分野において、小型ロボット導入による自動化が加速しております。使い勝手を大幅に向上することでロボット導入の敷居を下げ、これまでロボットを使ってこなかったお客様への導入を容易にいたしました。
(2)部品事業
ベアリングは、産業機械分野向けで、使用環境が厳しい新興国市場向け機械に適した弊社従来品比2倍以上の耐久性を有する「高耐久ボールねじサポート軸受TABシリーズ」、ハウジングと外輪を一体化させ機械のメンテナンス性の向上を実現した「カートリッジ型ボールねじサポート軸受TAUシリーズ」を市場に投入し、工作機械の信頼性向上に貢献しています。また、自動車分野向けでは、外輪のクリープによるトランスミッションアルミハウジングの磨耗を大幅に低減できる「外径コーティング軸受」を開発し、車の信頼性向上に貢献しております。
油圧は、プレス機械など産業機械向けに優れた制御性で好評な、パワーマイスターをモデルチェンジし、市場に投入いたしました。また、間欠運転型のNRPパワーパッケージとノンリークバルブを開発し、従来型の油圧ユニットに対して大幅な省エネを実現し、好調な工作機械向けに2015年より市場投入いたします。建設機械向けには、ミニ、ミディショベル向けのラインアップを取りそろえ、シェアを拡大しております。拡大するコンパクトショベルの需要を、商品シリーズの拡充で取り込み、更なる受注の拡大に取り組んでまいります。
カーハイドロリクスは、常時開タイプ3方弁の量産開発を進め、2017年モデルの自動車自動変速機への採用が決定いたしました。また、比例弁については、従来の小型タイプから構造を一新し、一層の小型化、低コスト化を狙う新構造タイプの基礎設計を完了いたしました。さらに、自動車分野で油圧を使わない領域への進出を目指し、アクチュエータ用リニアソレノイドおよび、ターボエンジン用空圧制御弁などの新商品の開発を開始し、自動変速機以外の市場開拓を進めてまいります。
(3)その他の事業
マテリアルは、今後の拡大が期待される自動車分野のターボエンジン排気系バルブ用の超耐熱合金EXEO-E900の開発を進め、商品化いたしました。不二越独自の成分設計により優れた耐熱特性を達成し、また最新の真空誘導溶解炉(VIM)およびESR溶解のダブルメルト工程により、高い清浄度と信頼性を確保することでターボエンジンの高性能化ニーズに応え、好評を得ております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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