有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027BH
株式会社タダノ 研究開発活動 (2014年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の殆どは、当社の開発部門で行われております。開発部門では、国内及び海外の市場ニーズに即したクレーン車、高所作業車及びそれらの応用製品の開発、新技術・先端技術の応用研究活動を行っております。なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発活動に要した金額は、研究材料費、人件費等、総額44億9千7百万円であります。
当連結会計年度における各セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。
(1)日本
・当社製オールテレーンクレーンのグローバルモデルで、最大機種となるATF400/300G-6の日本市場向け機種を開発し、販売を開始しました。ATF360G-6をベースとして、吊上げ能力アップを図るとともに品質と安全性・分解搬送性等を高め、国内市場での拡販を図っています。
・国内市場向けに新型ラフテレーンクレーン4機種(GR-700N-1、GR-250N-3、GR-160N-3、GR-130N-1)を開発しました。ディーゼル特殊自動車2011~12年排出ガス規制に対応し、GR-700N-1、GR-130N-1については最大吊上げ荷重を、旧モデルの60tから70tへ、12tから13tへ向上。更に燃費低減意識を促進する燃費モニタやクレーン作業時燃費を低減するエコ・モード等の環境配慮型機構の搭載、各種安全装置の一層の充実により、ライフサイクルコスト低減・環境性能・作業性能・安全性能を望む顧客要望に応えながら、市場での拡販を図っています。
・国内市場向け車両搭載型クレーンTM-ZE250,260,290の、環境対応仕様機を開発しました。TM-ZE300,360,500にて好評を得ている当社独自の「高低速ウインチモーター」技術により、低燃費・低騒音を実現し環境性を追求した製品として、国内市場での拡販を図っています。
・通信市場向け11m・10mクラスの高所作業車4機種(AT-110TTE(D)-5、AT-110TTE(S)-5、AT-100TTE-5、AT-100TT-5)を同時開発しました。過密市街地や狭い道路での作業性能とコンパクト化に重点を置き、起動・停止時のブーム揺れを最小限にした操作性、燃費・騒音低減、工具箱の収納力アップ等によって作業性・環境性・利便性等を向上させ、更に大型クレーンで運用中のHELLO-NET(車両の稼働状況や位置情報・保守管理に関する情報をインターネットでサポートするシステム)へのオプション対応を開始し、ニーズの多様化に応えながら市場での拡販を図っています。
・オールテレーンクレーン(AC)着脱リフターのCL-500-2を開発しました。前身モデルとなるCL-500-1から、セット装置の可動範囲拡大による他社ACへの適用性改善、吊具高さ変更により当社最大機種のAR-5500M通り抜けを可能とする等、作業性と使い勝手を更に向上させ、市場での拡販を図っています。
・海外市場向け商品として、吊上げ能力145tクラスの世界最大級ラフテレーンクレーンGR-1600XL-2 /GR-1450EX-2を開発しました。高張力鋼を採用してクラス最長の61mを実現した6段ブーム、当社初の3軸キャリヤ採用による1クラス下の全高・全幅確保と狭所進入性の向上、着脱に別クレーンが不要なアウトリガ・カウンタウエイト採用によるトレーラー搬送時の利便性向上等、当社の様々な技術投入により商品力を向上させ、海外市場での拡販を図っています。
・ブラジル市場向けトラッククレーンとしてGS-900BRを開発しました。現地車両法規に対応することで、道路通行許可面での優位性を発揮すると共に、架装性と安全性を向上させ、ブラジルでの顧客要望に応えた製品としています。
・北米現地トラックへの架装を目的に開発された30tトラッククレーンTM-35100の、中南米向け販売を開始しました。生産~輸送の工程を見直し、中南米での架装作業容易化を図っています。更に説明資料のスペイン語対応によって安全性を確保し、当社の新規開拓市場である中南米での拡販を図っています。
・シンガポール向けトラッククレーンとして、GS-600EX-1を開発しました。汎用の右ハンドルキャリヤに架装することで、現地での自走を可能としています。更に、当社トラッククレーンでは初めてとなるHELLO-NET対応、クレーン作業時燃費を低減するエコ・モードの搭載等により、使い勝手の向上や環境性能を望む顧客要望に応えながら、市場での拡販を図っています。
・今後の成長が見込める新興国市場向けの車両搭載型クレーンとして、8t,6t,5t,4tクラスの能力を有するTM-ZT820,650,630,500,400を開発し、タイ工場での量産及び販売を開始しました。極力シンプルな構造とすることにより、日本製よりも安価な製品を望む市場要望に応え、主にアジア・中東・アフリカ地域での拡販を図っています。
当セグメントに係る研究開発費は32億9千6百万円であります。
(2)欧州
・欧州で販売中の70~400t吊オールテレーン機種について、欧州排出ガス規制 EURO 4への対応を開始しました。排出ガス規制対応エンジン機のフルラインナップ化に向けて、現在取組みを継続中です。
当セグメントに係る研究開発費は10億6千2百万円であります。
(3)米州
・伸縮ブーム式クローラークレーンで、従来の100t吊を上回るフラッグシップ機として開発中のGTC-1200EXを、ラスベガスで3月に開催されたCONEXPO 2014へ参考出品しました。来場者から寄せられた多くの問合わせに応えるべく、早期の発売開始を目指して現在も開発を継続中です。
当セグメントに係る研究開発費は1億3千8百万円であります。
(4)その他
該当事項はありません。
事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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