株式会社イクヨ 研究開発活動 (2014年3月期)

当社は、国内に工場を3拠点、開発部門を2拠点有し、プラスチック部品の総合メーカーとして、市場のグローバル化に対応すべく市場のニーズを先取りした研究開発を進め、製品に反映することで社業の発展と共に社会に貢献しております。
また、今後も自動車分野のみならず非自動車分野におきましても新製品を開発すべく鋭意努力してまいります。
研究開発段階では、高品質、高機能、低コスト、環境安全、リサイクル性などの市場ニーズに対し、工法研究、材料研究及び製品研究を重ね、競争力があり特徴のある自社製品化技術を顧客に提案し採用いただいております。
製品開発段階では、デザインレビューを重ねて実施し、原材料、成形法、二次加工、表面処理、組立等の情報を製品設計に折込むと同時に、CAE解析による性能予測技術も活用して品質の安定と低コスト及び顧客満足度向上を追及しております。

主要な技術開発テーマの概要
「環境対応とコストダウンを両立させる新しいプラスチック成形技術を確立させる」
1.新加飾成形技術
① 貼合成形、フィルムインサート、発泡成形などの既存の技術の利点を生かし、これを高度化する応用技術の開発。
② めっき代替、塗装代替技術の開発。
2.高強度プラスチックの採用
① 車体構造部の金属部品の代替としての射出成形部品の開発。
②エンジン・トランスミッション部品などへの採用を目指し、耐高温性、耐オイル性、高強度を有した射出成形部品の開発。

なお、当事業年度における研究開発費の総額は8百万円であります。