有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001ZV9
太平洋工業株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)
経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループにおける研究開発組織は、お客様に密着した研究開発を行う各事業部の技術部門・生産技術部門と、将来を見据えた研究開発を行う技術企画センターで構成され、社内関連部門間の相互連携を図り、専門メーカー・大学・研究機関など産学官を含めた開発体制により、新製品開発・競争力向上のための新材料、新工法の開発を進めるとともに、開発スピードの向上を図っております。
また、ソフトウェアの研究開発は子会社のピーアイシステム株式会社で行っております。
これらの成果を、関係会社に技術移転することによりグループ全体の技術力の向上を図っております。
セグメント別の研究開発活動は、次のとおりであります。
(プレス・樹脂製品事業)
当事業の研究開発は、技術企画センターの技術開発部およびプレス樹脂事業部のプレス技術部と樹脂技術部で行いました。プレス製品では、超ハイテン加工技術を強化する冷間プレス加工技術やホットプレス等の新工法の研究開発を、また、樹脂製品では、軽量化、遮音、遮熱のための成形技術等の研究開発を実施し、2槽式オイルパンの内槽を樹脂化し、軽量化・低燃費化等、機能向上を図りました。
これらにより、燃費向上をめざした超軽量・発泡成形エンジンカバーを開発し、モノづくり日本会議と日刊工業新聞社が共催する2013年“超”モノづくり部品大賞において、『環境関連部品賞』を受賞しました。
研究開発費の金額は、1億76百万円であります。
(バルブ製品事業)
当事業の研究開発は、バルブ事業部の技術部、生産技術部およびTPMS事業部の技術部で行いました。
当連結会計年度において、タイヤバルブ製品では、樹脂表面に金属薄膜を付着させたバルブキャップの開発を、カーエアコン用バルブ製品では、電動コンプレッサ用差圧調整弁の開発を行いました。また、TPMS製品(直接式タイヤ空気圧監視システム)では、送信機のタイヤ取付位置を自動的に認識するオートロケーション機能の開発を行い、高精度プレス製品では、センサープレート等の量産化により、部品用途の拡大を図りました。
研究開発費の金額は、4億79百万円であります。
(その他)
当連結会計年度において、スマートフォン・タブレットを利用したICカード利用アプリケーションおよびサーバ遠隔監視装置ソフトウェアの試作開発などを行いました。
研究開発費の金額は、7百万円であります。
(全社共通)
技術企画センターでは、将来の自動車社会における環境対応などグローバルなニーズと将来の顧客ニーズに応えるため、新製品実現に必要な要素技術、新材料および加工技術の開発に取組んでおります。当連結会計年度においては、主な研究開発として、以下の基礎研究開発を実施しております。
・複合材料の研究開発。
・金属塑性加工の研究開発。
・TPMS応用製品の開発。
・環境負荷物質削減および使用材料低減による環境にやさしい製品の開発。
研究開発費の金額は、71百万円であります。
以上、当連結会計年度における当社グループの研究開発費総額は、7億35百万円であります。
経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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