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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002AAG

有価証券報告書抜粋 株式会社日本一ソフトウェア 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

記載されている次期及び将来に関する事項は、当社グループが有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績やその時点での将来の状況に応じ合理的と考えられる情報に基づき、見積り及び判断を行っており必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため実際の結果はこれと異なる場合があります。
① ゲームソフト開発費用の会計処理
当社グループは、ゲームソフトについてはソフトウェアとコンテンツが高度に組み合わされて制作される特徴を有したものであり、両者が一体不可分なものとして明確に区分できないものと捉えております。
また、その主要な性格についてはゲーム内容を含め画像・音楽データが組合わされた、いわゆるコンテンツであると判断しております。
以上のことからゲームソフト制作費については、制作段階における支出額は仕掛品に計上し、発売時に出荷数量に応じて売上原価に振り替える処理を適用しております。
② 売上値引引当金
当社グループは、北米では、販売代理店経由でゲームソフト販売店にゲームソフトを販売しておりますが、北米での商慣行によりゲームソフト販売店から販売代理店に事後的に値引の請求をされることがあり、当社グループは、販売代理店から売上値引の一部負担を請求される場合があります。
そのため、将来発生する可能性があると見込まれる売上値引に備えるため、その見込額を売上値引引当金として計上しております。

(2)財政状態に関する分析
① 資産
当連結会計年度末の総資産は2,636,988千円となり、前連結会計年度末に比べ66,383千円の増加となりました。
主な流動資産の増減は、現金及び預金の増加(前連結会計年度に比べ263,128千円の増加)、受取手形及び売掛金の減少(前連結会計年度に比べ365,351千円の減少)、仕掛品の減少(前連結会計年度に比べ38,042千円の減少)等によるものであります。
主な固定資産の増減は、建物及び構築物の減少(前連結会計年度に比べ41,864千円の減少)、土地の減少(前連結会計年度に比べ21,308千円の減少)投資有価証券の増加(前連結会計年度に比べ219,109千円の増加)等によるものであります。
② 負債
当連結会計年度末の負債は539,352千円となり、前連結会計年度末に比べ1,010,366千円の減少となりました。
主な流動負債の増減は、短期借入金の減少(前連結会計年度に比べ900,000千円の減少)、買掛金の減少(前連結会計年度に比べ94,672千円の減少)等によるものであります。
主な固定負債の増減は、長期借入金の減少(前連結会計年度に比べ143,438千円の減少)等によるものであります。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産は、2,097,635千円となり、前連結会計年度末に比べ1,076,749千円の増加となりました。
主な純資産の増減は、公募増資及び第三者割当増資による普通株式発行により資本金が増加(前連結会計年度末に比べ275,005千円の増加)、資本剰余金が増加(前連結会計年度末に比べ275,005千円の増加)したこと、利益剰余金の増加(前連結会計年度末に比べ477,580千円の増加)等によるものであります。

(3)経営成績の分析
① 売上高
当社グループの当連結会計年度の売上高は、3,669,668千円(前年同期比45.0%増)となりました。パッケージ事業におきましては、国内外合わせ全16タイトル(廉価版1タイトル含む)を発売し、2,697,978千円となりました。また、オンライン事業におきましては、PlayStation Networkを通じてのダウンロード販売に加え、『ディスガイア魔界コレクション』、『ディスガイアレギオンバトル』の配信を行い、704,849千円となりました。ライセンス事業におきましては、株式会社ドリコムとの共同事業として開発・配信した『ビックリマン』が引き続き好調に推移し、121,199千円となりました。その他の事業におきましては、受託開発、アミューズメント施設の運営等を行い145,641千円となりました。
② 売上原価
当社グループの当連結会計年度の売上原価は、パッケージ事業における開発タイトルの絞り込み、品質の精査を進めたものの、前連結会計年度に比べ297,921千円増加し、1,962,612千円(前年同期比17.9%増)となりました。
③ 販売費及び一般管理費
販売費及び一般管理費は、給与手当及び賞与の増加等により前連結会計年度に比べ79,544千円増加し、1,126,908千円(前年同期比7.6%増)となりました。
④ 営業利益
営業利益は、売上原価が前年同期比17.9%増加したものの、売上高が前年同期比45.0%増加したことにより、580,148千円(前年同期は営業損失181,500千円)となりました。
⑤ 経常利益
経常利益は、増資に伴う株式交付費の発生などの影響を受けたものの、円安による為替差益が発生したことにより607,128千円(前年同期は経常損失168,382千円)となりました。
⑥ 当期純利益
当期純利益は、減損損失18,595千円などを計上したことにより、481,822千円(前年同期は当期純損失215,370千円)となりました。

(4)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの主要取引先は家庭用ゲームソフト関連産業に属する企業であるため、家庭用ゲーム機の販売動向と密接な関係にあり、家庭用ゲーム機の販売動向が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。海外におきましても、欧米における家庭用ゲーム機の販売動向の行方が、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。
なお、事業に係るリスクについては「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しておりますが、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、リスク発生の回避及びリスク発生時の対応に努めながら積極的且つ堅実な経営を心がけていく所存であります。

(5)戦略的観点からの現状と見通し
当社グループといたしましては、経営理念「Entertainment for All」に基づき、これまでのコアユーザーに向けて、今後ますます幅広いメディア、幅広いジャンルを通して当社グループの価値を提供し、国内外の事業における収益の安定化を図ってまいります。そして、常に新たな可能性に対する挑戦を続け、あらゆるメディア、あらゆるジャンルにおいてコアユーザー層から当社グループコンテンツを支持いただけるよう挑戦してまいります。
また、スマートフォン市場の拡大等の経営環境の変化への対応や、競合企業に対する優位性の確保を行い、顧客満足度のさらなる向上、持続的な成長を目指してまいります。
その中で中期経営ビジョンとして、以下の戦略を推進してまいります。
① ネットワークビジネス戦略
スマートフォン・ソーシャルアプリ等の台頭を踏まえ、当社グループの強みを活かしたネットワークビジネスの確立を図ってまいります。
② 海外(グローバル)戦略
海外市場の更なる拡大を図り、欧米での展開に加え、当社をアジア市場拡大の拠点と位置づけ、アジア地域への積極的な展開を図ってまいります。
③ メディアミックス戦略
コミック・アニメ・映画・小説・イラスト集・音楽CD・ドラマCD・電子書籍等の様々なメディアにおいて、当社グループのコンテンツを積極的に展開し、収益機会の最大化を図ってまいります。
④ 新規事業開拓のためのコラボレーション戦略
当社グループのコンテンツ及びキャラクターの認知度と価値を最大化するべく、他社とのコラボレーション展開を強化・促進してまいります。同時にこれらの取り組みから生まれる同業他社・他業種とのコラボレーションを有効に活用し、新たなビジネスチャンスの獲得を図ってまいります。

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの概要につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

(7)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの課題としましては、「第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載しておりますが、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するように努めております。
当社グループでは、設立以来「ゲームは作品ではなく商品である」を経営理念として、ゲームを楽しんでくださるお客様をはじめ、関わってくださるすべての方たちと喜びを分かち合うことを目指し、ゲームというエンターテインメントを提供してまいりました。そして、昨今の当社を取り巻く市場環境の変化に対応し、さらなる飛躍を遂げていくため2011年4月1日より新たな経営理念「Entertainment for All」を掲げ、夢や希望を、ゲームという分野だけにとどまらず様々なエンターテインメントに乗せて世界中に発信すると共に、グローバルな視点を持ち続け、時代の変化を超えた力強い成長を目指してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02489] S1002AAG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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