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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001IW5

有価証券報告書抜粋 ダイトロン株式会社 業績等の概要 (2013年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済対策や日銀による金融政策への期待と効果から、景気は回復基調にて推移いたしました。しかしながら、長期化する欧州の債務危機問題、中国をはじめとする新興国の経済成長の鈍化等による世界経済の減速により、経済の先行き不透明感が続きました。
当社グループの属しておりますエレクトロニクス業界におきましては、自動車関連、スマートフォンやタブレット端末機器関連等の一部の分野では需要が回復基調にて推移しましたが、産業用機械・設備市場におきましては企業の本格的な設備投資の回復には至らず、総じて厳しい状況にて推移いたしました。
このような状況下、当社グループでは「第7次三ヵ年経営計画(2011年~2013年)」の最終年度として、当社グループのオリジナル製品の強化・拡大や海外ビジネスの更なる強化・拡大等をテーマにグループ一丸となって取組んでまいりました。
当社グループの業績につきましては、産業用機械・設備市場の企業の本格的な回復の遅れが大きく、特に製造装置関連の需要の回復が遅れており、厳しい状況にて推移いたしました。また、電子機器及び部品関連の一部では回復傾向が見え始めましたが、全体の業績を押し上げるまでには至らず、特に利益面におきましては、経費削減策等の更なる強化等に取組んでまいりましたが前年実績を大きく下回りました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は34,899百万円(前年同期比3.2%減)、営業利益は138百万円(同59.9%減)、経常利益は252百万円(同45.9%減)、当期純損失は77百万円(前年同期は182百万円の利益)となりました。

セグメント別の概況は以下のとおりであります。
当社は2013年1月1日付にて、当社の製造装置(電子材料製造装置)の製造を行っておりますEM事業部を当社の国内子会社であるダイトロンテクノロジー株式会社へ、また電子機器及び部品(電源機器)の製造を行っております電源事業部を当社の国内子会社であるダイトデンソー株式会社へ事業譲渡いたしました。
これに伴い、当連結会計年度より、「製造装置」に含まれておりましたEM事業部及び「電子機器及び部品」に含まれておりました電源事業部は、いずれも「国内子会社」へ報告セグメントの区分を変更しております。
なお、各セグメントの前年同期比較につきましては、前年同期の実績を変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値で比較しております。

(電子機器及び部品)
当セグメントにつきましては、主要な市場であります産業用機械・設備市場における企業の生産調整、在庫調整の影響を受けるなか、「電源機器」のスイッチング電源や無停電電源装置、「画像関連機器・部品」のCCDカメラ及び周辺機器等は堅調に推移し、当セグメントの業績を牽引いたしました。しかしながら、主力商品である「電子部品&アセンブリ商品」のコネクタやハーネス、「半導体」をはじめとするその他の商品群につきましては、価格競争の激化により利益率が低下し、セグメント全体の売上高は前年同期を上回ったものの、利益は前年同期の実績を下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は22,171百万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益(営業利益)は204百万円(同51.8%減)となりました。

(製造装置)
当セグメントにつきましては、海外においては、欧州の財政不安や中国をはじめとする新興国における経済成長の鈍化等による先行き不透明感の高まりを受けて設備投資の抑制傾向が続きました。また、国内においても産業用機械・設備市場の設備投資需要の低迷が続いたため、非常に厳しい状況にて推移し、業績は前年同期の実績を大きく下回りました。
この結果、当セグメントの売上高は6,446百万円(前年同期比34.2%減)、セグメント損失(営業損失)は149百万円(前年同期は17百万円の損失)となりました。

(国内子会社)
当セグメントにつきましては、電子機器及び部品事業を行っておりますダイトデンソー株式会社は、産業用機械・設備メーカー等の生産活動の低迷の影響を受けつつも底堅く推移いたしました。しかしながら、製造装置事業を行っておりますダイトロンテクノロジー株式会社では、設備投資への抑制傾向が続いているため、非常に厳しい状況にて推移いたしました。
この結果、当セグメントの売上高は2,242百万円(前年同期比16.2%減)、セグメント利益(営業利益)は55百万円(同86.2%減)となりました。
(海外子会社)
当セグメントにつきましては、欧州の財政不安による景気停滞、アジア地域における設備投資の縮小、価格競争の激化による利益率の低下等により、業績は厳しい状況で推移いたしました。このような状況下ではありましたが、北米市場を対象に事業を行っておりますダイトロン,INC.の鉄道車両ハーネス事業が堅調に推移したこと、韓国、東アジア市場を対象に事業を行っておりますダイトロン(韓国)CO.,LTD.の画像関連機器事業での収益が大幅に改善したことが当セグメントの業績に大きく貢献したため、セグメント全体の業績は前年同期の実績を大きく上回りました。
この結果、当セグメントの売上高は4,039百万円(前年同期比36.9%増)、セグメント利益(営業利益)は94百万円(前年同期は40百万円の損失)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」といいます。)の残高は、前連結会計年度末と比較して137百万円減少し、5,581百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、資金は288百万円の増加(前年同期は762百万円の減少)となりました。主な増加要因は、税金等調整前当期純利益235百万円、減価償却費414百万円であり、主な減少要因は、法人税等の支払額307百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、資金は110百万円の減少(前年同期は218百万円の減少)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出85百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、資金は434百万円の減少(前年同期は652百万円の減少)となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出322百万円、配当金の支払額111百万円であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02898] S1001IW5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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