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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002AVQ

有価証券報告書抜粋 三国商事株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度における我国経済は、政府による経済政策や日銀による金融政策の効果により円高の是正や株高が進み、企業収益の改善や設備投資の持ち直しが見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方では円安による原油・原材料の価格上昇や消費税増税に伴う消費マインドの冷え込み等が懸念され、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済環境下にありまして、当社グループは、既存顧客からの継続受注を軸に新規案件への展開を図るとともに、仕入先との協力関係を強化し新製品の情報入手に努め、販売力の強化につなげてまいりました。また、グループ内海外子会社との連携により中国や東南アジア市場における海外取引の拡大・深耕に努めるとともに継続的なコスト削減を推進し、収益の確保に努めてまいりました。
以上の結果、当期の売上高は28,996百万円と前年同期と比べ5,733百万円(24.6%)の増加となりました。一方、利益面では営業利益は65百万円と前年同期と比べ63百万円(3660.7%)の増加、経常利益は83百万円(前年同期は15百万円の経常損失)、当期純利益は121百万円(前年同期は102百万円の当期純損失)を計上するにいたりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
なお、当期より、国内における報告セグメントを従来の事業部を基礎とした取扱商品別のセグメントから販売拠点を基礎とした支店別のセグメントに変更しており、当期の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
東京支店
遊技機向け機器用電線が堅調に推移するとともに、自動車向け巻線も消費税増税前の駆け込み需要に対する増産により売上が増加いたしました。またゲーム機向け表面処理鋼板が顧客の販売不振による生産減少の影響を受けましたが、冷蔵庫向け及び建設業界向けが好調に推移し売上が伸長いたしました。この結果、当支店の売上高は7,674百万円と前年同期と比べ493百万円(6.9%)の増加となり、営業損失は13百万円と前年同期と比べ49百万円(79.1%)の減少となりました。
大阪支店
家電業界及び建設業界向けの表面処理鋼板並びに配線板材料につきましては、消費税増税前の駆け込み需要により堅調に推移いたしました。一方輸入にかかわる材料、製品等は円安の影響を受け売上が大きく減少いたしました。この結果、当支店の売上高は6,818百万円と前年同期と比べ894百万円(11.6%)の減少となり、営業損失は2百万円(前年同期は32百万円の営業利益)となりました。
日立支店
電動工具・大型白物家電・医療機器及び住宅関連向けは堅調に推移いたしましたが、車載及び照明向け機種において大型機種の終息等により、売上が大きく減少いたしました。この結果、当支店の売上高は2,693百万円と前年同期と比べ601百万円(18.3%)の減少となり、営業利益は10百万円と前年同期と比べ23百万円(70.3%)の減少となりました。
海外
ゲーム機用部材が好調に推移したことにより全体を牽引する一方で、大型液晶パネル及び白物家電用も堅調であり大幅な売上増に貢献いたしました。
この結果売上高は15,008百万円と前年同期と比べ6,104百万円(68.6%)の増加となり、営業利益は55百万円(前年同期は18百万円の営業損失)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、当連結会計年度には863百万円となり、前年同期と比べ141百万円(14.1%)が減少いたしました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、△798百万円となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益であり、主な減少要因は、仕入債務の減少及び売上債権の増加によるものであり、前年同期と比べは93百万円(13.2%)の減少となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは、90百万円となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入によるものであり、前年同期は△5百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは、510百万円となりました。これは主に、銀行借入金によるものであり、前年同期と比べ28百万円(6.0%)の増加となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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