フジプレアム株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)

今日のような、急速な市場の変化や企業間競争が激化している環境下におきましては、研究開発部門と営業部門とが緊密な連携をとり、迅速な経営判断を行っていくことが不可欠であります。当社グループでは、新規事業部と市場開拓営業部を中心として、各部門が連携した研究開発体制を構築しており、グループ全体で12名(従業員の5.4%)のスタッフが研究開発に携わっております。
現在、将来の成長を担う新規事業を創出することを目的として、市場のニーズに的確に対応した新たな高付加価値製品を作り出すための研究開発に日々取組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は119,059千円(前年同期比12.9%減)であります。
セグメント別の主な研究内容及び研究開発費は以下のとおりであります。

(1)フラットパネルディスプレイ部門
「精密貼合技術」に関する研究
新規開発を目的として、新規事業部を中心に、精密貼合技術の更なる独自性を追求しております。
当連結会計年度におきましては、液晶タッチパネルへの応用として、ダイレクトボンディングの生産効率、大型化、品質向上の追求を行ってまいりました。また、3D等次世代ディスプレイパネルで必要とされる超精密貼合技術を使い、大型(80インチ以上)の3Dにも貼合対応が可能となりました。更に、ダイレクトボンディングにおきましても、超精密貼合が行える取組みを行っております。
今後も、量産稼働に伴い得られた情報をもとに調整や改造を行い、次の技術へ繋げてまいります。
当部門に係る研究開発費は77,401千円であります。
(2)クリーン・エコエネルギー部門
「クリーンエネルギー」に関する研究
太陽光発電システムの応用性拡大や発電効率向上を目的として、太陽光発電モジュールの材料の組合せや形状の変更、新しい素材の開発等、太陽光発電に関する様々な研究に取組んでおります。
当連結会計年度におきましては、超軽量タイプ等の特殊モジュールの開発及びトラッキングシステムの更なるコストダウンにも取組んでおります。
今後も、量産稼働に伴い得られた情報をもとに調整や改造を行い、次の技術へ繋げてまいります。
当部門に係る研究開発費は41,658千円であります。