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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002307

有価証券報告書抜粋 株式会社NITTAN 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における国内経済は、企業収益や雇用情勢の改善、個人消費の増加など景気は緩やかに回復しました。先行きについても、海外景気下振れリスクなどが懸念されるものの回復基調が続くことが期待されます。一方、世界経済は、中国やその他新興国の先行きに留意する必要はあるものの、全体としては緩やかな回復が続いております。
また、当社グループが関連する自動車業界におきましては、国内では、景気の回復に加え消費税率引上げにともなう駆け込み需要などにより生産、販売が増加しました。海外では、欧州市場は依然低調でありましたが、中国における需要拡大や米国市場の回復などを背景に概ね堅調な推移となりました。
このような状況のもと、当社グループは、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とし新たに“構造改革を成功させ、利益革新に挑む”という経営方針を掲げ、国内外で競争力を高める施策を積極的に展開してまいりました。
当連結会計年度の業績としましては、国内事業は、需要回復により当初の予想を上回ったものの、前年度に比べ減収となりました。海外事業は、北米地域やアジア地域における生産拡大や、為替換算の円安効果も加わり堅調な推移となりました。この結果、売上高は、389億72百万円(前年度比9.8%増)となりました。
損益面につきましては、北米における生産拡大対応によるコスト増加などの利益圧縮要因はあったものの、国内事業における各種コスト低減施策や前年度に実施した固定資産減損処理の効果、海外事業における為替換算の円安効果などにより、営業利益、経常利益は前年度に比べそれぞれ増加し、営業利益11億61百万円(前年度比15.2%増)、経常利益16億37百万円(前年度比10.7%増)となりました。当期純利益は、北米の連結子会社における繰延税金資産の一部取り崩しなどにより当初の予想を下回る、1億92百万円(前年度は当期純損失10億18百万円)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、ベトナムにおける小型エンジンバルブ製造の子会社であるニッタンベトナム Co., Ltd.を新たに連結しております。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

(小型エンジンバルブ)
国内事業では、四輪車用エンジンバルブは、当初の予想を上回ったものの、海外向け製品の低調等により減収となりました。二輪車用エンジンバルブは、一部製品の海外生産移管による減少を北米地域の需要復調にともなう中大型車用製品の増加が補い、増収となりました。海外事業においては、アジア地域では、四輪車用製品の新規立ち上がりや二輪車用製品の好調、為替換算の円安効果も加わり大幅な増収となりました。北米地域では、為替換算の円安効果に加え市場の回復にともなう生産拡大により大幅な増収となりました。
汎用エンジンバルブにつきましては、海外向け製品の増加により増収となりました。
当セグメントの損益面につきましては、アジア地域では概ね増益となったものの、生産拡大対応による北米地域でのコスト増加が影響し、減益となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、ベトナムにおける小型エンジンバルブ製造の子会社であるニッタンベトナム Co., Ltd.を新たに連結しております。
この結果、当セグメントの売上高は、300億77百万円(前年度比15.3%増)、セグメント利益(営業利益)は、7億40百万円(前年度比29.2%減)となりました。なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。


(舶用部品)
舶用関連製品につきましては、震災にともなう需要の減少や市場の低調による補給部品・大型機種の減少により減収減益となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、27億38百万円(前年度比11.3%減)、セグメント利益(営業利益)は、1億85百万円(前年度比23.6%減)となりました。

(可変動弁・歯車)
可変動弁につきましては、モデル切り替えによる受注減少の傾向にありましたが、当年度においては中国向け製品が増加したことなどにより増収となりました。
精密鍛造歯車につきましては、自動車用製品はアジア地域向け中大型機種製品の減少などにより減収となりました。産業機械用製品は大型機種製品の減少や一部製品の生産終了などにより減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、46億3百万円(前年度比1.5%減)、セグメント利益(営業利益)は、前年度に実施した固定資産減損処理の効果および改善活動の成果等により、2億73百万円(前年度はセグメント損失(営業損失)2億11百万円)となりました。

(その他)
バルブリフターにつきましては、主力製品の減少および一部製品の生産終了の影響はあったものの、北米・中国における需要好調にともなう一部海外向け製品の増加により増収となりました。
工作機械につきましては、海外事業での新規立ち上がりなどによるグループ内部での取引が増加し増収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、39億93百万円(前年度比22.4%増)、セグメント利益(営業利益)は、2億52百万円(前年度比861.6%増)となりました。なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は49億51百万円となり前連結会計年度と比較して17億38百万円増加となりました。
営業活動により得られた資金は、27億15百万円となり前連結会計年度と比較して10億60百万円減少となりました。この主な要因は、売上債権の増減額が6億36百万円増加、減損損失が4億91百万円減少したことによるものであります。
投資活動に使用した資金は、62億59百万円となり前連結会計年度と比較して8億79百万円増加となりました。この主な要因は、有形及び無形固定資産の取得による支出が14億61百万円増加したことによるものであります。
財務活動により得られた資金は、44億56百万円となり前連結会計年度と比較して32億72百万円増加となりました。この主な要因は、長期借入れによる収入が14億98百万円増加、社債の発行による収入が9億79百万円増加したことによるものであります。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02189] S1002307)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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