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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001J2I

有価証券報告書抜粋 株式会社タムロン 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度における世界経済を概観しますと、米国経済は財政リスクが懸念された年度後半も、概ね堅調な指標の発表が続く等、総じて堅調さを維持しましたが、欧州経済は失業率が依然高止まっており、景気回復の足取りの鈍さが続きました。中国経済は数年前までの成長率に比べて鈍化傾向が続き、ロシア経済も景気低迷が続きました。
一方わが国経済は、経済政策への期待や株高を背景に、個人消費の持ち直しが続く等、緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループ関連市場であるデジタルカメラ市場は、レンズ一体型タイプの出荷台数は、スマートフォンに需要を奪われる形で前期に比べ約4割減となり、レンズ交換式タイプも前期に比べ約2割減、交換レンズ市場でも前期に比べ約1割減と厳しい状況となりました。
このような状況の下、当社グループの当連結会計年度における経営成績は、円安の追い風もあり、主力の写真関連事業の売上高が過去最高となったことや、特機関連事業の売上が好調に推移したこと等により、売上高は684億52百万円(前期比6.4%増)と過去最高を記録いたしました。
一方、利益面につきましては、グループ全社をあげて経費削減に努めたことにより外貨建ての販管費は前期比減少しましたが、円安影響により、円換算後の販管費では前期比6億66百万円の増加(前期比4.4%増)となったことや、ベトナム工場新設に伴う初期費用負担の増加等もあり、営業利益52億33百万円(前期比4.9%減)、経常利益51億96百万円(前期比3.4%減)、当期純利益は特別損失として特許に関する和解金が発生したこと等により31億97百万円(前期比17.9%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(写真関連事業)
写真関連事業は、12月に35mm判フルサイズ対応、150mmから600mmまでをカバーする、超望遠ズームレンズSP150-600mm VC USD (A011)を発売いたしました。A011はコストパフォーマンスも良好と、発売と同時に高い評価をいただいております。上記製品の他、主力機種である18-270mm VC PZD(B008)に代表される高倍率ズームを中心に販売に注力いたしましたが、欧州や中国市場での需要低迷の影響で売上高が伸び悩み、一部製品の値下げを余儀なくされたことから減益となりました。
このような結果、写真関連事業の売上高は484億92百万円(前期比3.4%増)となりましたが、営業利益は42億80百万円(前期比28.2%減)となりました。
(レンズ関連事業)
レンズ関連事業は、コンパクトデジタルカメラや、デジタルビデオカメラ市場は、スマートフォンの普及拡大などにより大幅な縮小が続いている状況下、売上高は減少となりましたが、開発費の回収などもあり増益となりました。
このような結果、レンズ関連事業の売上高は76億29百万円(前期比7.8%減)、営業利益は9億38百万円(前期比
107.4%増)となりました。
(特機関連事業)
特機関連事業は、監視カメラの高画質化ニーズが高まるなか、一体型監視カメラ市場の拡大により、当社得意分野である高画質のビルトインレンズ(一体型カメラ用レンズ)の販売が引き続き好調に推移し、業績は順調に拡大しました。
このような結果、特機関連事業の売上高は123億30百万円(前期比34.6%増)、営業利益は24億29百万円(前期比52.2%増)となりました。
(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末に比べ34億74百万円増加し、142億
97百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
仕入債務の減少額が28億15百万円、法人税等の支払額が18億35百万円となった一方、税金等調整前当期純利益が
48億31百万円、減価償却費が34億40百万円、売上債権の減少額が29億27百万円、たな卸資産の減少額が30億71百万
円となったこと等により、営業活動によるキャッシュ・フローは96億2百万円の収入(前連結会計年度は37億36百万
円の収入)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出が57億53百万円となったこと等により、投資活動によるキャッシュ・フローは60
億41百万円の支出(前連結会計年度は38億24百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入れによる収入が20億60百万円となった一方、短期借入金の減少額が7億7百万円、長期借入金の返済によ
る支出が13億4百万円、配当金の支払額が13億72百万円あったこと等により、財務活動によるキャッシュ・フローは
13億24百万円の支出(前連結会計年度は23億63百万円の支出)となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02308] S1001J2I)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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