株式会社ケーユーホールディングス 業績等の概要 (2014年3月期)

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和の効果により円高是正・株価上昇が進むとともに、企業収益の改善や個人消費の持ち直しが見られるなど、景気は緩やかな回復基調が継続しました。
自動車販売業界におきましては、個人消費の改善に消費増税前の駆け込み需要が加わり、年度を通しての軽自動車を含めた新車の総登録台数は、569万台(対前年度比9.2%増加)となりました。国産中古車マーケットにつきましては、軽自動車を含めた中古車登録台数は710万台(同3.1%増加)となりました。また、外国メーカー車の新車販売台数は、30万台(同22.9%増加)となりました。
このような状況下、当社グループの経営成績は以下のとおりとなりました。
売上高は、前年度に比べ9,147百万円増加の61,225百万円(前年度比17.6%増加)となりました。カテゴリー別では、国産車は、前年度に比べ2,759百万円増加の23,009百万円(同13.6%増加)となりました。輸入車は、前年度に比べ5,530百万円増加の28,607百万円(同24.0%増加)となりました。また、二輪車は、前年度に比べ63百万円増加の466百万円(同15.8%増加)となりました。
修理売上高は、前年度に比べ189百万円増加の5,215百万円(同3.8%増加)となりました。また、手数料収入は、販売台数の増加に伴い、前年度に比べ604百万円増加の3,925百万円(同18.2%増加)となりました。
売上原価は、前年度に比べ7,756百万円増加の49,453百万円(同18.6%増加)となりました。
販売費及び一般管理費は、前年度に比べ496百万円増加の7,724百万円(同6.9%増加)となりました。経費率は、12.6%と前年度に比べ1.3ポイント改善いたしました。
営業利益は、前年度に比べ895百万円増加の4,047百万円(同28.4%増加)となり、営業利益率は、前年度に比べ0.5ポイント改善し6.6%となりました。
営業外損益は、純収益が前年度に比べ16百万円減少の91百万円となり、経常利益は、前年度に比べ879百万円増加の4,138百万円(同27.0%増加)となりました。
特別損益は、純収益が30百万円となり、税金等調整前当期純利益は、前年度に比べ903百万円増加の4,169百万円(同27.7%増加)となりました。
この結果、当期純利益は、前年度に比べ533百万円増加の2,551百万円(同26.4%増加)となりました。
セグメントごとの業績は、次のとおりであります。
(単位:百万円)

	国産車販売事業				輸入車ディーラー事業
	売上高		営業利益		売上高		営業利益
2014年3月期	26,918		1,659		34,306		1,987
2013年3月期	23,949		1,203		28,127		1,511
増減率	12.4	%	37.9	%	22.0	%	31.5	%

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、5,897百万円になりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動の結果獲得した資金は、3,332百万円(前年度比1,760百万円増加)となりました。
主な増加要因は、税金等調整前当期純利益4,169百万円(同903百万円増加)およびたな卸資産の増加590百万円(同593百万円減少)であり、主な減少要因は、減価償却費785百万円(同23百万円減少)、売上債権の増加521百万円(同353百万円増加)および法人税等の支払額1,505百万円(同132百万円増加)であります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動の結果支出した資金は、2,663百万円(前年度比109百万円減少)となりました。
これは主に、定期預金の増加289百万円(同239百万円増加)、有形固定資産の取得による支出2,089百万円(同545百万円減少)および投資有価証券の取得による支出295百万円(同4百万円減少)であります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動の結果獲得した資金は、1,115百万円(前年度は336百万円の支出)となりました。
主な増加要因は、短期借入金の増加600百万円(前年度比600百万円増加)、長期借入れによる収入1,200百万円(同1,200百万円増加)であり、主な減少要因は、配当金の支払額538百万円(同207百万円増加)によるものであります。