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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10028R0

有価証券報告書抜粋 株式会社ジェイ・エム・エス(称号 株式会社 JMS) 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当社グループを取り巻く環境は、海外においては、先進国をはじめ新興国の堅調な需要拡大を背景に、欧米大手各社が事業統合などにより規模の利益を追求するなど、企業間競争は厳しさを増しています。一方、国内においては、少子高齢化の進展、国家財政及び医療保険財政の深刻化を背景に、医療費全体の伸びを抑える医療政策が継続しているものの、本格化する高齢社会に対応する医療機器や多様なサービスの提供が求められる等、新たな市場も現れつつあります。
このような環境の中、当社グループは、「患者様第一主義」の企業理念に基づき、お客様に感動を与える製品とサービスの提供を目指し、「医療の安全」、「医療の効率化」、「再生医療」、「医療を必要とする方のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上」をキーワードとして、販売品目を4つのシステム群に分類し、輸液輸血群及び一般用品群では、医療の安全に貢献する輸液及び経腸栄養関連製品を、透析群では、医療の効率化に資する血液透析及び腹膜透析の両分野の製品を、循環器群では、膜型人工肺、人工心肺回路等の高付加価値製品を中心に、製品の開発・生産・販売を進め収益拡大に努めてまいりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、円安による為替換算の影響も加わり、前連結会計年度に比べ47億91百万円増加の538億60百万円(前連結会計年度比9.8%増)となりました。
利益につきましては、増産対応のための自動化設備の増設等に伴う償却負担に加え、運送費や支払手数料等の販売費の増加により、営業利益は9億円(前連結会計年度比43.5%減)となりました。また、持分法による投資利益や為替差益を計上したことにより、経常利益は11億87百万円(前連結会計年度比36.8%減)となり、税効果会計による繰延税金資産の取崩しにより税金費用が増加し、当期純利益は2億7百万円(前連結会計年度比83.8%減)となりました。


セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
(イ)日本
経腸栄養関連製品や医療用手袋の販売が引き続き伸長したほか、新たな機能を付加した血液透析装置の販売が増加したため、売上高は410億49百万円(前連結会計年度比3.2%増)となりました。また、セグメント利益については、積極的な設備投資にかかる減価償却費の増加のほか、円安による輸入金額の増加により9億39百万円(前連結会計年度比33.8%減)となりました。

(ロ)東南アジア
北米向けの成分献血用回路や日本向けの血液バッグの販売が好調に推移したため、売上高は167億33百万円(前連結会計年度比15.4%増)となりました。また、セグメント損益については、労務費の増加等により、前連結会計年度に比べ3億70百万円減の3億3百万円の損失となりました。

(ハ)中国
欧米向け及び中国国内向けのAVF針(血液透析用針)の販売が伸長したため、売上高は37億70百万円(前連結会計年度比18.3%増)となりました。また、セグメント利益については、為替による円建ての売上金額減少により20百万円(前連結会計年度比55.9%減)となりました。


(ニ)ドイツ
ドイツ国内向けのAVF針の販売が減少したものの、中近東向けの透析用チェアーの販売が増加したため、売上高は30億32百万円(前連結会計年度比18.9%増)となりました。また、セグメント利益については、為替による円建ての仕入金額減少により3億31百万円(前連結会計年度比183.8%増)となりました。

(ホ)アメリカ
中南米向けの血液バッグの販売が伸長したほか、北米向けのAVF針の販売が堅調に推移したため、売上高は27億5百万円(前連結会計年度比26.7%増)となりました。また、セグメント利益については、所有株式の配当金受取により1億88百万円(前連結会計年度比63.9%増)となりました。

(ヘ)その他
売上高は16億11百万円(前連結会計年度比30.3%増)、セグメント利益は63百万円(前連結会計年度比12.1%減)となりました。

なお、上記の金額には消費税等は含まれておりません。

(2) キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローの状況につきましては、現金及び現金同等物(以下「資金」という)の当連結会計年度末残高は19億95百万円となり、前連結会計年度末に比べ21億56百万円(51.9%)減少しました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

(イ)営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ13億39百万円減少の12億6百万円となりました。この主な要因は、売上債権の増加によるものであります。

(ロ)投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により支出した資金は、前連結会計年度に比べ14億11百万円増加の47億51百万円となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得にかかる支出の増加によるものであります。

(ハ)財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により得られた資金は、前連結会計年度に比べ43百万円減少の12億19百万円となりました。この主な要因は、借入れによる収入が増加した一方、前連結会計年度に実施した株式の発行による収入が当連結会計年度になかったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02303] S10028R0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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