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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001T9I

有価証券報告書抜粋 株式会社ニューテック 対処すべき課題 (2014年2月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

国内のIT市場は金融緩和策の推進による円安、株高の傾向を受け、回復基調にありますが、IT部門の設備予算は、従来よりも低コストで同じ機能を実現できるソリューションに一層の注目が集まるものと認識されております。
ストレージとしては、基調としてのデジタルデータの増加傾向及び企業の内部統制強化に伴うデータの増大などの背景は変わらず、また、非ITの組込み系市場も安定した成長を遂げるものと予想され、その分野でのストレージにおいても底堅い需要が継続するものと予想されております。
同時に、ITコスト削減のため、従来保守的であった企業IT部門においても、新技術の採用に一層前向きに傾くものと考えられております。以上のような流れを受け、当社としましては、低コストで高機能を求める市場の要求に応じて、低価格で高品質なストレージ・ソリューションの提供を行うため、製品ラインナップの拡充及び開発・生産・保守体制の強化に引き続き努めてまいります。このために、製品自体の競争力強化もさることながら、RAID製品とソフトウェアを組合わせたソリューションの拡充を行い、顧客の高度な要求にも応えられるように継続して、準備を重ねてまいります。
非IT系市場に対しては、現状のOEM製品のラインナップを一層充実し、ミラー、RAID及びそれらを組み込んだサーバ製品の継続供給並びに製品の水平展開に努め、開発及び評価に必要な技術力を強化してまいります。
これらの戦略を通し、当社事業の安定した成長と利益率の改善を図ってまいります。
(1) 営業活動の強化
[製品ラインナップの拡充と強化]
当社のフラグシップモデル、「SupremacyⅡ」の後継機種となる「SupremacyⅢ」の販売を開始します。「SupremacyⅢ」は、ホストインターフェースが業界最新のFC16Gbpsで2UラックマウントサイズにHDDを16台搭載できる外付けRAID装置です。FC16Gbpsは、他社から販売されているストレージや関連機器が未だ高価で市場ではあまり普及しておりませんが、より安価に16GbpsのSANを構築したい既存顧客、新規顧客を中心に機器のリプレースの際にご提案いたします。もちろん価格的に安定している8Gbpsとしてもお使いいただけますので、今までの「SupremacyⅡ」のユーザ層をそのまま取り込める見込みです。
また、様々なユーザからのご要望に応えるため海外ベンダーとアライアンスを組み当社が持っていないレンジのストレージ製品の販売をいたします。当社が長い間培ってきた保守、サポート、サービスの経験をそれら製品の付加価値とすることで品質に厳しい日本のお客様からご納得いただけるものと確信しております。
[OEM製品供給の推進]
引き続き、OEM製品(相手先ブランドで販売される製品)の供給を推進しビジネスを拡大してまいります。今期は、「HAWK」シリーズの後継機種「EAGLE」を市場投入し既存顧客、新規顧客へアプローチするとともに、「HAWK」シリーズの上位機種「FALCON」の開発に着手(来年度売上)することで市場シェアの更なる拡大をしてまいります。また、好調だったデジタルサイネージや監視カメラ向けのアプライアンスサーバの事業も引き続き維持展開し、売上の底固めを図ります。SSDや検査済みHDDについても既に数社とビジネスが進んでおりますが、更なる拡販をしてまいります。
[ストレージ・ソリューション販売の拡充と推進]
Microsoft社が来年(2015年7月)Windows Storgae Server (WSS) 2003のサポートを終了することと、昨年末にWSS2012 “R2”が発表されたことにより当社も過去に多く販売したWSS2003からWSS2012R2への置き換え需要が高まると予想しています。当社では、「CloudyⅡ」シリーズを中心とした機器の販売だけではなくデータ移行やSMB3.0の機能とInfiniBand、10/40Gイーサネットを組み合わせたソリューションを提供することで当社らしさをアピールいたします。
また、引き続き、災害対策向けソリューションである「CloudyⅡ」シリーズの筺体間レプリケーションや「SmartNAS」のバックアップオプションである「CloudyBackup」も継続して販売してまいります。
当社のクラスター型オブジェクトストレージである「CloudyArcive」の競合製品が昨年度から市場に多く投入されていることより、データセンターを中心に再度アプローチしてまいります。

(2) 製品開発の強化
ハードウェア及びソフトウェアで当社が培ってきたRAID技術により、主力製品「Supremacy」Ⅱシリ-ズの後継機種として兼ねてから開発中であった「SupremacyⅢ」シリーズを上期に完成させ、出荷開始いたします。「SupremacyⅢ」シリーズは、新たにHost I/F部を含む性能・機能の強化及び省スペース・大容量化を図ったもので、クラウドコンピューティング環境での利用にも配慮したものであります。
また、「HAWK」シリーズコントローラの性能改善・HostⅠ/F強化などを目的として開発した新ミラーカードの出荷も開始いたします。
短期間に完成度の高い製品を開発するために、開発資産の有効利用と効率的な製品評価体制を充実させます。

(3) 生産体制の強化
[品質管理体制の強化]
当社主力製品が上位機種に移行することで、お客様の重要なシステムに使用される点及びOEMビジネスにより大手メーカーへの供給が増加する傾向を受け、製品品質の向上に一層注力するため、評価体制及び品質管理体制の強化を図ってまいります。
[生産の効率化とコストダウン]
当社の特徴であるファブレス生産体制を強化し、生産委託先との緊密な連携を行うことで、自社開発製品の生産の効率化とコスト及び在庫の削減を図り、一層の価格競争力強化を目指します。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02072] S1001T9I)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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