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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001Z58

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社企業集団の当連結会計年度の研究開発活動は,山洋電気株式会社が中心となり,営業と研究所の設計開発部門が一体となって顧客にとっての新たな価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,地球環境を守るための技術,人間の健康と安全を守るための技術,新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術への貢献をめざし,三つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを拠点とし,市場ニーズの先取りや顧客要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制にしています。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,2,405百万円です。
セグメントごとの研究開発活動は,日本,2,405百万円です。

また,事業部門別の研究開発費は,次のとおりです。

クーリングシステム事業
クーリングシステム製品「San Ace」においては次のような開発に取り組みました。
クーリングファンの主要な市場である情報通信機器,電源機器においては,インターネット,クラウド,太陽光発電の市場が拡大し,大容量化,高速化,高信頼性化が進んでいます。これらは,装置の設置場所がさまざまであることにより,長期間の無保守運転,耐環境性能がクーリングファンに求められています。
このような背景において,当社は従来の長寿命ファンの性能を大幅に向上させながら,期待寿命約20年を実現した長寿命ファンおよび長寿命防水ファンを製品化しました。
これらの製品は,これまでに蓄積した長寿命化技術を進化させた製品です。
また,ACファンにおいても画期的な低消費電力化と長寿命化を実現した製品を開発しました。交流電力を直流電力に変換する回路をファンの内部に組み込み,AC入力ながら内部はDCブラシレスモータを駆動する方式によるものです。
このように,革新が進む市場動向に応えるために,クーリングファンの高性能化,省エネルギー,長寿命,耐環境性能への対応など,世界トップの性能をめざす新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は 262百万円です。


パワーシステム事業
パワーシステム製品「SANUPS」においては次のような開発に取り組みました。
太陽光発電用パワーコンディショナでは,業界トップクラスの高効率95%の100kW太陽光発電用パワーコンディショナ「SANUPS P83E」を開発しました。さらにラインアップを拡充し,停電時にも電力を供給できる自立機能付きを開発しました。また,国内向け10kW太陽光発電用パワーコンディショナのラインアップを拡充し,屋外でも安心して設置でき,防水,防塵性能IP65で高周波絶縁方式の「SANUPS P73J」を開発しました。停電時にも太陽光発電から給電できる,自立運転機能付きタイプも開発しました。「SANUPS P61B」においては,低圧連系向けの太陽光発電システムや大容量太陽光パネルとの組み合わせに最適な,出力容量5.5kWタイプを追加しました。
太陽光発電システムの情報を収集し,インターネットを経由してその情報を確認できるクラウドサービス「SANUPS NET」を開発しました。また,太陽光発電システムの状態を遠隔監視でき,当社従来品よりも性能,セキュリティを強化した「SANUPS PV Monitor E Model」を開発しました。
無停電電源装置では,高信頼の常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11J」のラインアップを拡充し,アジア,欧州市場向けに三相4線入力電圧AC400V系タイプを開発しました。
当事業部門における研究開発費は784百万円です。

サーボシステム事業
サーボシステム製品「SANMOTION」においては次のような開発に取り組みました。
サーボモータでは, 市場で好評を得ている「SANMOTION R」シリーズのラインアップ拡充として,フランジ寸法275mm,定格出力30kWの大容量中慣性サーボモータを追加しました。
リニアサーボモータでは,定格推力260Nの「フラットタイプ」と定格推力800Nの「ツインタイプ」を製品ラインアップに加えました。同一推力のリニアサーボモータでは業界最小サイズ,業界最軽量,高効率な製品です。また,マグネットは重希土類フリー化を達成し,原材料価格の変動と資源調達性に影響されにくい製品となりました。
サーボアンプでは,「SANMOTION R ADVANCED MODEL」のラインアップを拡充し,EtherCATインタフェースを搭載した多軸ACサーボアンプを開発しました。同様に,EtherCATインタフェースを搭載したDC48Vのモデルも開発しました。
さらに,高応答をはじめとした基本性能を進化させ,省エネルギーや使いやすさの面も今まで以上に追求した,「SANMOTION R 3E Model」ACサーボアンプを開発しました。
当事業部門における研究開発費は1,358百万円です。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S1001Z58)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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