株式会社エスティック 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)

(1) 財政状態
①資産の部
当事業年度末における資産合計は3,706百万円と前事業年度末比279百万円の増加となりました。
これは流動資産については、売掛金が増加したことなどにより2,872万円と前事業年度末比260百万円の増加となり、固定資産については投資その他の資産の増加などにより833百万円と前事業年度末比18百万円の増加となったことによるものです。

②負債の部
当事業年度末における負債合計は、437百万円と前事業年度末比30百万円の増加となりました。
これは主に買掛金が24百万円増加したことなどによるものです。

③純資産の部
当事業年度末における純資産合計は、3,268百万円と前事業年度末比248万円の増加となりました。
これは主に利益剰余金が250百万円増加したことによるものです。


(2) 経営成績
①売上高
当事業年度における売上高は2,733百万円と前年同期比235百万円(9.4%)の増収となりました。
主な製品別の売上高につきましては、ナットランナの売上高は965百万円と前年同期比96百万円(11.1%)の増収、ハンドナットランナの売上高は907百万円と前年同期比79百万円(9.7%)の増収、サーボプレスの売上高は137百万円と前年同期比81百万円(144.5%)の増収、ネジ締付装置の売上高は618百万円と前年同期比31百万円(4.8%)の減収となりました。

②営業利益
売上高の増収により売上総利益が1,030百万円と前年同期比80百万円(8.5%)の増益となり、販売費及び一般管理費については、526百万円と前年同期比31百万円(6.5%)の増加となった結果、営業利益は、503百万円と前年同期比48百万円(10.7%)の増益となりました。

③経常利益
為替差益11百万円の計上などにより、経常利益は526百万円と前年同期比9百万円(1.8%)の増益となりました。

④当期純利益
法人税等の計上が213百万円あり、当期純利益は318百万円と前年同期比25百万円(8.6%)の増益となりました。

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の製品は、生産設備の一部を構成しておりますので、設備投資の動向の影響は少なからず受けます。このため、自動車生産設備以外に売上を分散すること及び海外売上の拡大により設備投資の動向の影響を出来るだけ少なくするよう対応に努めております。

(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当事業年度におけるキャッシュ・フローは163百万円の増加となり、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は1,069百万円となりました。
これは、営業活動によるキャッシュ・フローが262百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが36百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが68百万円の支出となったことなどによるものであります。