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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002WOJ

有価証券報告書抜粋 株式会社IGポート 業績等の概要 (2014年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済・金融政策を背景に、企業収益や個人消費の改善等、景気は緩やかな回復基調となりました。また、米国では量的金融緩和策により、雇用や消費等が改善し、欧州では財政・金融問題への対策がなされ、景気回復基調となりました。一方、ウクライナ情勢や東・南シナ海での領海問題、新興国の景気減速、先進国での量的金融緩和策の縮小の時期や影響等、不安要素も残る現況で推移しました。
当社グループを取り巻く事業環境について、アニメーション産業は依然として少子化や娯楽の多様化により、アニメのDVDや関連キャラクター商品等の販売が低迷し、厳しい状況が続いております。コンテンツの提供方法も変化しており、ビデオディスクレコーダーの普及で時間のシフトが、モバイル端末の拡充で場所のシフトが起きております。その中で、スマートフォン向けのアニメ有料配信の市場が大きく成長しております。出版産業は、出版物(書籍・雑誌等)の販売額・発行部数は減少傾向にあり、市場規模の縮小により厳しい状況が続いていますが、スマートフォンやタブレット向けの電子出版が急拡大しております。無料で公開されたマンガが読者の評価を得て単行本化し、販売部数を伸ばすビジネスモデルが動き出し期待されております。
また、政策の1つである「成長戦略」の中に「クールジャパンの推進」があり、日本のコンテンツであるアニメやマンガ等を国際展開するため、官民連携による発信力の強化等が提言されており、アニメーション産業及び出版産業の市場の拡大が期待されております。
このような情勢のもと当社グループは、劇場用アニメーション1タイトル、テレビアニメシリーズ10タイトル、ビデオ用アニメ3タイトル、その他ゲーム用・CM用アニメーション等の映像制作事業、コミック誌(24点刊行)・限定版6点を含むコミックス(144点刊行)の企画、製造、販売の出版事業、作品へ出資することによる二次利用から生じる収益分配を主とする版権事業を中心に行い、前期に比べ増収増益となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は6,983,943千円(前期比5.8%増)、経常利益は634,193千円(前期比163.9%増)、当期純利益は459,923千円(前期比258.5%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 映像制作事業
映像制作事業におきましては、劇場用アニメーション「ジョバンニの島」、テレビ用アニメーション「進撃の巨人」「黒子のバスケ 第2期」「フユーチャーカード バディファイト」「鬼灯の冷徹」「げんしけん 二代目」「ハイキュー!!」等、ビデオ用アニメーション「攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers」「進撃の巨人」等、その他、ゲーム用やCM用等のアニメーションを制作いたしました。
以上により、当事業の売上高は3,999,786千円(前期比8.8%増)、営業利益は104,387千円(前期は99,853千円の営業損失)となりました。
② 出版事業
出版事業におきましては、コミック誌の定期刊行物は「月刊コミックブレイド」(12点)並びに「月刊コミックアヴァルス」(12点)を毎月刊行いたしました。コミックス(単行本)は「あまんちゅ!」「flat」「PEACEMAKER 鐵」等の最新刊、限定版6点を含む144点を刊行したほか、子会社が制作するテレビ用アニメーション「宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集」等を刊行しました。特に、テレビアニメ化が決定した既刊の「曇天に笑う」は販売好調でありました。さらに、2014年4月に刊行された新刊の「魔法使いの嫁」第1巻は、販売好調で重版を行い10万部を突破し、また、利益率の高い電子書籍での収入が前期比倍増したことで、当事業の予算を上回り収益が大幅に改善いたしました。
以上により、当事業の売上高は1,296,093千円(前期比1.2%増)、営業利益は83,751千円(前期比2,254.6%増)となりました。
③ 版権事業
版権事業におきましては、BDや関連商品の販売及び有料配信が好調な「進撃の巨人」や「宇宙戦艦ヤマト2199」をはじめ「翠星のガルガンティア」「攻殻機動隊ARISE」「PSYCHO-PASS サイコパス」「黒子のバスケ シリーズ」「To LOVEる シリーズ」「BLOOD シリーズ」等の二次利用による収益分配を計上しました。また、大型作品への出資による映像マスターの減価償却が終わり、当事業の費用負担が減っております。
以上により、当事業の売上高は1,409,796千円(前期比2.7%減)、営業利益は572,237千円(前期比52.1%増)となりました。
④ その他事業
その他事業におきましては、雑誌のイラスト書きやキャラクターの商品化、ゲームや iPhone/iPod Touch 向けアプリ等により当事業の売上高は278,267千円(前期比44.7%増)となり、営業利益は924千円(前期比89.4%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は2,417,026千円と前期と比べ175,307千円(7.8%)の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、839,072千円(前期は1,489,194千円の増加)となりました。これは主に減価償却費が603,514千円、税金等調整前当期純利益が583,305千円、前渡金の減少が141,207千円となり、一方、たな卸資産の増加が226,836千円、未払金の減少が220,461千円等があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、316,947千円(前期は1,036,519千円の減少)となりました。これは主に出資金の回収による収入が15,544千円となり、一方、映像マスター他有形固定資産の取得による支出が286,849千円、出資による支出が35,200千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、340,327千円(前期は162千円の増加)となりました。これは主に株式の発行による収入が70,200千円、一方、株式給付信託(J-ESOP)の導入により自己株式の取得によ
る支出が348,072千円、長期借入の返済による支出が39,996千円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02480] S1002WOJ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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