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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100395B

有価証券報告書抜粋 ケイティケイ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年8月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2014年8月20日)現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表の作成にあたって、期末日における資産・負債の報告金額及び偶発資産・負債の開示並びに報告期間における収益・費用の報告金額に影響を与えるような見積り・予測を必要としておりますが、結果としてこのような見積りと実績が異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第一部 企業情報 第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。

(2) 財政状態の分析

(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ443,072千円増加し、5,661,951千円となりました。これは、主に現金及び預金が468,298千円、受取手形及び売掛金が121,859千円増加したこと、商品及び製品が94,772千円減少したこと等によります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ268,116千円増加し、2,964,909千円となりました。これは、主に無形固定資産が88,364千円、投資その他の資産が216,862千円増加したこと等によります。
この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べ711,188千円増加の8,626,861千円となりました。

(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ489,161千円増加し、5,195,194千円となりました。これは、主に支払手形及び買掛金が247,337千円、短期借入金が187,675千円増加したこと等によります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ171,513千円増加し、873,927千円となりました。これは主に長期借入金が269,689千円増加し、役員退職慰労引当金が99,933千円減少したこと等によります。

(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ50,514千円増加し、2,557,739千円となりました。これは、利益剰余金が12,249千円、その他有価証券評価差額金が38,264千円増加したことによります。

(3) 経営成績の分析

前連結会計年度末において、SBMソリューション株式会社を完全子会社といたしました。これに伴い、SBMソリューション株式会社の損益が連結損益計算書に含まれております。
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、ソリューション事業のホスティングサービスにおける大型ホスティング案件及び大型SPIS-BOX案件終了に伴う売上の減少があったものの、当社グループの主力商品であるリサイクル商品(リパックトナー)の販売本数、売上高がともに前連結会計年度を上回ったほか、連結子会社である株式会社青雲クラウン及びSBMソリューション株式会社の売上高が順調に推移した結果、18,105,881千円となりました。


(売上原価・販売費及び一般管理費)
売上原価は、連結子会社の増加に伴い4,703,610千円増加し、売上総利益は3,549,027千円となりました。
販売費及び一般管理費は、経費節減に努めたものの、連結子会社の増加に伴い823,899千円増加の3,460,436千円となりました。

(営業利益)
営業利益は、連結子会社の増加に伴い86,695千円増加の88,591千円となりました。

(営業外損益・特別損益)
連結子会社の増加等により、営業外収益は98,098千円、営業外費用は90,103千円となり、その結果、経常利益は96,586千円となりました。
特別利益は、役員の退職に備え積み立てておりました保険積立金の解約に伴い、保険解約益が12,198千円発生しました。特別損失は、連結子会社の物流倉庫移転等に伴い、たな卸廃棄損が37,805千円、固定資産除却損が4,972千円発生いたしました。その結果、税金等調整前当期純利益は66,006千円となりました。

(法人税、住民税及び事業税)
法人税、住民税及び事業税は8,671千円となり、法人税等調整額を33,640千円加えた結果、当期純利益は23,694千円となりました。

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について

① 当社グループは、コンピュータの周辺機器である各種印字装置に関係する消耗品(サプライ用品)への業績依存度が高くなっております。コンピュータサプライは、商品の寿命が短いものも多く、いつまでもコンピュータサプライ用品の需要が堅調であるとは限りません。新しい印字装置の普及に対応していくことが不可欠であると考えております。
② 当社グループが事業展開するリサイクルトナーカートリッジ市場は、同業他社との競争が激化する状況にあります。当社は連結子会社である株式会社アイオーテクノの生産能力を増強し、生産コストの低減に力を注いでおりますが、今後、これらの同業他社との間で更なる競合の激化が起これば、「リパックトナー(リサイクルトナーカートリッジ)」の販売価格の低下が予想されます。当社といたしましては単なる価格競争に陥ることなく、品質マネジメントシステムの国際標準規格「ISO9001」を取得している強みを活かし、より良い品質の商品を適切な価格で提供できるよう、更なる品質改善と製造コスト改善に取り組むことが重要と考えております。
③ 当社グループは、顧客満足度を向上させる営業展開を重視する姿勢を取っております。営業展開にあたっては、この姿勢を貫くためにも優秀な人材を育成する必要があります。今後においては社内教育にも一層力を入れて、従業員が様々な分野での専門能力を高め、当社の営業展開に必要な質の高い人員を確保していく予定であります。
なお、事業に係るリスクについては「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載しておりますが、これらのリスクの発生の可能性を認識した上で、リスク発生の回避及びリスク発生時の対応に努めながら積極的な経営を心がけていく所存であります。

