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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BGO

有価証券報告書抜粋 株式会社 桑山 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)当連結会計年度の経営成績の分析
当連結会計年度における当社を取り巻く市場環境は、政府の経済政策や日銀の金融緩和などの効果により、企業収益や雇用・所得に改善がみられるなど、緩やかな景気回復の動きを見せ、また海外においては、新興国での成長鈍化が見られるものの、米国の景気は回復基調にあり、世界の景気は全体として緩やかな成長基調となりました。
当業界におきましても、個人消費の持ち直しを背景に年末商盛期も好結果に終わり、消費税増税前の需要増加の効果もあり、尻上がりに好調な推移となりました。
当社グループにおきましては、弛みない技術開発と新製品開発に加え積極的な営業活動を進めた結果、国内市場でのシェア拡大に所期の成果を収め、また海外では、中国市場を中心に深耕と新規販路の開拓を進め、当社グループの国内・海外の営業拠点からの販売活動と、中国、日本、タイの製造拠点からの機動的な製品供給により、大幅な販売増加となりました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は358億18百万円(前年同期比9.0%増)となり、営業利益は14億62百万円(前年同期比75.1%増)、経常利益は12億94百万円(前年同期比53.8%増)、当期純利益は8億円(前年同期比14.6%増)となりました。
(2)財政状態に関する分析
資産、負債及び純資産の状況
資産
流動資産は、前連結会計年度末に比べ0.5%減少し、163億44百万円となりました。これは、主として受取手形及び売掛金が4億97百万円減少、仕掛品が5億19百万円増加、原材料及び貯蔵品が3億92百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ5.6%増加し、112億79百万円となりました。主として有形固定資産の増加3億53百万円、投資その他の資産に含まれる投資有価証券の増加1億39百万円、差入保証金の増加1億21百万円などによります。この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて1.9%増加し276億23百万円となりました。
負債
流動負債は、前連結会計年度末に比べて9.4%増加し、108億96百万円となりました。これは、主として短期借入金が16億50百万円増加、支払手形及び買掛金が3億11百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が2億94百万円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて37.3%減少し、23億17百万円となりました。主として長期借入金が18億75百万円減少したことなどによります。この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて3.2%減少し、132億13百万円となりました。
純資産
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて、7.2%増加し144億10百万円となりました。これは、主として利益剰余金が6億19百万円増加したことなどによります。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績は以下の事業環境の変化に影響を受ける場合があります。当社製品のうちマシンチェーン等の貴金属地金を主体とする製品は、地金相場に連動した販売価格を採用し相場の影響を排除しておりますが、地金相場の変動に相関して販売価格が変動し、売上高に影響を与える場合があります。また製品に使用される材料地金以外に、鋳造・切削・研磨等の製造過程で必要となる工程用地金を在庫保有するため、貴金属相場の変動により在庫保有地金との価格乖離が生じ、損益に影響を及ぼす場合があります。
また当社グループは海外営業において米ドルを中心とした取引決済を行い、海外子会社では材料仕入、経費支払、本社との取引に外貨決済が発生するため、為替相場の変動により為替差損益が生じる場合があります。
また宝飾品業界の特性として、ファッションジュエリー市場でのクリスマス等の季節変動要因、ブライダル市場での婚姻組数など人口動態変化が取引先の発注時期、発注数量に反映され当社グループの業績に影響を及ぼす場合があります。

(4)経営戦略の現状と見通し
当社グループを取り巻く今後の事業環境に関しましては、景気回復への期待感が高まっているものの、まだ実体経済の回復基調が盤石とは言い難く、海外景気の下振れ等のリスクも早急な改善が望めない事から、当社グループを取り巻く経営環境は引き続き厳しい状況と推測されます。
また、宝飾品市場においても円安傾向を背景に製品輸出の環境改善が期待される一方、ダイヤモンド・貴金属地金などの輸入素材価格の上昇が懸念され、価格上昇が小売価格に転嫁された場合の消費者の買い控え、あるいは流通段階を含めた価格競争の激化と利益率の低下が生じる可能性があり、予断を許さない状況が続くと予測されます。
こうした見通しのもと当社グループは、国内市場では当期での営業部隊の増強に続き、次期では富山工場への設備投資を行い、製品開発力と製造能力を高め、より付加価値の高い製品と競争力のある製造原価を得る事により、一層のシェア拡大を目指してまいります。また海外市場では、当期に中国の製造拠点に設置した機械設備が本格稼働し、同地にて当期より活動開始した営業部門を進化させて香港にも営業拠点を開設し、より木目の細かい営業活動を行い、中国市場を中心とする海外市場の深耕を着実に図ってまいります。こうした営業・製造の戦略の実行とともに、管理面でも商品在庫・貴金属地金在庫の効率化に弛まず取組み、貴金属や為替の相場変動に対するリスク管理、与信管理も徹底してまいります。
(5)資本の財源および資金の流動性についての分析
当社グループの資金状況については、当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は前連結会計年度末に比べ2億39百万円の減少となりました。
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益12億16百万円、減価償却費3億84百万円、売上債権の減少6億1百万円などに対し、たな卸資産の増加8億66百万円、仕入債務の減少4億28百万円などにより10億56百万円の増加となりました。
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、差入保証金の差入による支出45億41百万円、有形固定資産の取得による支出5億62百万円などに対し、差入保証金の回収による収入44億19百万円などにより7億65百万円の減少となりました。
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは長期借入金の返済による支出23億19百万円、短期借入金純増額16億50百万円などがあり7億21百万円の減少となりました。
(6)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めております。
人々の『心と夢を、輝きでむすぶ』…このスローガンで表した当社の企業理念に基づき、私達は価値ある商品づくりを通して人々の心に潤いを与え、豊かな未来と社会の発展に貢献してまいります。この企業理念を実現する為に下記の経営行動指針を掲げております。
①お客様にご満足いただける商品をご提供する為に、ダイナミズムと木目細かさを常に大切にし、優れた生産技術の向上に努め、創造性豊かな商品企画を提案してまいります。
②『掌の経営』…攻守のバランスのとれた等身大の経営、管理されたリスクテイク経営に徹し、株主、顧客、債権者、従業員、社会、環境等、会社を取り巻く関係人等に満足していただく事を目標とします。
③簡素な組織を志向し、公正な評価と貢献度に応じた報酬体系に拠る人事制度に基づき、皆が情熱と創意工夫を持って働ける組織風土を培う事により、効率の良い高収益体質の企業を目指します。
なお、当社グループは経営行動指針に基づき安定的な経営基盤確保のため、内部留保に重点を置くとともに、株主に対する利益還元を経営の重点課題と認識しております。
内部留保資金の使途に関しましては、技術開発及び製品、商品開発、システム投資、営業体制強化、海外も含めた生産拠点の充実化など将来の企業価値増大のために長期的な視点で考えてまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02433] S1002BGO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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