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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002C1R

有価証券報告書抜粋 株式会社ヤギ 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策への期待感や金融緩和による円安・株高の進行により、輸出企業を中心に景気回復の傾向が見られました。
繊維業界におきましては、円安定着による輸入商品のコストアップや海外景気の下振れリスク、2014年4月からの消費税増税による個人消費への影響の懸念もあり、依然として不透明な状況が続き、一部の高価格商品の売れ行きは好調ながら、全体的には低調に推移しました。
このような状況の下、当社グループは、中期経営計画「NEW YAGI 120」の最終年度にあたり、重点施策である「海外市場の開拓」「川下志向」「機能強化」「人材育成と社内インフラの整備」を進めてまいりました。原料、テキスタイル、繊維二次製品の各部門におきまして、高付加価値商品の開発や優良取引先との取り組み強化に注力するとともに、引き続きチャイナプラスワンの開拓に努め、生産拠点を柔軟に使い分けることで供給体制の強化を図ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は120,010,313千円(前期比5.4%増)、営業利益は1,676,550千円(前期比43.8%減)、経常利益は2,430,837千円(前期比25.2%減)となり、当期純利益は1,232,382千円(前期比33.0%減)となりました。
なお、事業セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
[繊維セグメント]
当連結会計年度における繊維セグメントの部門別の経営成績等は次のとおりであります。

原料部門では、天然繊維分野については、輸入原料のコストアップが続き、採算の見直しを迫られるなか、その値上げ分を売り先に転嫁できず厳しい状況が続きました。また新興国の成長鈍化により、三国間貿易が低調に推移しました。長繊維分野につきましては資材分野、衣料分野ともに比較的動きが堅調で、特に輸出関連商材は円安効果もあり、好調に推移しました。
このような状況の下、当社グループは、優良取引先との取り組みを深めるとともに高機能糸などの高付加価値商品の拡販に注力するとともに、生産集約化により加工効率を高め、ロスの削減に努めてまいりました。
この結果、原料部門は売上高19,585,896千円(前期比4.4%増)となりました。

テキスタイル部門では、円安の影響から、一部縫製拠点の日本回帰の動きがあり、定番商品の国内販売は好調に推移しました。一方で仕入れ先や運送業界からの値上げ要請など様々なコスト上昇要因が重なり販売価格へ転嫁することができず、苦戦を強いられました。
このような状況の下、当社グループは、販売戦略の要である「テキスタイル・プロジェクト」において、素材企画力を活かし、生産背景の充実によって品揃えを強化いたしました。また顧客の要望にきめ細かく、迅速に対応する営業体制にて、販売力強化に努めてまいりました。
この結果、テキスタイル部門は売上高14,707,628千円(前期比1.5%増)となりました。


繊維二次製品部門では、一部の高価格商品を除き、店頭における売れ筋商品を欠き、売れ行き不調で苦戦を強いられました。その一方で急激な円安による原材料の高騰、中国の人件費上昇によるコストアップが進行するなか、販売価格への転嫁ができず、非常に厳しい状況で推移しました。
このような状況の下、当社グループは、ODM(企画段階から請け負い、製造、供給する)生産を推進するとともにオリジナル商品を開発するなど競争力強化に努めてまいりました。
さらに、中期経営計画に基づき、生産体制においてチャイナプラスワンの海外拠点を有効に活用し、また、生産基地を柔軟にシフトさせることで利益率を確保する仕組み作りに注力してまいりました。
この結果、繊維二次製品部門は売上高81,549,537千円(前期比5.0%増)となりました。

[不動産セグメント]
当連結会計年度における不動産セグメントの売上高は、369,203千円(前期比28.9%増)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、売上債権の減少等により、前連結会計年度末に比べ、1,412,330千円(129.1%)増加し、当連結会計年度末には2,506,403千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により資金は1,215,666千円増加しました。これは主に売上債権の減少等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により資金は671,081千円減少しました。これは主に関係会社株式の取得等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により資金は823,762千円増加しました。これは主に長期借入金の増加等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02825] S1002C1R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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