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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001UL0

有価証券報告書抜粋 スター精密株式会社 研究開発活動 (2014年2月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

当グループの研究開発体制は、新規事業分野の開拓や全社の技術レベル向上を総合的に行う研究開発部門と、現行の事業品目に直結した製品開発・技術開発を担当する各事業の開発部門から構成されております。
当連結会計年度の主な研究開発の成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は19億4千6百万円であります。
(R&Dセンター)
R&Dセンターでは、事業化を目指した新規事業分野の開拓と、各事業の技術支援活動に取り組んでおります。
新規事業分野の開拓においては、音響・センシング技術を応用したデバイスの開発やプリンターに関連した新技術の開発などの複数のプロジェクトを立ち上げ、社外パートナーとの連携を図りながら量産化に向けた開発活動を展開しております。当期は微弱な振動を電力に変換する小型振動発電ユニットを開発しました。さらに、このユニットを利用したLEDライトを製品化し、夜間外出時の安心・安全機能として、大手カバンメーカーのビジネスバッグとスーツケースに採用されました。今後もさらに発電能力を向上させ、無線通信技術との組み合わせなどにより新たな分野への展開を目指してまいります。
各事業への技術支援については、物理化学分析、高度CAE、品質工学、価値工学(VE)の4分野における技術支援を継続して行っており、全社の技術レベル向上を推進しております。また、製品品質を確保するための試験や評価等品質技術面からの支援、事業競争力強化を目指す知的財産関連業務など、テクノロジーと知財に関する全社的な役割を果たしてまいります。
当事業部門に係わる研究開発費の金額は7億6千2百万円であります。
(特機事業)
特機事業では、小型プリンター製品を中心に、成長市場に軸足を置いた高付加価値製品の開発に取り組んでおります。
当期においては、従来では実現不可能だったWebアプリケーションから直接印刷を可能とする「Star WebPRNT」を新たに開発し、小型プリンター4機種にこの機能を搭載しました。
「Star WebPRNT」は、WebベースのPOSアプリケーションを使用するユーザーをサポートするための革新的なソリューションです。この機能によりユーザーは、パソコン、スマートフォン、タブレット端末の機種やオペレーション・プラットフォーム(Windows、Mac、iOS、Androidなど)、OSバージョンに依存することなく、あらゆるホスト機器から自身のアプリケーションを通して当機能に対応したプリンターで印刷することが可能となりました。また、各種インターネットブラウザ(IE、Chrome、Safariなど)で表示したWebアプリケーションから直接印刷するため、アプリケーション自体をクライアント機器にインストールする必要がなくなります。そのため、クライアント機器の導入の手間やアプリケーションのアップデートなどのメンテナンス工数が劇的に軽減します。さらに、アプリケーションのデータもパソコンやタブレット端末に残りませんので、高いシステムセキュリティーを確保できます。
一方、システム開発者においては、従来のプリンターコマンド体系やAPI仕様を学ぶ必要なく、Webプログラマーに適したマークアップ言語(HTML/XML)を用いて印刷部のプログラミングが可能になります。また、無償で提供しているStar WebPRNT SDK(ソフトウェア開発キット)にあるJavaScriptライブラリーや豊富なHTMLサンプルコードも利用可能で、アプリケーション開発工数を大幅に削減することができます。
当事業部門に係わる研究開発費の金額は6億3千4百万円であります。
(工作機械事業)
工作機械事業では、主力であるスイス型自動旋盤の製品ラインアップの拡充に取り組んでおり、当期は高機能複合加工機「SV-38R」を新たに開発し、国際的な展示会であるEMO2013、JIMTOF2013において発表しました。
「SV-38R」は、1997年に「SV-20」を販売開始して以来、16年間にわたり欧米を中心に約1800台の販売実績を持つSVシリーズの機能をさらに拡充した製品で、医療・自動車・航空機関連分野等での複雑形状の部品加工をターゲットとしております。
この新製品は、加工部品の全長寸法に応じて、ガイドブッシュとノンガイドブッシュの切り換えを可能としています。ノンガイドブッシュ仕様のメイン主軸台には、当社独自の主軸筒すべり案内面構造を採用することにより機械剛性を高め、安定した精度での連続加工に対応するとともに、残材の長さを大幅に短縮し高価な材料の無駄を省くことを可能にしました。また、正面加工用のタレット型刃物台には、国内メーカーでは初の工具旋回制御軸(B軸)を装備しています。さらに背面加工専用刃物台を搭載し、正面と背面での同時加工を可能にしたほか、当社独自の制御方式であるスターモーションコントロールシステムを搭載することにより、制御系統間の切り替え時間や工具交換時間といった非切削時間を徹底的に短縮することなどで、従来機と比べ機能を充実させ生産性を高めています。
このほかソフトウェアの開発では、市場ニーズをくみ取りながら操作性の改善や機能面や安全面での改良を加えるなど、継続的な改良を主体とした開発を行っております。
さらに、環境対応への取り組みとして、独自のスター環境適合基準を設け、基準を満足した機種には「ECO」マークを貼り付けているほか、使用部品のRoHS対応率向上や、板金部品の粉体塗装化を積極的に推進しております。
当事業部門に係わる研究開発費の金額は5億4千9百万円であります。

経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02302] S1001UL0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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