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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10021DY

有価証券報告書抜粋 CKD株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。
商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年後10年後を見据えた先端技術開発活動」に取り組んでまいりました。
当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、2,709百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用240百万円が含まれております。

(1) 自動機械部門

薬品包装機部門では、国内市場においては厚生労働省による後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の使用促進の後押しもあり好調に推移しております。しかしながら薬価引き下げの影響もあり機械メーカに対しても厳しいコスト要求があります。そのような状況下、コストを強く意識した新機種のリニューアルへ開発の方向性をシフトしております。また、中国市場においては2011年に改正された新GMP (医薬品製造品質管理規範) へ適合できない製薬企業は次第に淘汰され、業界再編へ動き出すと予想されております。弊社の中国向けPTP包装機はいち早く新GMP対応として開発に取り組みました。今後、中国市場への拡販を加速させてまいります。
電池部門では、国内外市場のHV、PHV、EV自動車の普及は遅れたものの、ようやく動き出しました。今後は市場のニーズに合わせるため生産性を高めながらもコスト競争力のある機種の開発を加速させてまいります。
はんだ印刷検査部門では、市場としては成熟期を迎えており、顧客ニーズに対応するため、従来機種に加え、高付加価値のある基板異物検査機やIC基板用バンプ検査機の開発をいたしました。今後はさらに生産性を高める目的で検査速度の高速化を追求した機種を開発し、市場拡大を狙ってまいります。
新市場に参入していく活動としては、単身者や高齢者の増加に伴い注目されているレトルト食品市場を狙った食品用包装機の開発を進めております。また、コア技術である画像処理技術の要素開発を強化し、新たな検査装置を充実させてまいります。
研究開発費の金額は、579百万円であります。

(2) 機器部門

海外生産拠点における商品の拡大と海外市場でも戦える海外ニーズを視野に入れた「適正品質商品」の開発と、電気製品、自動車、医療機器から産業機器に至るまであらゆる分野で欠かすことのできない半導体産業や、省エネルギー、省スペースなど環境に配慮した環境商品の開発など、今後も利用分野が拡大し成長する市場に向けた「成長市場向け商品」の開発及び商品力の強化に向けた「基幹商品」の開発に継続的に取り組んでまいります。
適正品質商品では、「メカニカルバルブ:MSEシリーズ」の発売、「プロセスガス用マニュアルバルブ:
LGDシリーズ」を不活性ガス・プロセスガスに使用できるマニュアルバルブの新シリーズとして発売いたしました。また、モータレスタイプで豊富なバリエーションと使い慣れたモータの搭載が可能な「電動アクチュエータ:
ETSシリーズ」の発売で、日本及びアジア市場に展開してまいります。
成長市場向け商品では、半導体産業に向けて「薬液用エアオペレイトバルブ:AMD Part3Rシリーズ」を発売いたしました。コンセプトである「標準化」を更に追求し、流体圧力:0.5MPa及び流体温度:120℃に対応いたしました。売上・シェア拡大に貢献いたします。
なお、医療・医薬市場につきましては、「サニタリーバルブ手動弁:MWDシリーズ」を発売いたしました。先行発売の自動弁に加え洗浄性やメンテナンス性の高さを継承した、省スペースの医療制御用の手動弁であります。順次シリーズを追加し拡大してまいります。
基幹商品といたしましては、小型DDモータ「アブソデックス:AX6000Mシリーズ」を発売いたしました。
DDアクチュエータでは業界最小の直径80mm、高さ47mmと、名刺より一回り小さいサイズを実現いたしました。回転軸と固定軸が同心円状にあり、スペースの無駄を省いたコンパクトな装置設計が可能になりました。また、電動アクチュエータとしましては「電動アクチュエータ:ERL/ESDシリーズ」を発売いたしました。パルスモータタイプで、光アシスト式のティーチングペンダントを用意しており簡単操作を実現しております。空圧シリンダにおきましては「リニアスライドシリンダ:LCWシリーズ」を国内外で生産、発売いたしました。機種選定を簡単にしたベーシックモデルとして展開しております。電空レギュレータにおきましては、従来品EV2500シリーズをリニューアルした「高精度電空レギュレータ:EVRシリーズ」を発売いたしました。業界トップクラスの高精度圧力制御を実現いたしました。温度補償内蔵により、周囲温度の影響も低減しております。今後もお客様に愛される商品の開発を進めてまいります。
研究開発費の金額は、1,890百万円であります。

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01909] S10021DY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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