有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002FKI
長野計器株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)
事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの研究開発活動には、新規事業を目指した技術開発及び製品開発と、既存分野における製品開発及び改良・改善業務があります。
当社の研究開発及び新規技術開発を伴う製品開発は技術開発センターが担当し、新型圧力センサ素子、車載用圧力センサ、各種産業向圧力センサとその応用製品、圧力計、システム製品などの製品開発は、丸子電子機器工場・上田計測機器工場の技術部門が担当しております。また、子会杜において、圧力制御機器、計測制御機器及び車載用圧力センサの研究開発活動を推進しております。
当社グループにおける研究開発スタッフは119名で、当連結会計年度の研究開発費は8億66百万円となりました。
この期間の研究開発活動のトピックスとして、光計測技術分野では、鉄道会社や研究機関と共同研究している構造物モニタリングシステムの実用化を目指した機器の開発を、国プロの活用により推進したほか、一般産業用用途への拡大のための実用化検討を行いました。
次世代センサ素子に関する基礎研究では、市場のニーズや成長分野の予測に基づき、数種類のセンサ素子開発を提案してそのロードマップを明確にしました。この内、セラミック基板型センサ素子は初期評価を経て実用化設計・信頼性評価段階に入りました。
他センサ素子についても、公的研究機関と連携して効率的な開発構想を策定致しました。
車載用圧カセンサ分野においては、関係会社と協業してトランスミッション用圧力センサの開発を推進しました。また、数量の拡大を目指した低コストカーエアコン用圧力センサの開発を推進しました。建設機械用途では、次期モデルで要望されている低価格圧力センサの基礎開発を促進しました。
工業計測分野では、食品、薬品、化粧品用途向けに、構造の最適化を行った圧力計や圧力センサの製品化を行うなど、圧力計測機器専業メーカーの強みを活かした製品強化とラインナップ化を行いました。また半導体産業向けデジタル圧力計や医療業界向けの微圧センサの新たな製品化も行いました。
計測制御機器分野では、MEMS素子の信頼性向上に欠かせないリーク試験装置として、従来の技術範囲を超える極めて微量なリークを検出する高感度リーク測定方法を開発しました。また、省エネルギー監視機器の需要の高まりに対応し、空調管理用途で製品ラインナップの拡大を図りました。
この期間の開発成果として、以下の新製品他を発売し出荷を開始しました。
(高圧水素用圧力トランスミッタ KJ16 KJ91)
KJ16 KJ91は、将来の水素エネルギー社会を担う設備機器に搭載される、高圧水素対応の圧力トランスミッタです。「禁油・禁水」「Heリーク試験」を標準対応とし、水素脆化に強い"SUH660(A286)"をセンサ素子の材料に採用したほか、KJ16では一般産業用向けに要求が多い"SUS316L"センサ素子も選択できるようにしました。
(食品業界向け圧力トランスミッタ SU1□ 1S仕様)
放熱管の採用により筐体洗浄性を向上させたほか、小口径配管に対応(1Sフェルールツギテ)した防水形デジタル圧力計です。安全・安心を守る食品、医薬品製造プロセスの管理用途で、幅広いユーザーニーズに対応しました。
(半導体製造用洗浄装置向けデジタル微差圧計 GC30-S02)
海外の半導体製造装置メーカーの要望を反映した洗浄装置向けのデジタル微差圧計です。耐環境性を実現した樹脂ケースの採用と、電流ループ出力による標準信号への対応を行いました。
(医療機器向け微圧トランスミッタ KL16-S03)
主に慢性閉塞性肺疾患の患者に使用する携帯酸素ボンベのデマンドコントロール用の微圧圧力トランスミッタで、小型静電容量センサと間欠動作タイプ低消費ASICを用いる事で、電力消費を大幅に削減しました。
(小型電子部品専用機密検査装置 MSZ-6200)(2 x 1.6 mm小型水晶部品対応)
小型水晶部品の増産ニーズに対応するため開発された気密検査装置です。新技術の開発により検査時間を従来の1/2に短縮させたほか、一検査単位数を増加させるなど、スループットの高い漏れ検査システムを実現しました。
(水素リークテストシステム HDS-0100)
本装置は、減圧チャンバ法の採用により、測定範囲の拡大と高精度化を実現した水素リークテストシステムです。量産部品の検査に必要なインラインシステムに対応させるとともに、ヘリウムガスを用いる他システムに比べてランニングコストの低減を行いました。
このような研究開発活動を進める一方、工場部門内に技術要員を配置し、既存製品に対するユーザーからの要求の対応や、一層の性能やコストの改良改善を進めております。
