極東開発工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)

当社グループの研究開発は、新規製品、新技術の開発、既開発製品の改良を主体とし、当社及び連結子会社の日本トレクス株式会社並びに極東開発パーキング株式会社が担当して行っています。
当社の研究開発において、新規製品、新技術の開発は主として技術本部が担当し、既に商品化している製品の改良開発、シリーズ拡大などは各工場及び環境事業部及び極東開発パーキング株式会社が単独もしくは技術本部と共同で行っています。また、連結子会社の日本トレクス株式会社においては、新規製品、新技術の開発ならびに製品の改良開発は開発部が担当しています。
当連結会計年度における研究開発費の総額は1,347百万円であります。


特装車事業では、当社及び連結子会社の日本トレクス株式会社において、物流、荷役、環境保全に注力し、流通コストの低減、省力化、安全性や操作性の向上に貢献できる製品の開発・改良・シリーズの拡大など商品力の強化に取り組んでいます。

当連結会計年度に開発が完了した主な製品は次のとおりです。
・ クラストップのボデー容積と車高の低さを実現「2トンパックマンチルト®」
・ 新設計の17メートル級ブームと最大吐出量78 ㎥/hのポンプユニットを搭載したコンクリートポンプ車「ピストンクリート®PY75B-17」
・ ハイブリッドシャシの走行用モータで塵芥収集装置が電気駆動する「eパッカー®ハイブリッド」
・ 木材破砕機 LOG BUSTER®の車両搭載式「LB-515TK」
・ 車両総重量5トン未満で、積載量2,000リットルを確保、大幅な軽量化を実現したアルミタンク給水車
・ 国内最高の吐出性能を誇る高圧大容量ポンプユニットと軽量28メートル級ブームを搭載したコンクリートポンプ車「ピストンクリートPY135-28-H」
・ 長尺物の積載に最適なロングプラットホーム仕様、垂直昇降式テールゲートリフタ「パワーゲート®V600長尺ゲート」
・大型軽量ウイングトラック(WW型鋼製フレーム、ドライ・簡易保冷仕様)
・粉粒体運搬用分割緩和3軸タンクセミトレーラ(TNF32511)
・コイル運搬専用トレーラ(軽量タイプ)
・上下逆段50トン断熱アオリ式大型冷凍ウイングボデー
・大型軽量ウイングトラック(WW型ステンレスフレーム、ドライ・簡易保冷仕様)
・3枚式形材ドア 中型ウイングボデー
・バラ積み緩和25トン積みウイングトレーラ
・重機運搬用トレーラ(軽量タイプ)
・ステアリング付ポールタイプトレーラ
・防衛省向け10トントラック用(PLS付)フラットラック

当連結会計年度における産業財産権の出願件数は27件で、研究開発費は1,003百万円であります。


環境事業では、当社において、地球規模で叫ばれている環境保全・リサイクル化の観点から、益々重要となる廃棄物処理のトータルシステムの構築を目指し、資源ごみの選別装置、RDF(ごみ固形燃料化)装置、炭化装置、廃棄物ガス化溶融炉などの技術開発・改良に取り組んでいます。

当連結会計年度における研究開発費は305百万円であります。


不動産賃貸等事業では、連結子会社の極東開発パーキング株式会社において、集合住宅向立体駐車装置のシリーズ化・改良・開発を行っています。
当連結会計年度における研究開発費は38百万円であります。