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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BAX

有価証券報告書抜粋 東映アニメーション株式会社 対処すべき課題 (2014年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


当社グループを取り巻く環境は、依然として少子化やテレビ用アニメーションの視聴率低下傾向、娯楽の多様化等により厳しい状況が続いておりますが、一方では劇場用アニメーションの活況や定額課金の普及による映像配信の伸張、スマートフォンやタブレット型端末向けアプリ等の新たなメディアやサービスの拡大の他、政府によるコンテンツ支援策の下、持ち直しが期待される海外市場等、アニメーションビジネスの成長機会が見込まれる分野も数多くあります。当社グループは、このような事業環境下において中長期的に成長していくために、以下の課題に取り組んでおります。

・「テレビ用アニメーションの好調の維持・発展」
当社グループの基幹事業はテレビ用アニメーションとその二次利用展開です。現在、当社の「ワンピース」と「プリキュア」シリーズ等は好調でありますが、こうした主力作品をさらに持続・発展させていくことが重要です。加えて、2014年4月から放映を開始したテレビ用アニメーション「マジンボーン」、「暴れん坊力士!!松太郎」、「金田一少年の事件簿R」等、大幅にラインナップを刷新し、次の主力となる作品づくりや作品展開を推進してまいります。また、これまで製作してきた膨大なライブラリー作品の活性化策のひとつとして、「ドラゴンボールZ」をデジタルリマスター化した「ドラゴンボール改」を展開する等、さらなる事業基盤の強化を図ってまいります。

・「映画事業の推進」
当社グループではテレビシリーズと連動した作品に加え、劇場用オリジナル映画の製作に本格的に取り組んでおります。テレビからヒット作を生み出すだけでなく、劇場から新しい作品展開をすることにより、ラインナップを拡充し、またオリジナル映画のヒットによる、製作会社としてのブランド力の向上を図ります。2014年6月に、大型フルCG劇場作品「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」を、2014年11月に、「楽園追放」を公開する予定です。

・「CG作品の企画・製作の強化」
当社グループがこれまで主に製作し、ヒットしてきたアニメーションは2D(手描き)作品であり、その技術は非常に高いものであると自負しております。しかし、世界市場においてはCG作品が大きなシェアを形成しており、製作会社である当社グループはCG作品においても確固たる地位を築くために、積極的にスタッフの拡充・技術修練に努めるとともに、当社グループの強みである2Dの技術とCG技術を融合させたクオリティの高い映像作品を実現してまいります。「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の他に、テレビ用アニメーション「マジンボーン」のアクションシーン等でも、その高いCG技術を導入しております。

・「海外事業の強化」
日本のアニメーションは、海外市場において1998年代後半にかけて大きな伸びを見せましたが、近年はテレビ放映枠の確保が難しいこと等から厳しい状況が続いております。当社グループではこのような状況を打破するために、主軸である日本国内向けに製作した作品の輸出にとどまらず、海外展開を前提とした作品の企画・製作や海外との合作に取り組んでおります。また、アジアにおいては商品化からスタートすることで川下からのビジネス展開を図る等、新たな取り組みも進めております。

・「配信事業の強化」
パソコンや携帯端末向け配信市場において、作品の二次利用展開に加え、2014年7月には「美少女戦士セーラームーン Crystal」をニコニコ動画で配信する等、新作発表の場としても活用を図ってまいります。また、世界に向けて、「ワンピース」、「ドラゴンボール改」、「マジンボーン」等の現地語字幕版を日本での放送から間を置かずに配信を開始する等、海外市場に向けた新しい作品展開を図っております。

・「新しいサービスの提供」
日々進化するSNS・アプリにおいては、既に提供を開始した「聖闘士星矢」、「ワンピース」といった有力タイトルのソーシャルゲームを海外にも広げてまいります。また、新規事業として立ち上げ順調に売上を伸ばしている『ワンピース 麦わらストア』、『プリキュア プリティストア』のキャラクターショップ事業においても、グローバルでの店舗拡大も視野に入れる等、新たなサービスや事業の発展・拡大を図ってまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02458] S1002BAX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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