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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10026GK

有価証券報告書抜粋 株式会社藤商事 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項の記載は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。また、この財務諸表の作成にあたりまして、将来事象の結果に依存するため確定できない金額について、仮定の適切性、情報の適切性および金額の妥当性に留意しながら会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

(2)経営成績の分析
① 売上高
売上高については、前事業年度の469億91百万円から51億61百万円減少し、418億30百万円(対前期比11.0%減)となりました。
当事業年度の製品別売上高は、パチンコ遊技機において400億49百万円(同12.7%減)、パチスロ遊技機において17億81百万円(同62.5%増)であります。
なお、各製品別の増減要因は次のとおりであります。

(パチンコ遊技機)
《機種別販売台数》
前事業年度当事業年度
CR哭きの竜~天運~24千台CR呪怨57千台
つんく♂プロデュースCR元祖ハロー!プロジェクト24千台CRゲゲゲの鬼太郎 地獄からの使者26千台
他5機種51千台他5機種36千台
その他42千台その他10千台
142千台130千台

パチンコ遊技機は、多様化するファンのニーズにマッチした「ヒト味違う」多種多様なジャンルの遊技機を新たに7機種市場投入し、販売台数は130千台(対前期比8.3%減)となりました。

(パチスロ遊技機)
《機種別販売台数》
前事業年度当事業年度
ヴァン・ヘルシング~ハンティングラッシュ~2千台パチスロRAVE エンドレスラッシュ3千台
パチスロ天~天和通りの快男児~1千台パチスロ ゲゲゲの鬼太郎~ブラック鬼太郎の野望~1千台
美らがっぱ0千台
3千台5千台

パチスロ遊技機につきましては、新規タイトルとして2機種を市場投入し、販売台数は5千台(対前期比48.0%増)となりました。

② 売上原価
売上原価については、前事業年度の254億5百万円から46億79百万円減少し、207億26百万円(同18.4%減)となりました。
また、売上原価率は、前事業年度の54.1%から4.6ポイント低下し49.5%となりました。
これは、主として材料費率の低下などによるものであります。

③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費については、前事業年度の153億19百万円から15億56百万円増加し、168億75百万円(同10.2%増)となりました。
これは、主として研究開発費の増加22億77百万円(同31.9%増)、広告宣伝費の増加2億51百万円(同32.4%増)などによるものであります。
なお、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は、前事業年度の32.6%から7.7ポイント上昇し、40.3%となりました。

④ 営業利益
営業利益については、売上高の減少などにより、前事業年度の62億67百万円から20億38百万円減少し、42億29百万円(同32.5%減)となりました。
また、営業利益率は、前事業年度の13.3%から3.2ポイント低下し、10.1%となりました。

⑤ 営業外収益、費用
営業外収益については、受取配当金や有価証券利息などにより1億18百万円となりました。
営業外費用については、シンジケートローン手数料や貸倒引当金繰入額などにより91百万円となりました。

⑥ 経常利益
経常利益については、前事業年度の63億17百万円から20億61百万円減少し、42億56百万円(同32.6%減)となりました。
また、経常利益率は、前事業年度の13.4%から3.2ポイント低下し10.2%となりました。

⑦ 特別利益、特別損失
特別利益については、固定資産売却益の計上により1百万円となりました。
特別損失については、固定資産除却損や減損損失の計上などにより75百万円となりました。

⑧ 税金費用
法人税、住民税及び事業税16億59百万円、法人税等調整額2億12百万円の計上により、14億46百万円となりました。

⑨ 当期純利益
上記①から⑧の要因により、当事業年度においては、27億35百万円の当期純利益となりました。

(3)財政状態の分析
当社の機種ごとの販売は非常に短期間であります。このため、機種の販売時期が期末前後となり売上・仕入などが当該期間に集中した場合には、売上債権、たな卸資産、仕入債務残高の計上が大きくなります。
また、期末前後に販売が少なく当該期間の売上・仕入などが減少した場合には、当該残高の計上が少なくなります。
したがって、売上債権、たな卸資産および仕入債務残高の増減の主な要因はこのことによります。

① 資産
流動資産については、前事業年度の417億59百万円から15億10百万円減少し、402億49百万円となりました。これは、売掛金の増加4億35百万円、現金及び預金の減少8億55百万円、受取手形の減少8億51百万円などによるものであります。
固定資産については、前事業年度の129億7百万円から10億57百万円増加し、139億65百万円となりました。これは、投資有価証券の増加10億53百万円、工具、器具及び備品の増加4億59百万円、長期繰延税金資産の減少2億30百万円、建物の減少1億34百万円などによるものであります。
② 負債
流動負債については、前事業年度の72億71百万円から16億18百万円減少し、56億52百万円となりました。これは、買掛金の減少8億4百万円、未払法人税等の減少6億88百万円、賞与引当金の減少1億82百万円などによるものであります。
固定負債については、前事業年度の16億15百万円から59百万円減少し、15億56百万円となりました。
③ 純資産
純資産については、前事業年度の純資産合計457億79百万円から12億24百万円増加し、470億4百万円となりました。これは、利益剰余金の増加によるものであります。

(4)キャッシュ・フローの状況の分析
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前事業年度末に比べ10億6百万円減少し、264億25百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、36億57百万円(前期は25億54百万円の資金の増加)となりました。
これは主に、税引前当期純利益41億82百万円、減価償却費19億77百万円、前渡金の減少額6億98百万円などが増加の要因であり、法人税等の支払額23億42百万円、仕入債務の減少額10億14百万円などが減少の要因であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、27億75百万円(前期は26億79百万円の資金の減少)となりました。
これは主に、有価証券の償還による収入6億90百万円などが増加の要因であり、有形固定資産の取得による支出18億34百万円、投資有価証券の取得による支出12億84百万円などが減少の要因であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、18億88百万円(前期は11億83百万円の資金の減少)となりました。
これは、配当金の支払額12億45百万円および自己株式の取得による支出6億42百万円によるものであります。

(5)資金需要及び財務政策
当社の資金需要について、運転資金、設備投資資金ともに、原則として自己資金で賄うことを基本としております。
運転資金需要の主なものは、原材料の仕入、納税による支払などであります。設備投資資金需要の主なものは、機械及び装置、新規金型の取得などであります。これらは、生産性の向上などを目的としており、今後も発生する可能性があります。
なお、販売計画、生産計画、設備投資計画をもとに資金需要に対応すべく資金計画を作成し、管理しております。

(6)戦略的観点からの現状と今後の見通し
経営環境は、政府の経済政策により企業収益や雇用情勢の改善が進み、景気は回復基調であるものの、消費税率の引き上げによる消費マインドへの懸念等により、先行き不透明な状況が続くと思われます。
パチンコホール業界におきましては、パチンコ参加人口の減少や従来からの営業形態での集客や稼働の低迷により、遊技機の購入につきましても、慎重な姿勢が継続され、安定稼働が見込める機種に需要が集中することが想定されます。
次期につきましては、パチンコ遊技機では、現在販売を開始している「CRヴァン・ヘルシングⅡ」および「CR嬢王」をはじめ、今後の発売予定機種につきましても、パチンコホールやパチンコファンのニーズを捉え、自社の強みを活かした商品性の高い遊技機を効果的なタイミングで市場投入することにより、販売台数の確保に努めてまいります。
また、パチンコ・パチスロ遊技機ともに、より一層の稼働向上に向け、商品力を強化するために、積極的な研究開発投資を行ってまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02488] S10026GK)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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