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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BMN

有価証券報告書抜粋 日本精鉱株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当社グループは、顧客の立場に立ち、そのニーズに合致した製品とサービスを提供するために、グループ会社との技術・営業両面で交流及び相互情報交換を有効に活用し、相乗効果による技術力の向上を図っております。
新規商品、新規製品への市場開拓については、これまで取り組んできたグループ会社及び大学との産学連携の中で、新たな商品開発の為の基礎研究及び新規技術の開発を国内外にて進めております。
なお、当社グループの当連結会計年度における研究開発費の総額は64,705千円であります。
[アンチモン事業]
(1)低品位原料を用いた高品質製品製造フローの確立
原料の産地・品質には依存せず、高品質の製品を生産する製造方法により更なる製品コストの削減を検討しております。
この検討は生産工程におけるソフト・ハードの両面からの見直しを推進しており、この確立により原料面からのチャイナリスクとなっているアンチモン製品の安定供給性に対する強化を図ってまいります。
(2)自動車向け固体潤滑剤の開発
自動車ブレーキパッド向け固体潤滑剤に用いられている三硫化アンチモンに代わる固体潤滑剤の開発を進めております。
(3)三酸化アンチモンを低減した低コスト難燃剤のさらなる品質改良
既に開発している三酸化アンチモンの一部を他の物質に置き換えた、新しい低コスト型難燃剤の技術深耕を行い、より幅広いユーザーに貢献できる事を目指しております。
(4)アンチモン酸ソーダ派生商品の開発
エンプラ用の高耐熱性難燃助剤として、アンチモン酸ソーダを品質改善した製品の商品化を検討しております。
なお、当連結会計年度における研究開発費は21,193千円であります。
[金属粉末事業]
更なる粉末の微細化への取組み
最終製品のデジタル家電の小型・軽量化が進み、電子部品材料用金属粉もより微細なものが要求され、金属粉の使用量の減少を余儀なくされています。同時に、デジタル製品のライフサイクルは短く製品単価は急速に下落しております。
微細粉末は加工料単価の上昇が期待できるものの製品歩留りの低下が発生し、市場からの価格下落圧力と生産コスト増という相反する命題に対処するには適正な加工料収入の確保が必要となり、微細粉末の製造法を深める歩留りの向上を図ることが不可欠となっております。
今中期経営計画の収益力強化策の一つである粉末の微細化は、その研究・開発の進展により噴霧・乾燥工程直後の粉末に含まれる微細粉が増し、製造時のロス逓減の目途が付きつつあります。現在、その後の分級工程における微細粉の効率的回収法を模索しております。
本研究・開発製法による製品は思いのほか微細粉の割合が増していることから、従来品との用途毎の粉末特性の差異に関する検証を行なっております
なお、当連結会計年度における研究開発費は43,511千円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00026] S1002BMN)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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