当社グループは以上のような開発体制を形成しており、全技術スタッフは206名、全従業員の9.6%となっております。
当社の研究開発及び新規技術開発を伴う製品開発は技術開発センターが担当し、新型圧力センサ素子、車載用圧力センサ、各種産業向圧力センサとその応用製品、圧力計、システム製品などの製品開発は、丸子電子機器工場・上田計測機器工場の技術部門が担当しております。また、子会杜において、圧力制御機器、計測制御機器及び車載用圧力センサの研究開発活動を推進しております。
当社グループにおける研究開発スタッフは119名で、当連結会計年度の研究開発費は8億66百万円となりました。
この期間の研究開発活動のトピックスとして、光計測技術分野では、鉄道会社や研究機関と共同研究している構造物モニタリングシステムの実用化を目指した機器の開発を、国プロの活用により推進したほか、一般産業用用途への拡大のための実用化検討を行いました。
次世代センサ素子に関する基礎研究では、市場のニーズや成長分野の予測に基づき、数種類のセンサ素子開発を提案してそのロードマップを明確にしました。この内、セラミック基板型センサ素子は初期評価を経て実用化設計・信頼性評価段階に入りました。
他センサ素子についても、公的研究機関と連携して効率的な開発構想を策定致しました。
車載用圧カセンサ分野においては、関係会社と協業してトランスミッション用圧力センサの開発を推進しました。また、数量の拡大を目指した低コストカーエアコン用圧力センサの開発を推進しました。建設機械用途では、次期モデルで要望されている低価格圧力センサの基礎開発を促進しました。
工業計測分野では、食品、薬品、化粧品用途向けに、構造の最適化を行った圧力計や圧力センサの製品化を行うなど、圧力計測機器専業メーカーの強みを活かした製品強化とラインナップ化を行いました。また半導体産業向けデジタル圧力計や医療業界向けの微圧センサの新たな製品化も行いました。
計測制御機器分野では、MEMS素子の信頼性向上に欠かせないリーク試験装置として、従来の技術範囲を超える極めて微量なリークを検出する高感度リーク測定方法を開発しました。また、省エネルギー監視機器の需要の高まりに対応し、空調管理用途で製品ラインナップの拡大を図りました。
この期間の開発成果として、以下の新製品他を発売し出荷を開始しました。
(高圧水素用圧力トランスミッタ KJ16 KJ91)
KJ16 KJ91は、将来の水素エネルギー社会を担う設備機器に搭載される、高圧水素対応の圧力トランスミッタです。「禁油・禁水」「Heリーク試験」を標準対応とし、水素脆化に強い"SUH660(A286)"をセンサ素子の材料に採用したほか、KJ16では一般産業用向けに要求が多い"SUS316L"センサ素子も選択できるようにしました。
(食品業界向け圧力トランスミッタ SU1□ 1S仕様)
放熱管の採用により筐体洗浄性を向上させたほか、小口径配管に対応(1Sフェルールツギテ)した防水形デジタル圧力計です。安全・安心を守る食品、医薬品製造プロセスの管理用途で、幅広いユーザーニーズに対応しました。
(半導体製造用洗浄装置向けデジタル微差圧計 GC30-S02)
海外の半導体製造装置メーカーの要望を反映した洗浄装置向けのデジタル微差圧計です。耐環境性を実現した樹脂ケースの採用と、電流ループ出力による標準信号への対応を行いました。
(医療機器向け微圧トランスミッタ KL16-S03)
主に慢性閉塞性肺疾患の患者に使用する携帯酸素ボンベのデマンドコントロール用の微圧圧力トランスミッタで、小型静電容量センサと間欠動作タイプ低消費ASICを用いる事で、電力消費を大幅に削減しました。
(小型電子部品専用機密検査装置 MSZ-6200)(2 x 1.6 mm小型水晶部品対応)
小型水晶部品の増産ニーズに対応するため開発された気密検査装置です。新技術の開発により検査時間を従来の1/2に短縮させたほか、一検査単位数を増加させるなど、スループットの高い漏れ検査システムを実現しました。
(水素リークテストシステム HDS-0100)
本装置は、減圧チャンバ法の採用により、測定範囲の拡大と高精度化を実現した水素リークテストシステムです。量産部品の検査に必要なインラインシステムに対応させるとともに、ヘリウムガスを用いる他システムに比べてランニングコストの低減を行いました。
このような研究開発活動を進める一方、工場部門内に技術要員を配置し、既存製品に対するユーザーからの要求の対応や、一層の性能やコストの改良改善を進めております。
当社グループは以上のような開発体制を形成しており、全技術スタッフは206名、全従業員の9.6%となっております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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