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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100255G

有価証券報告書抜粋 株式会社テクノメディカ 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当事業年度におけるわが国経済は、政府・日銀による経済・金融政策等により、円高の是正や株価の回復が進み、企業業績にも改善傾向が見られるなど、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、新興国における経済成長の鈍化や、消費増税による景気の後退懸念などにより、先行きについては不透明な状況が続いております。
国内医療業界においては、高齢化や医療の高度化が進む中で医療費増加を抑制する傾向が続いており、医療機関からの価格低減圧力を受ける各社間の競争は今後ますます激化するものと思われます。一方、政府の成長戦略の一つとして医療産業の規制緩和、各種支援に政府として取り組み始めることが2013年6月の「健康・医療戦略」として提示され、国内の規制緩和や日本の医療産業の海外展開への期待が高まっております。
このような経営環境の中で、当社では当事業年度の営業施策として、主力製品である採血管準備装置の新規・更新需要を確実に捕捉するとともに、RFIDラベル(※)による検体情報統括管理システムTRIPS(Technomedica RfId Process Control System)の販売活動を積極的に展開してまいりました。検体検査装置については、血液ガス分析装置「GASTAT-1800シリーズ」及び「GASTAT-navi」の販路拡大を継続するとともに、ハンディ型電解質測定器「STAX-5 inspire」を2014年1月より販売開始し、臨床検査市場の更なる深耕をおこなってまいりました。また海外市場においては、アメリカのAACCをはじめとする大規模医療機器展示会への出展を実施し、更なる市場拡大に努めてまいりました。
(※)RFID:Radio Frequency IDentification・・・ICタグの個別情報を無線通信によって読み書きするシステム

その結果、国内市場における売上高は8,303,773千円(前期比11.1%増加)となりました。
海外市場の売上高は696,286千円(前期比2.4%増加)となりました。また、総売上高に対する海外売上高の占める割合は7.7%となりました。
以上の営業活動の結果、当事業年度の売上高は9,000,060千円(前期比10.4%増加)となりました。売上増加となった製品群としては、採血管準備装置(前期比19.6%増加)、消耗品等(前期比6.6%増加)となりました。
利益面に関しては、売上の増加に加え、採算性の高い採血管準備装置の大型案件増加により粗利益が向上したこと、また、販売費及び一般管理費が2,376,796千円(前期比5.3%増加)にとどまったことにより営業利益は2,156,012千円(前期比11.1%増加)となりました。経常利益は2,159,540千円(前期比11.0%増加)、当期純利益は1,355,064千円(前期比9.0%増加)となりました。
なお、当社は医療機器及び、これら装置で使用する消耗品の製造、販売を主たる事業とする単一セグメントでありますが、事業の傾向を示すため品目別に業績を記載いたします。

当事業年度の採血管準備装置の売上高は4,204,502千円(前期比19.6%増加)となりました。
国内においては、主力製品であるBC・ROBO-8000RFIDの販売により採血管準備装置の買い替え需要を着実に捕捉するとともに、今期より販売を開始した、健診施設やクリニック向けの卓上型採血管準備装置BC・ROBO6についても積極的な営業活動を展開し、堅調な売上を確保しました。
以上の結果、当事業年度の採血管準備装置の新規及び更新納入施設数は258施設(前期比3施設減)となりました。納入施設数の内訳は、国内新規案件54施設(前期比13施設減)、国内更新案件154施設(前期比13施設増)、海外新規案件50施設(前期比3施設減)となりました。

当事業年度の検体検査装置の売上高は681,615千円(前期比11.5%減少)となりました。
検体検査装置については、血液ガス分析装置「GASTAT-1800シリーズ」、「GASTAT-navi」に加え、今期の後半にハンディ型電解質測定器「STAX-5 inspire」を製品ラインナップに追加し、積極的に販売活動を展開してまいりましたが、競合他社との競争が激化する厳しい市場環境において、国内市場、海外市場ともに伸び悩みました。

当事業年度の消耗品等の売上高は3,905,997千円(前期比6.6%増加)となりました。
国内市場においては、採血管準備装置の既納入施設への営業訪問時および技術サービス出向時を活用し、当社純正消耗品の使用を促進する営業活動を継続的に行い、装置の累計納入台数に比例して、堅調に推移しました。
一方、海外市場においては、検体検査装置の販売が伸び悩んだことに伴い、関連消耗品の売上が振るわず、前期比にて売上高が減少しました。

当事業年度の、その他に区分する売上高は207,944千円(前期比3.4%増加)となりました。
電子カルテ・検査システムについては、概ね前期並みの売上となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、4,392,235千円(前期比472,617千円増加)となりました。
なお、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動により得られた資金は1,051,651千円(前期比230,851千円減少)となりました。
これは主に、税引前当期純利益2,159,540千円、売上債権の増加額213,418千円、たな卸資産の増加額78,559千円、法人税等の支払額780,437千円があったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において、投資活動により支出した資金は313,092千円(前期比120,365千円増加)となりました。
これは主に、定期預金の預入による支出130,355千円、分析装置の消耗品用組立製造ライン新設等による有形固定資産の取得162,130千円があったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において、財務活動により支出した資金は265,942千円(前期比91,100千円減少)となりました。
これは主に、配当金の支払額265,820千円があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02345] S100255G)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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