株式会社ヨロズ 研究開発活動 (2014年3月期)

当社グループでは、開発部と生産技術部において、新製品・新技術開発を主体とした研究開発活動を推進しております。世界中の自動車のサスペンション部品等を分析し、性能・コスト・重量・工法のベンチマーク化により、最適設計を目指しています。
当連結会計年度における研究開発活動の主な成果としては、国内では、日産「エクストレイル」のフロントサスペンションメンバー及びリアサスペンションメンバー、同「スカイライン」のブレーキペダル・クラッチペダル、ホンダ「ヴェゼル」のフロントサスペンションメンバー・リアアクスルビームなどを新規受注し、市場に投入いたしました。
また、各自動車会社のグローバルな新車展開により、海外拠点では、米国・中国で日産「エクストレイル」のフロントサスペンションメンバー及びリアサスペンションメンバー、メキシコでホンダ「ヴェゼル」のフロントサスペンションメンバー・フロントロアアーム、インドで日産「ダットサン」のフロントサスペンションメンバー・ロアアーム・リアアクスルビーム、インドネシアでホンダ「ブリオ」のフロントサスペンションメンバー、フロントロアアーム、スズキ「ワゴンR」のリアアクスルなど、多くのサスペンション部品を新規受注し、市場に投入いたしました。
さらに、今後発表・発売される新車向けに、新材料・新構造・新工法を駆使したサスペンション部品の開発を行い、当連結会計年度の独自特許申請件数は、引き続き海外申請も積極的に進め、前年度を超える件数となりました。これらを市場に投入すべく、現在準備中でございます。
グローバル開発体制の更なる発展を目指し、㈱ヨロズ栃木敷地内に新たな施設として、ヨロズグローバルテクニカルセンター(略称YGTC)を建設し、2014年5月から業務稼働しております。
なお、当連結会計年度の研究開発費用総額は、1,603百万円となっております。