(5) 戦略的観点からの現状と見通し

当社グループは、経営統合により実現した、生産から仕入・物流、販売までを一気通貫する垂直統合型ビジネスモデルを強みとし、自社工場で再生するリサイクルトナーなどのリサイクル商品、OAサプライ商品、文具事務用品、OA機器、IT商品などの商材を中心に、お客様への最適調達のご提案を推進し、収益の拡大に努めてまいります。特に主力商品のひとつであるリサイクル商品については、環境貢献とコスト削減の両立というお客様のニーズに対し、より的確にお応えできるよう新たな仕組み作りにも積極的に取り組むと同時に、販路拡大に向けて注力してまいります。以上を推進することによりお客様のさまざまなニーズにお応えし、企業グループ価値の最大化を図ってまいります。


(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

① キャッシュ・フロー
当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、327,810千円の資金を獲得しました。これは、主に、税金等調整前当期純利益66,006千円、仕入債務の増加額229,144千円、役員退職慰労引当金の減少額99,933千円によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローでは、114,315千円の資金を使用しました。これは、主に、埼玉営業所として使用しておりました土地、建物を売却したこと等による、固定資産の売却による収入116,682千円、貸付による支出200,000千円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローでは、240,935千円の資金を獲得しました。これは、短期借入金の純増額370,000千円、配当金の支払額11,618千円等によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度における現金及び現金同等物は、1,939,116千円となりました。
② 資金需要
当社グループの資金需要の主なものは、人件費、商品の仕入代金であります。設備資金需要は、設備工事、システム開発資金であります。
③ 財務政策
当社グループは現在、運転資金及び設備資金につきましては、内部資金又は銀行借入により資金調達することにしております。このうち、借入れによる資金調達に関しましては、運転資金は短期及び長期の借入金で調達し、土地及び建物などの設備投資資金は固定金利の長期借入金で調達しております。2014年8月20日現在、短期借入金の残高は1,572,257千円、長期借入金は674,617千円であり、全て金融機関からの借入れであります。

(7) 経営者の問題認識と今後の方針について

当社グループの課題としましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 対処すべき課題」に記載しておりますが、特に以下の事項が当社グループの成長に大きな影響を与えると考えております。
① リサイクル商品
当社グループで製造・販売している「リサイクルトナーカートリッジ」は、「市場で圧倒的に強い競争力を持つ商品」でなければならないと考えております。単に販売価格だけで競争力を持つのではなく、品質面やサービス面で圧倒的に強くなければなりません。そのためには、自社開発商品としての付加価値を活かすとともに、顧客満足度の高い品質・サービス体制の確立を目指してまいります。
② 「ケイティケイ はっするネット」
当社の業績拡大の鍵を握るのは、営業所ネットワークの充実に伴う人的対応による業績拡大に、営業担当者一人当たりの営業効率を高めるためにITを活用した業績拡大を加えることが経営上の最大課題であると認識しております。
当社独自のWeb購買システムである「ケイティケイ はっするネット」の拡大は、ステーショナリー商品とともに幅広い一般事務用品の拡販を可能にしました。
③ IT商品
クラウド型メールセキュリティサービス「@Securemail」やIaaS型パブリッククラウド「ActCLOUD」などをIT商品の柱として、今後拡大が予想されるクラウド関連分野への事業拡大を目指してまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02995] S100395B)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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