有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002LMQ
株式会社ナ・デックス 研究開発活動 (2014年4月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度の研究開発活動は、抵抗溶接製品関連およびレーザ加工技術関連を主体に開発活動を行っております。
セグメント別の研究開発活動につきましては、主に日本で研究開発活動を行っており、次のとおりであります。
抵抗溶接製品関連につきましては、顧客のニーズを取入れた付加価値の高い研究開発に取組んでおります。当連結会計年度は、SiCパワーモジュールを使用したインバーター式抵抗溶接制御装置を開発し、2014国際ウエルディングショーに出展いたしました。これは、従来製品に比べて小型化空冷化を実現し、省エネ効果に優れた環境に配慮した製品となります。また、製品ラインナップを見直し、交流式抵抗溶接制御装置を148機種から5機種へ、またポータブルトランスを21機種から8機種へと機種統合を図りました。その結果、部品共通化や生産性向上によるコストダウンを図ることができました。
この他に、抵抗溶接個所の溶接状態をモニタリングするシステムであるナゲットモニタを開発いたしました。全ての抵抗溶接個所を自動的に溶接チェックすることにより、溶接品質の検査・確認工数を大幅に削減することが可能となります。本製品は、2014年トヨタグローバル仕入先総会において「技術開発賞」を受賞いたしました。
また、2013年5月に、世界最大出力100kWレーザを保有するナ・デックスレーザR&Dセンターを開設いたしました。同センターでは、2013年度 戦略的基盤技術高度化支援事業に「世界最大出力レーザによる次世代重電産業での超厚板溶接技術開発」が、また、2012年度補正 ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金に「レーザ入熱制御による次世代レーザ・スポット溶接の試作開発」が採択されるなど、レーザによる最先端加工技術などの研究開発を産学官連携によって行っております。
レーザ加工技術関連におきましては、レーザ溶接モニタリングシステムを開発いたしました。これは、レーザ溶接部から反射される各種光をモニタリングして溶接の良否を判定するシステムであります。本システムも、2014国際ウエルディングショーに出展し、2014年秋に製品化を行う予定であります。
なお、当連結会計年度における研究開発のための人員は18名、研究開発費の金額は3億6千4百万円であります。
当連結会計年度における研究開発により製品化されたものは、次のとおりであります。
・交流式抵抗溶接制御装置
・ポータブルトランス
・ナゲットモニタ
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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