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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10021JZ

有価証券報告書抜粋 沖電気工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

OKIグループ(当社及び連結子会社)は、「安全で快適な社会の実現」を目指し、OKIの成長戦略に基づいた技術開発を推進しています。
OKIの強みである「センシング」、「音響」、「ネットワーク」、「データ解析・処理」、及び「メカトロニクス」技術の融合と進化を目指した研究開発を実施しています。
当連結会計年度のOKIグループの研究開発費は12,959百万円であり、各事業及び全社共通等における研究開発活動の主な成果及び研究開発費は次のとおりであります。


(1)「持たない経営」を支援するEXaaSTMクラウドサービスにおいて、金融機関向けサービスを拡充しました。為替OCRシステムや経費システム、最新のスマートフォンやタブレット端末を活用した通帳管理システムなどを共同利用型にサービス化し、金融市場では従来慎重であった勘定系システムのクラウドサービス提供を可能としました。さらに為替OCRシステムについては、各行と共同で業務フロー、帳票共通化、共通アプリケーション仕様の策定により、開発コストを低減するとともに、クラウドサービス化により、これまで各行でそれぞれ必要であったシステムの構築・運用・保守費用の大幅な低減が期待できます。
(2)IPネットワークを介して、各地の拠点を結ぶ内線ネットワークをシームレスに構築することができる中小規模オフィス向けのオフィス・コミュニケーションシステム「CrosCoreR(クロスコア) M/L」を開発しました。「CrosCoreRシリーズ」は、スマートフォンやコードレス電話機など30機種におよぶ多彩なコミュニケーション端末に加え、ルーター内蔵によるインターネット接続や簡易的なLAN、さらに侵入者検知や緊急地震速報対応などのセキュリティ機能も提供し、オフィスワーカーの活躍の場所・シーンに応じたコミュニケーションと、安全・安心な日常のビジネス活動をサポートします。さらに「CrosCoreR M/L」は、一般的なビジネスホンの機能に加え、コールセンターやホテル・病院など多彩な業種・業態向けシステムとも連携したオフィスネットワークの構築が可能です。
(3)920MHz帯無線マルチホップネットワーク技術を活用し、産業機器や各種センサー機器への組み込みが可能な「920MHz帯無線通信モジュール」を開発しました。産業機器や各種センサーなどに本モジュールを組み込むことで、「920MHz帯マルチホップ無線ユニット」と組み合わせて、電力、温湿度、照度などのセンサーからのデータ収集や、空調、接点などの制御の無線化が可能となります。さらに、標準機能としてRS485通信を透過する機能を搭載したモデルは、ソフトウェアのカスタマイズなしでRS485に対応した機器に組み込みが可能です。
(4)ビデオ会議システム「Visual NexusR(ビジュアルネクサス)」に対応するAndroid及びiPadタブレット版ビデオ会議アプリケーションを開発しました。外出先で顧客対応する営業担当者を遠隔支援する「遠隔コンサルティング」や、社外で作業中のエンジニアが現場で発生中のトラブルについて本部の指示を仰ぐ「遠隔作業支援」、事故や災害発生時に現地の様子を対策本部にビデオ会議で伝達する「BCP対策」など、タブレット端末を用いた様々な用途で「Visual NexusR」を簡単に活用できます。
(5)高齢者・要介護者の見守りやセキュリティ管理を目的とした、呼吸などの微細な動きを検知できる「電波型超高感度人感センサー」を開発しました。人の呼吸成分を効率よく検出するアルゴリズムを開発し、ドップラー効果を利用したマイクロ波電波センサーに実装しました。同センサーを利用することにより、活動時だけでなく就寝時などの安静状態においても、体調変化や生活リズムの変化をリアルタイムに把握して可視化することが可能となります。
当事業に係る研究開発費は、8,870百万円であります。


(1)プロフェッショナル向けA3ノビ対応カラーLEDプリンタMICROLINE VINCIシリーズ(「C941dn」「C931dn」「C911dn」の3機種)を開発しました。「C941dn」は、CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)にホワイトまたはクリアー(透明)のトナーを5色目としてプラスし、豊かな色の再現性を実現しています。また、「C931dn」「C911dn」と共に、用紙に負荷をかけないフラット・ペーパーパス方式を採用しており、媒体対応力にも優れています。ホワイトやクリアーのトナーを搭載したプリンタは、主にデザイン現場における各種パッケージのデザイン確認やダミー制作、カタログ制作、POP制作など、幅広い表現でのオンデマンドプリントで使われます。
(2)オフィス・ソリューション向けA4カラーLED複合機の新商品として、初めてオープン・プラットフォーム技術(注)を搭載したA4カラーLED複合機「MC760dn」「MC770dn」「MC780dn」の3機種を開発しました。「MC760dn」「MC770dn」「MC780dn」は、オープン・プラットフォーム技術を搭載しているA4カラーLED複合機であり、システムインテグレータはワークフロー改善などのソリューションを開発・提供することができます。また、9インチの大型カラータッチパネル採用により、高い操作性を実現し、高機能と使いやすさを両立しました。

注:オープン・プラットフォーム技術
デバイスと連携するアプリケーションを開発する際に必要となる、公開されたインターフェース技術。
当事業に係る研究開発費は、2,006百万円であります。


『EMSグループの一貫ソリューション提供』を強みとした「高品質・高信頼性」、「多品種少量」、かつ「低コスト」を追及する日本型EMSのサービス提供のための、技術開発をしています。
当事業に係る研究開発費は、30百万円であります。


(1)広範囲のセンサー情報を効率的に収集する無線センサーネットワークに有効な省電力無線マルチホップ技術を開発しました。この技術により、中継器(ルーター装置)を含む全ての無線センサーが間欠動作(スリープ)可能となり、ネットワーク全体の電池駆動が望めます。ZigBeeに代表される従来のセンサーネットワークでは、スリープ可能な端末はネットワークの末端に設置される無線センサーのみで、途中のルーター装置には電源供給が必要でした。今回の開発により、ルーター装置も電池駆動が可能となることで、無線センサーネットワークの適用範囲が格段に広がり、電源敷設が困難な橋梁やトンネル等の社会インフラ維持管理やビル・プラント監視にも適用することが期待できます。
(2)次世代光アクセスネッワークを目指した40Gbps級のWDM(波長分割多重)/TDM(時間分割多重)-PON(Passive Optical Network)システムに向けた波長可変バーストトランシーバーを開発しました。本WDM/TDM-PONシステムにおける上りバースト多重信号のビートノイズの影響評価より、トランシーバーの仕様を抽出し、ON/OFFの消光比が高いSOA(半導体型光増幅器)を用いてバースト信号を発生させる構成により、その仕様を実現しました。さらに、このSOAを搭載したトランシーバーのプロトタイプを作製し、128ユーザーを超える40Gbps級のPONシステムの実現可能性を実証しました。
(3)カメラに対して正面を向いていない顔画像から、年齢と性別を高精度に判定する属性推定技術を開発しました。カメラで捉えた顔画像に対して射影変換により顔向きの正規化を行い、顔の部分ごとに推定した属性を顔の角度に応じて補正することで顔向き変化への耐性を向上させました。この技術開発により、顔画像から属性を推定するためのカメラ設置条件が緩和でき、商店街やショッピングセンターの既設のカメラを利用した客層分析や販促効果測定が可能になるなど、幅広い分野でのマーケティングツールとしての活用が期待できます。
全社共通等に係る研究開発費は、2,052百万円であります。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01767] S10021JZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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