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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10039C4

有価証券報告書抜粋 シーシーエス株式会社 研究開発活動 (2014年7月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは「光を科学し、社会に貢献する」という基本理念を持ち、「光の新たな可能性を拓き、他の追随を許さない技術で社会に貢献する」との方針から積極的に研究開発に努めてまいりました。
当社グループにおける研究開発活動は主として当社技術・研究開発部門が行っております。技術・研究開発部門は、照明の製品開発を行う照明技術・商品開発部、電源及び制御装置の製品開発を行う制御技術・商品開発部、研究開発を行う光技術研究所にて構成されており、それぞれが密接に協力しながら研究開発を進めております。
また、中国のミドルエンド市場に対しては、中国の現地メーカーとの合弁会社である東莞鋭視光電科技有限公司の技術部門が、当社技術・研究開発部門と連携し、製品開発を担当しております。
技術・研究開発スタッフはグループ全体で2014年7月末現在42名にのぼり、これは全社員の約20%に相当いたします。
当連結会計年度における研究成果並びに研究開発費は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度における当社グループの研究開発費の総額は464百万円となっております。

(1)工業用照明分野
工業用照明分野では、日々進化するファクトリーオートメーション市場に対応すべく、マシンビジョン用途とUV照射器に注力してまいりました。
まず、マシンビジョン用途では、ライティングソリューションを実現する様々な照明について、独自の光学技術、放熱技術、評価技術、解析技術などの各種技術を駆使して研究開発の成果をあげながら、エリアカメラ、ラインカメラそれぞれの用途に最適な製品開発を進めております。
また、UV照射器は、今まで培ってきた照明開発の技術を活かし、製品化への研究開発を進めております。

① HLDR‐IPシリーズ
製造装置の定期的な洗浄が不可欠な食品や薬品業界などでは、防水タイプの検査用LED照明の要望が多くあります。今までは、カスタム対応で照明を提供してまいりましたが、このたび、これまで培ってきた独自の集光技術と防水・防塵技術を用い、標準品をラインアップいたしました。
赤色、白色、UV(紫外)の3色を標準製品とし、定期的に洗浄がなされる製造ラインや粉塵の多い製造ラインなど、過酷な環境下でも安心してご使用できるようになりました。


② HPR2・HPD2シリーズ
汎用性が高い画像処理用LED照明として、内外の多くのお客様にご好評のHPR・HPDシリーズをリニューアルしました。明るさについては従来品と比べ約3倍を実現しております。またサイズは2種類追加、発光色は赤外やフルカラーを追加して、バリエーションを広げました。豊富なランナップにより、電子・半導体業界や、三品業界(食品・医薬品・化粧品)をはじめとする様々な業界の幅広いご要求にきめ細かに対応できるようになりました。

③ PFBR‐150SW
ハロゲンランプやメタルハライドランプが搭載された光源装置では、ランニングコスト、管理工程の多さ、環境への配慮の観点から光源のLED化へのニーズが高まっていました。そこで、レボックス株式会社との初の共同開発により、高出力LEDと独自の集光技術により、250Wメタルハライドランプを超える明るさのLED光源を実現しました。LED化により、寿命は2,000時間から30,000時間となり、球切れによるランプの交換の手間やコストの大幅削減、さらに消費電力の約30%の削減が可能になりました。

④ LNISシリーズ
今まで製造ラインの流れと同じ方向にあるスジやキズの検査は、対象物を回転させたり撮像を複数回設定するなど手間やコストがかかっていました。この問題を独自の光学設計で交差するように斜め方向に照射する事で、製造ラインの流れと同じ方向についたキズを検出する事が可能になりました。
これまでのラインセンサ用LED照明では実現できなかったお客様のご要望にお応えするために、今後も製品ラインナップ拡充を進めてまいります。

(2)新規事業分野
① 美術館・博物館分野
自社開発の「自然光LED」を搭載した美術館・博物館用LEDスポット照明は、従来の高い演色性はそのままに、機器の小型化、一括調光機能、明るさの大幅UPを実現しました。50を超える多くの美術館・博物館・寺院などに導入実績があり、色の再現性を示す平均演色評価数はLED照明業界においては最高水準を実現し展示品本来の色の忠実な再現を可能にして、ご好評をいただいております。その優れた特性を持つ「自然光LED」を製品に用いた応用製品開発を今後も進めてまいります。

② メディカル分野
診断用途に必要な光の応用方法に関して、大学、研究機関や医療機器メーカーの協力を得て、メディカル分野でのLED照明の研究開発を進めております。
既に上市したLED照明は、研究者、先生方から高い評価をいただいており、更なる進化を重ねてメディカル分野に貢献します。

③ アグリバイオ分野
植物の成長・育成に関わる光合成には、LED照明による発光周期や分光分布が、大きな影響を及ぼすことなど多くの研究成果を蓄積してきました。これらの成果を基に、さらに大学や研究機関との共同研究を進め、成長・育成の最適な条件を得られるべく、研究開発を進めてまいります。


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02091] S10039C4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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