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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10032XY

有価証券報告書抜粋 プレシジョン・システム・サイエンス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年6月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいて分析した内容であります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2014年9月26日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には、経営者による資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。

(2)当連結会計年度の経営成績の分析
① 概要
当連結会計年度は、売上高3,921百万円(前年同期比2.7%減)、営業損失△891百万円(前連結会計年度は営業損失△126百万円)、経常損失△826百万円(前連結会計年度は経常損失△70百万円)、当期純利益611百万円(前年同期比39.7%減)となりました。
② 売上高
DNA自動抽出装置を中心とした既存装置に関しては、OEM先別に好不調はあるものの全体としてはほぼ前年同期並みに着地いたしました。一方で、前連結会計年度から当社子会社となった製造工場であるエヌピーエス㈱は、当社以外からの受託製造を実施しておりますが、当該事業が減収となったことが主な要因となり、全体としては若干の減収となりました。
こういった事業活動の結果、売上高3,921百万円(前年同期比2.7%減)となりました。
③ 売上原価・売上総利益
売上総利益率は、開発案件でのコスト増などの影響から、前年同期比では2.3ポイントの悪化となりました。売上原価は2,654百万円(前年同期比0.7%増)、売上総利益は1,266百万円(前年同期比9.1%減)となりました。
④ 販売費及び一般管理費
新規製品の開発及び事業化推進のため、人員増加、研究開発費及び特許関連費用の増加を招き、販売費及び一般管理費は2,158百万円(前年同期比42.0%増)と大きくなりました。
⑤ 営業外収益・営業外費用
営業外損益では、助成金収入や受取利息などの営業外収益82百万円(前年同期比10.9%増)を計上した一方、営業外費用17百万円(前年同期比8.8%減)を計上いたしました。営業外収益の主な内容は、還付消費税等37百万円の発生などであります。
⑥ 営業損益・経常損益
上記の結果、営業損失△891百万円(前連結会計年度は営業損失△126百万円)、経常損失△826百万円(前連結会計年度は経常損失△70百万円)となりました。
⑦ 特別利益・特別損失
当社連結子会社であり、当社グループで50%を出資しているベンチャーファンド「バイオコンテンツ投資事業有限責任組合」において、投資先企業である㈱リプロセルの株式上場に伴い保有株式を売却したことから、特別利益として投資有価証券売却益3,822百万円を計上いたしました。
⑧ 当期純損益
少数株主損益や税金等を費用計上し、当期純利益611百万円(前年同期比39.7%減)となりました。前連結会計年度においても、多額の投資有価証券売却益を計上しておりましたので、前年同期比では減益となりましたが、大きく黒字を確保いたしました。
なお、1株当たり当期純利益金額は33.53円(前連結会計年度は1株当たり当期純利益金額55.58円)となりました。

(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 4.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(4)経営戦略の現状と見通し
① 会社の経営の基本方針
21世紀のキーテクノロジーとして期待されるバイオテクノロジーは、分子生物学及び先端医療の進歩促進をはじめ、高齢化社会問題、環境・食料問題、エネルギー問題など、様々な問題の解決に重要な役割を果たすものです。当社グループは、「バイオ産業のトータル・システム・インテグレータとして、人類の健康と幸福に貢献していく」ことを企業理念にかかげ、世界のバイオ産業の発展に寄与することを通じて、自らも中長期的な発展・成長を実現し、株主、取引先、従業員等のステークホルダーに貢献していきたいと考えております。
② 目標とする経営指標
2014年8月14日に公表した、中期事業計画に従い、2017年6月期を最終年度として、売上高6,500百万円、営業利益500百万円、経常利益480百万円、当期純利益460百万円を達成することを目指します。
③ 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
当社グループの中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題については、「第2 事業の状況 3.対処すべき課題」に記載のとおりであります。

(5)当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産
当社連結子会社であり、当社グループで50%を出資しているベンチャーファンド「バイオコンテンツ投資事業有限責任組合」において、投資先である㈱リプロセルの株式上場に伴い保有株式を売却いたしました。
当連結会計年度末の資産合計は7,298百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,190百万円の減少となりました。株式売却の影響などから、現金及び預金が1,256百万円増加、繰延税金資産が462百万円減少、未収入金が1,549百万円減少、投資有価証券が4,357百万円減少いたしました。その他、秋田県における大館試薬センター建設などの設備投資により、有形固定資産が527百万円増加いたしました。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は2,973百万円となり、前連結会計年度末に比べ274百万円の減少となりました。株式売却の影響などから、未払法人税等が615百万円増加、繰延税金負債が809百万円減少いたしました
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は4,325百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,915百万円の減少となりました。当期純利益611百万円の発生と期末配当209百万円の実施により利益剰余金が402百万円増加した一方、株式売却の影響などから、その他有価証券評価差額金が1,341百万円減少、少数株主持分が3,011百万円減少いたしました。

(6) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 1.業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、キャッシュ・フロー関連指標の推移は、以下のとおりであります。
2010年6月期2011年6月期2012年6月期2013年6月期2014年6月期
(当連結会計年度)
自己資本比率(%)60.758.853.642.955.1
時価ベースの自己資本比率(%)92.387.860.7205.6170.5
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)3.0----
インタレスト・カバレッジ・レシオ
(倍)
19.9----
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。
2.キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローを利用しております。
3.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
4.利払いは、キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。
5.2011年6月期、2012年6月期、2013年6月期及び2014年6月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、営業キャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02338] S10032XY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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