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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028W9

有価証券報告書抜粋 テルモ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2014年6月25日)現在において当社グループが判断したものであります。将来に関する事項は不確実性を内包しておりますので将来生じる実際の結果と差異が生じる可能性があります。

(1)経営成績

前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
増減額
(百万円)
増減率
(%)
売上高402,294467,35965,06516.2
営業利益53,21665,28812,07222.7
経常利益51,37663,80212,42524.2
当期純利益47,01434,096△12,918△27.5

①売上高-概況
国内では、ホスピタル事業の血糖測定システムが引き続き拡大し、心臓血管事業の末梢動脈疾患治療用ステント「Misago」、PTCA拡張カテーテルの新製品による業績拡大、血液システム事業が成分採血システム、血液バッグで売上を伸ばし、前期比1.7%増の1,890億円となりました。一方、海外ではカテーテル事業が主に米州で好調に推移するとともに、血液システム事業も成分採血システムや新興国での拡大を受け、海外売上高は前期比28.6%増の2,783億円となりました。この結果、当連結会計年度の売上高は、前期比16.2%増の4,674億円となりました。

②売上総利益
売上総利益は、ホスピタル事業の新製品の立ち上げ遅れの影響はありましたが、円安による増益効果、心臓血管事業や血液システム事業の高収益品拡大もあり、前期比17.7%増の2,420億円となりました。

③営業利益
営業利益は、ビジネス拡大を図った成長投資を含む一般管理費および研究開発費が増加しましたが、売上拡大による粗利益増加、円安効果もあり、前期比22.7%増の653億円となりました。

④経常利益
経常利益は、円安進行を受けた為替差益の寄与により、前期比24.2%増の638億円となりました。

⑤当期純利益
当期純利益は、受取和解金による特別利益60億円がありましたが、不採算事業設備等の固定資産減損により、前期比27.5%減の341億円となりました。

セグメントごとの業績、売上高、営業利益の概況については、「1 業績等の概要 (1)業績」に記載しております。

(2)財政状態の分析

前連結会計年度当連結会計年度
自己資本当期純利益率11.9%7.3%
総資産当期純利益率6.4%4.3%
自己資本比率56.7%59.6%
1株当たり純資産1,152.21円1,306.72円
フリー・キャッシュ・フロー18,976百万円43,515百万円

①流動資産
当連結会計年度末における流動資産残高は前連結会計年度末残高に比べ240億円増の3,110億円となりました。

②有形固定資産
当連結会計年度末における有形固定資産残高は前連結会計年度末残高に比べ129億円増の1,578億円となりました。

③無形固定資産
当連結会計年度末における無形固定資産残高は前連結会計年度末残高に比べ81億円増の3,048億円となりました。

④投資その他の資産
当連結会計年度末における投資その他の資産残高は前連結会計年度末残高に比べ155億円増の578億円となりました。

⑤流動負債
当連結会計年度末における流動負債残高は前連結会計年度末残高に比べ451億円増の1,609億円となりました。
短期借入金が178億円減少、1年内償還予定の社債が社債からの組替により400億円増加となりました。

⑥固定負債
当連結会計年度末における固定負債残高は前連結会計年度末残高に比べ416億円減の1,756億円となりました。
社債が1年内償還予定の社債への組替により400億円減少となりました。

⑦純資産
当連結会計年度末における純資産の部の残高は利益剰余金が244億円増加となり、前連結会計年度末に比べ583億円増の4,962億円となりました。

なお、キャッシュ・フローの状況については、「1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フロー」に記載しております。

(3)次期の見通し
中期経営計画へ向けた取組みを加速すべく、事業・機能・地域でのマトリックス経営から、カンパニーを軸としたグローバル経営へ移行します。これにより各事業における収益責任の明確化と権限委譲による意思決定の迅速化を図ると共に、本社は全社視点でのポートフォリオ戦略の立案と各事業を支えるコーポレート機能を強化していきます。

ホスピタル事業は、収益面での管理を徹底すると同時に、基盤医療器事業においては、閉鎖式輸液システム「シュアプラグAD」やIT機能を搭載した輸液ポンプ・シリンジポンプなどの医療現場の効率化や医療事故防止へ寄与する高付加価値製品の販売を強化していきます。またドラッグ&デバイス(D&D)事業においては、引き続き自社品の国内シェア拡大やグローバルな戦略的提携の加速など、成長分野として事業拡大を図ります。
心臓血管事業では、成長下での収益マネジメントの実行と、アジアを中心とした海外生産工場の活用を通じ原価低減を図ります。カテーテル事業においては薬剤溶出型ステントの新製品「Ultimaster」を6月に欧州・アジアより販売を開始いたします。ペリフェラル領域においてはPTAバルーンやワイヤー等の製品のフルライン化を早期にグローバルに展開し、ニューロバスキュラー事業についてはノンコイル製品を継続投入し拡大を図ります。CV事業については、米国テルモカーディオバスキュラーシステムズ社の品質システム改善への取り組みを確実に進め、2014年度内のFDA再査察を目指します。
血液システム事業では、先進国における血液使用適正化の動き等、厳しい市場環境にありますが、成分採血システムの新興国における拡大や治療アフェレシス分野の強化、同時にアジアにおける生産準備を進め、安定成長と堅実な収益確保を継続していきます。

このような取組みを通じて、次期の業績見通しの実現とともに、今後の持続的な成長と利益確保を目指していきます。



研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01630] S10028W9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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