愛三工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)

当社グループは、地球環境にやさしく省エネルギーで世界の人たちに安全に利用いただけるクルマの創造に貢献できる企業集団を目指して技術開発を進めております。その中でも特に低燃費、エネルギー多様化への対応、新興国市場向け製品に関する開発を強化しております。
低燃費に関しては、ディーゼルエンジン用製品群の拡大、二輪車および、汎用エンジン市場における燃料噴射システムの普及促進、ハイブリッド車や電気自動車用製品の拡充を目指した開発を行ってまいりました。
また、エネルギー多様化への対応として、フレキシブルフューエルビークル(FFV)化や、液化プロパンガス(LPG)、圧縮天然ガス(CNG)などのガス燃料供給システム普及促進に向けた開発に取り組んでまいりました。
成果として、低燃費に貢献する大量のEGR導入にも耐える樹脂製インテークマニホールドの量産化や、エネルギー多様化への対応としてフューエルポンプやPCVバルブのFFV対応品の量産化、アジア向けにガソリンとCNGのどちらでも走行可能とするバイフューエル用ガス燃料供給製品の量産化を実現できました。
そして、二輪車用燃料噴射システムの技術を生かして異なる市場の無人ヘリコプタ用燃料噴射システムに使われるフューエルポンプモジュールとスロットルボデーを量産化することもできました。
当社グループ全体の研究開発費は、日本において91億8百万円、アジアにおいて5億5千2百万円、総額で96億6千万円であります。