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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002A5T

有価証券報告書抜粋 株式会社コンテック 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、円安による輸出環境の改善や企業の設備投資が増加するなど、回復基調で推移してまいりました。
このような状況の中、当社グループの売上高は21,942百万円(前年同期比25.9%増)となりました。利益面につきましては、売上高の増加に伴い営業利益は538百万円(前年同期比62.3%増)、経常利益は554百万円(前年同期比99.4%増)と大きく改善いたしました。また、繰延税金資産を計上したことにより、当期純利益は727百万円(前年同期比327.0%増)と大幅に増加いたしました。

(セグメントごとの概況)
① 電子機器事業
当事業の売上高は14,098百万円(前年同期比44.4%増)、セグメント利益(営業利益)は563百万円(前年同期比226.8%増)となりました。

製品別の状況は以下のとおりであります。
(デバイス製品)
・拡張ボード系機器
企業収益の改善を背景に設備投資が持ち直しつつあることを受けて、生産設備向けの計測制御用ボードの販売が順調に推移し、売上高は2,962百万円(前年同期比4.4%増)となりました。
・産業用パソコン系機器
製造業向けに産業用パソコンの販売が順調に推移いたしました。また、非製造業向けでは、飲食店の厨房用パネルコンピュータや、病院内の案内表示システムに組込む「ボックスコンピュータ」の販売が好調でした。更に、医療機器へ組込むコンピュータを開発・販売する米国のCONTEC DTx INC.(旧DTx Inc.)がグループに加わったことにより、売上高は6,886百万円(前年同期比122.7%増)と大幅に増加いたしました。
・ネットワーク系機器
台湾の無線LANメーカーと協業し、各々が得意とする製品の相互供給や共同開発などを通じて拡販を図った結果、売上高は775百万円(前年同期比1.2%増)となりました。

(ソリューション製品)
昨年に引き続き、太陽光発電計測関連の販売が堅調に推移したことに加え、医療関連として病院向けソリューションの販売などがあり、売上高は2,240百万円(前年同期比17.7%増)となりました。

(システム製品)
セキュリティシステムや流通・物流業界向けシステムの拡販を目指しましたが、売上高は827百万円(前年同期比9.8%減)に留まりました。


(サービス製品)
ネットワークサービス、ソフトウエアサービスの販売及び製品の修理・保守サービスを行い、売上高は406百万円(前年同期比64.5%増)となりました。

② EMS(Electronic Manufacturing Service)事業
当事業では、株式会社ダイフク向けの物流システム用制御装置の販売が堅調に推移いたしましたが、円安に伴う海外からの仕入コストの増加により、利益面では厳しい状況となりました。
売上高は7,843百万円(前年同期比2.3%増)、セグメント損失(営業損失)は24百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ863百万円増加し、3,029百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により増加した資金は1,843百万円(前連結会計年度は242百万円の減少)となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益531百万円、減価償却費249百万円、のれんの償却116百万円、売上債権の減少による494百万円の収入、仕入債務の増加による251百万円の収入、法人税等の支払による111百万円の支出であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により減少した資金は222百万円(前連結会計年度は1,716百万円の減少)となりました。主な内訳は、固定資産取得による171百万円の支出であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により減少した資金は904百万円(前連結会計年度は1,080百万円の増加)となりました。主な内訳は、借入金の返済による784百万円の支出、配当金の支払による98百万円の支出であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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