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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1003VGF

有価証券報告書抜粋 株式会社ミロク 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年10月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、連結決算日における資産・負債の報告数値並びに報告期間における収益・費用の報告数値に影響を与える見積り及び仮定設定を行っております。これらの見積り及び判断・評価は、過去の実績や状況に応じ合理的であると考えられる様々な要因等に基づき行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるためにこれらと異なる場合があります。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、猟銃事業におきましては、主力の米国市場での猟銃の購買ニーズの高まり及び銃規制動向に伴う駆け込み需要が拡大し、販売数量は前期を上回り売上高は増加いたしました。工作機械事業は、主力の機械部門の販売数量は前期を上回ったものの、汎用機のうち廉価版の販売が増加したことから売上高は減少いたしました。自動車関連事業は、付加価値の高い製品の販売につながらず売上高は減少いたしました。その結果、売上高は前期比4.8%増の12,742,118千円、経常利益は前期比18.0%増の899,850千円、当期純利益につきましては、前期比20.6%減の642,747千円となりました。セグメント別には、猟銃事業は主力の米国市場が好調に推移したことに伴い、付加価値の高い上下二連銃及びボルトアクションライフルの販売数量が増加しました。その結果、売上高は前期比16.4%増の7,328,803千円、セグメント利益(営業利益)は前期比26.0%増の595,309千円となりました。工作機械事業は、企業の設備投資は増加傾向にあるものの、主力の機械部門は廉価版の販売が増加いたしました。その結果、売上高は前期比3.0%減の2,460,634千円、セグメント利益(営業利益)は前期比13.3%減の318,068千円となりました。自動車関連事業は、主力の純木製ステアリングハンドル及びシフトノブとも、付加価値の高い製品の販売が振るわず、その結果、売上高は前期比11.7%減の2,969,013千円、セグメント利益(営業利益)は前期比56.1%減の14,325千円となりました。

(3) 経営成績に重要な影響を与える要因について

「4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

(4) 戦略的現状と見通し

・猟銃事業につきましては、主力の米国市場は堅調に推移するものと予想されます。一方、欧州市場は依然として金融不安や国家間の紛争等により経済の先行きは不透明であり、市場の回復には時間がかかるものと予想されます。
このような環境のもと、品質保証体制及び新製品開発力の強化や顧客ニーズにマッチした販売価格の実現を目指し原価低減活動をより一層強化してまいります。また、販売先であるブローニング社が掲げる「市場占有率の拡大」に沿った施策を実施し、受注数量の確保と利益の拡大に努めてまいります。
・工作機械事業は、主たる顧客である自動車業界は回復基調で推移するものと予想されますが、生産拠点を海外にシフトするなどグローバル化が進み、また電気自動車・燃料電池車等への移行による影響で、主力のガンドリルマシンの販売は厳しい状況にあります。
このような環境のもと、中国・東南アジア市場のマーケットシェアを確保するため、営業活動の強化と海外メーカーでのOEM生産の拡大等による低価格品の販売を強化してまいります。また、新たな製品領域の拡大を図り、あらゆる深孔明けのニーズに応えるよう新製品の開発や既存製品の派生モデルの開発に力を入れてまいります。更に、尼崎市に新設した加工工場の本格稼働を目指し、売上及び利益の拡大に努めてまいります。
・自動車関連事業の事業母体である㈱ミロクテクノウッドでは、自動車業界での生産拠点や部品調達のグローバル化の影響は避けられない状況が想定されます。そのため、搭載車種の維持・拡大に向けた新製品・技術開発により収益の確保を図りながら、新規事業の基盤づくりを推し進めてまいります。具体的には、新素材や新工法による新製品・新技術の開発、原価低減による競争力強化等により、受注数量と利益の確保に努めてまいります。


(5) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より617,538千円多い800,913千円のキャッシュを得ております。
これは、主に税金等調整前当期純利益及び減価償却費によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より695,960千円多い841,304千円を使用しました。
これは、主に有形固定資産の取得によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、前連結会計年度より544,798千円少ない127,587千円を使用しました。
これは、主に配当金の支払いによるものであります。
これらの活動の結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度より157,786千円減少し、1,437,336千円となりました。

(6) 経営者の問題認識と今後の方針について

当社はグループ企業を統制・管理する純粋持株会社として、資本効率を追求した経営体制の確立とコスト構造の改革を実施し、グループの経営効率向上に努力してまいります。
猟銃事業では、品質保証体制及び新製品開発力の強化や顧客ニーズにマッチした販売価格の実現を目指し原価低減活動をより一層強化してまいります。また、販売先であるブローニング社が掲げる「市場占有率の拡大」という方針に応え、魅力ある製品づくりに努めてまいります。工作機械事業は、国内では新設した加工工場の本格稼働による新たな需要獲得、また中国・東南アジア市場のマーケットシェアを確保するため、海外メーカーでのOEM生産の拡大等による低価格品の開発を強化してまいります。自動車関連事業は、一部の車種の海外への生産移管が予定されており引き続き厳しい経営環境下にあるものの、その対応策として新素材や新工法による新製品・新技術の開発、原価低減活動による競争力強化に努めてまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02376] S1003VGF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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