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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003V2R

有価証券報告書抜粋 株式会社ハイレックスコーポレーション 研究開発活動 (2014年10月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、エンジニアリング会社として更に研究開発体制の強化拡充を図り、環境、安全をキーワードに多様なユーザーニーズに対応し、自動車分野のみならず医療・住宅関連機器等の非自動車分野に永年にわたって培った技術を応用すべく活動しております。
当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発は、主に日本、北米、中国、アジアの研究開発拠点において、新素材、新技術、新製品の開発を中心に行っております。なお、当連結会計年度における研究開発費は、総額で21億2千5百万円であります。

1.日本
日本の研究、製品開発におきましては、当社の研究開発グループ、システム設計グループ、ケーブル設計グループ、宇都宮技術センターが担当し、自動車関連、産業機器及び住宅関連機器の新素材、新技術、新製品の開発を中心に行っております。医療関連機器におきましては、医療機器事業部が担当し、同様の開発を行っております。
新素材につきましては、制振性の優れた樹脂材及び高強度非鉄金属を用い軽量でクルマの駆動系からの振動伝達を極力抑えたケーブルの開発を行っております。また、ケーブルの新用途として、今年から駅プラットホームの昇降ホームドア用ケーブルを開発し、市場の駅ホームで長期実証が開始されております。
新技術につきましては、今までにない極細径で高荷重操作できるコントロールケーブルの開発を行っております。クルマのバイワイヤ化が進む中、当社のコア技術と制御コントローラを融合させて新たなシステム商品の開発を進めております。
新製品につきましては、商品力をアップさせた新構造のバックドア電動開閉システムを市場に投入すべく開発を進めております。
また、主力製品のウィンドレギュレータは、省エネニーズに応えるべく、新素材・新レールを適用して軽量小型の製品開発に重点的に取り組んでおります。さらに安全性と快適性を向上させるべく、ドアコンポーネント全体の各種センシング技術の開発、及びそれらを制御するコントローラの開発にも将来的な技術として取り組んでおります。
医療機器開発におきましては、ガイドワイヤの新製品として、心筋梗塞に対する治療(PTCA:経皮的冠動脈形成術)に使用されるガイドワイヤを上市いたしました。心臓の冠動脈において狭くなった血管を拡張するためのカテーテルやステントを患部に誘導するために使われます。分岐があり曲がりくねった血管内を、思った通りの操作ができることを要求される製品です。ケーブルで培ったワイヤ技術を駆使することで操作感を飛躍的に向上させ、ご使用される循環器領域の医師より高いご評価を頂いております。今後増産予定であるとともに、他領域にも当該製品の横展開に取り組んでおります。マイクロカテーテルにおいても、肝臓の化学塞栓療法や下肢血管形成術をはじめとする複数領域で新製品を数多く展開しております。さらに、新製品創出のため、タイムリーに医療現場のニーズに応えるため、医師との共同実験を増やすなど現場に密着した開発を強化しております。
また、株式会社サンメディカル技術研究所におきましては、国内唯一の体内植込み型補助人工心臓システム(EVAHEART)の設計・製造メーカーとして継続的な製品改良と新製品開発を進めております。三次元的に細胞培養を試みる研究材料として販売している「三次元細胞培養用スキャフォールド:zellez™(ツェレッツ)」の技術を応用し開発した新型脱血管(インフローカニューラ)を導入したEVAHEARTは、使用症例が増加し良好な臨床成績が得られております。また、植込み型補助人工心臓の適用患者の拡大と患者QOLの更なる改善を目指し、日常生活において取り回しの容易な柔軟性を向上させた細径ドライブケーブルを搭載した血液ポンプの開発、小柄な患者にも無理なく植込み可能な高流量性能小型血液ポンプの開発を進めております。
日本における研究開発費は9億7千5百万円であります。

2.北米
北米におきましては、HI-LEX CONTROLS INC.のオートモーティブセンターが担当し、主に北米の自動車関連業界の顧客を対象として、新技術、新製品の開発を行っております。
北米における研究開発費は3億5千7百万円であります。

3.中国
中国におきましては、重慶海徳世拉索系統集団有限公司が、主に中国の自動車関連業界の顧客を対象として、新技術、新製品の開発を行っております。
中国における研究開発費は4億2千9百万円であります。

4.アジア
アジアにおきましては、大同ハイレックス株式会社が、主に自動車関連のドアモジュール製品を中心としたシステム製品の新技術、新製品の開発を行っております。
アジアにおける研究開発費は2億9千4百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02204] S1003V2R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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