有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10025B1
大東建託株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループは、土地所有者の皆様に建物賃貸経営を総合的にお任せいただき、その価値を高めていくために、事業効率の高い賃貸建物を提案しております。そして、多様化する入居者様ニーズに対応するため、商品企画部を主管部門として、新工法・資材の開発を含め、商品ラインナップの充実に積極的に取り組んでおります。また、東日本大震災で自宅を失った被災者向けに、住居と分譲アパートの一体型建物を開発しました。
当連結会計年度の研究開発活動に係わる投資総額は、1,307百万円であり、その主なものは以下のとおりです。
(1) 建設事業
商品開発グループにおいては、5商品を新たに開発いたしました。それぞれが入居者ニーズに応える新商品となっています。低層新商品ではエコプレカット工法を採用した「ビオーラEPソウ」「モデッサEPルガートリミテッド」、鉄骨システムブレース工法を採用した「ルーダNK」を開発しました。中層商品では都市部向け「アシェイドⅢ」、施主様宅を併用した「オーナーズワン・アシェイド」を開発いたしました。また、既存5商品についても新たに16プランを開発いたしました。
技術開発グループにおいては、土質に左右されることがなく常に安定した品質で大きな摩擦力が期待できる鋼管杭の開発を完了し、大臣認定を取得するとともに運用を開始いたしました。新規仕様・資材では階段の上り下り時に発生する衝撃音を低減する「高遮音階段」の新規開発を完了し、特許出願いたしました。この「高遮音階段」の構成部材である更新性フローリングは既存管理物件においても使用できる仕様となっており、既存管理物件に於いても入居者様の生活音を低減することができます。省施工を目的とした資材としては特殊結束線を利用することで工場にて組み立てた鉄筋を折りたたむ事ができるジャバラユニット鉄筋の現場施工を簡略化できる専用治具を開発し、特許出願いたしました。また、低層商品に重厚感と深みのある風合いを演出するために開発したオリジナル外壁材の意匠権を取得いたしました。設備資材では、薄型LED照明の開発を完了し、「e-照明」として商標登録出願いたしました。e-照明は、4月以降標準導入を開始しております。また、特許出願の状況は、審査請求3件、出願中2件となっております。実用新案は1件登録完了済みです。
以上により、建設事業の研究開発費は928百万円となりました。
(2) 不動産事業、金融事業及びその他
研究開発活動は特段行われておりません。
(3) 全社共通
経営戦略室では、当社グループの周辺事業・拡本業による新規事業の研究・開発を行っております。当連結会計年度では、1つの広い住戸を独立した2つ又は3つの個別住戸に分割することができ、家族構成の変動に対応可能な複数所帯対応住戸を有する分譲マンションを開発し、販売を開始しております。また、海外不動産関連投資の研究を行っており、バリューアッド型の賃貸集合住宅の保有・開発及び管理事業ノウハウに関する情報収集を主目的として、米国の不動産ファンドへ出資をいたしました。その他、賃貸住宅の付加価値向上に資するエネルギー関連の新規事業開拓に向けて研究・開発を行っております。
以上により全社共通の研究開発費は379百万円となりました。
なお、子会社においては、研究開発活動は特段行われておりません。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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