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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10027TA

有価証券報告書抜粋 株式会社図研 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
①当連結会計年度の概況
当連結会計年度の経済環境につきましては、米国やわが国ではゆるやかな回復基調が続いたものの、欧州の一部では財政不安が長期化し、また、アジアでは中国の経済成長が鈍化するなど全体としては先行きの不透明な状況で推移いたしました。
当社グループの主要なお客さまにおきましては、エレクトロニクス製造業では依然として設備投資に慎重な姿勢が続きましたが、一方で、自動車関連製造業や産業機器製造業では業績回復への動きが鮮明となってきました。
このような中にあって、当社グループは、世界のモノづくり企業に対し、最適なソリューションで設計、製造を支援する「真のグローバルカンパニー」を目指し、様々な施策に取り組んでまいりました。当社グループの目指す「真のグローバルカンパニー」とは、日本を起点として海外へ展開する従来型のビジネスから脱却し、日本のみならず欧米やアジアの最適な地域で企画、開発を行い、そこから世界のモノづくり企業に向けて最適なソリューションを発信、提供していくことを目指すものであります。当社グループは、これに向けてワールドワイドでの組織体制を大幅に強化するとともに、引き続き各市場分野における開発・販売活動を強力に推進してまいりました。
まず、組織体制の強化への取り組みにつきましては、以下のとおりです。
(ⅰ) エレクトロニクス製造業の分野では、グローバルな視点から製品の企画や開発を行う「Zuken SOZO (創造)Center」を米国シリコンバレーに開設いたしました。この地域には、エレクトロニクス分野や IT分野で世界規模のビジネスを展開するグローバル企業が多数集まっており、この新設拠点を中心に、これらの企業に向けた製品開発を行い、まずは米国市場でのシェア拡大を目指してまいります。また、これにより、これらの企業の製造拠点である新興国市場へも当社製品を波及、浸透させていくことを狙っており、この拠点の開設は、こうした世界市場を見据えた戦略的な投資であります。
(ⅱ) オートモーティブ分野では、日本とドイツの開発拠点の連携強化を図り、新しいコンセプトのソリューションを共同開発する体制を整えてまいりました。日本とドイツは、自動車の設計、製造に関し、技術面においても世界をリードしており、この両国においてこれを支援するソリューションを開発することは、世界市場への拡販も期待できます。
次に、主な開発・販売施策につきましては、以下のとおりです。
(ⅰ) エレクトロニクス製造業の分野では、最新の3次元グラフィックスを採用した電気設計システム 「CR-8000/Design Force」の販売に注力し、その先進的な操作性と圧倒的なパフォーマンスを強みとして、大きく販売を伸ばしました。また、新設した米国「Zuken SOZO(創造)Center」において、 「CR-8000」シリーズに関して、中長期的な視点に立ったマーケティング活動及び機能拡充を進めてまいりました。
(ⅱ) オートモーティブ分野では、自動車の安全性についての国際規格に準拠したソリューションを開発し、販売を開始いたしました。また、ドイツにおいてケーブリング設計システム「E3.series」の機能拡充の一環として、データ管理システムなどの開発を加速させました。
(ⅲ) 産業機器・医療機器製造業の分野では、3次元データの軽量化技術を活用した製品情報のプラットフォーム「PreSight/visual BOM」のさらなる機能拡充を図り、日本国内を中心に販売を順調に拡大させました。

②当連結会計年度の業績
(連結業績)
売上高:197億7千2百万円(前期比 10.5%増)
経常利益:8億4千8百万円(前期比 73.1%増)
当期純利益:4億6千6百万円(前期比 53.5%増)

以上の取り組みにより、当連結会計年度の売上高は、前期を大きく上回る結果となりました。これは、最新の電気設計システム「CR-8000」シリーズの販売が好調なことや、データ管理システム「DS-2」、「visual BOM」を中心にITソリューションの売上が前期を上回ったことによるものです。
また、利益面につきましても、米国における開発拠点新設など組織体制強化の経費が増加したものの、売上高の増加により増益となりました。

基板設計ソリューションの主な製品CR-8000/Design Force
CR-8000/DFM Center
CR-5000/Board Designer
回路設計・ICソリューションの主な製品CR-8000/Design Gateway
CR-8000/System Planner
E3.series
Cabling Designer
CR-5000/System Designer


ITソリューションの主な製品プリサイト ビジュアル ボム
PreSight/visual BOM
DS-2

(セグメントの業績)
報告セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。
・日本
基板設計ソリューション及びITソリューションの売上が順調に推移したことなどから、売上高は 143億1千8百万円(前期比 5.4%増)となり、営業利益は5億7千4百万円(前期は営業損失3千4百万円)となりました。
・欧米
基板設計ソリューションを中心に各ソリューションの売上が順調に推移したことなどから、売上高は 54億9千万円(前期比 24.5%増)となりました。営業損益につきましては、事業拡大に向けた人員の拡充や、年金費用の増加などから営業費用が増加し、営業損失2億1千6百万円(前期は営業利益1億4千9百万円)となりました。
・アジア
回路設計・ICソリューション及びクライアントサービスの売上が増加したことなどから、売上高は 11億5千5百万円(前期比 10.2%増)となり、営業利益は2億6千1百万円(前期比 6.1%増)となりました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動で12億4千3百万円増加し、投資活動で7億6百万円、財務活動で3億3千7百万円の支出となったことから、前連結会計年度末に比べ5億4千万円増加し、当連結会計年度末は123億6百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、12億4千3百万円(前期比 9億5百万円増)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益9億2千8百万円(前期比 5億3千8百万円増)の計上、減価償却費7億3千8百万円(前期比 8千7百万円増)、退職給付に係る負債の増加額3億8千7百万円などの増加要因と、売上債権の増加額6億1千9百万円(前期は7億5千4百万円の減少)、法人税等の支払額2億4千6百万円(前期比 12億5千4百万円減)などの減少要因との差引合計によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、7億6百万円(前期比 2百万円減)となりました。これは主に固定資産の取得による支出6億2千8百万円(前期と同水準)などの支出要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、3億3千7百万円(前期比 2億2千6百万円減)となりました。これは主に配当金の支払額3億2千5百万円(前期比 2億3千2百万円減)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01966] S10027TA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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