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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100286Y

有価証券報告書抜粋 美津濃株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループの研究開発活動は、経営理念と長期経営方針に基づき、グローバル戦略に沿った商品の開発を基本的なコンセプトとしております。そのためには、スポーツ工学及びスポーツ科学の研究を基盤として基幹技術や素材の研究・開発を行うことが中核的な活動であり、そのことにより生産技術の蓄積が進み、プロダクション機能の強化が果たされるものと考えております。また、最近においては長年スポーツで培った技術をスポーツ以外の分野でも活用すべくライフイノベーション分野への応用展開にも力を入れております。
現在、研究開発活動の体制は、スポーツ品の製造に関しては、基礎研究・機能研究など広汎で中長期的な視点で研究開発を行う当社の研究開発部及び各グローバルプロダクト部門(アパレル、フットウエア、イクイップメント)の開発セクションを中心として、MIZUNO USA,INC.の開発部門やミズノテクニクス株式会社技術部など各製造子会社の技術部門もその役割を担って推進しております。基盤技術や素材・製品の研究開発にあたっては、独自の研究に加え、大学の研究室や取引先企業の研究開発機関等とも密接に連携を図り協力関係のもと遂行しております。 さらに、セノー株式会社においては、スポーツ機器製造に関しての研究開発を行っております。同社を含め研究開発に携わる人員はグループ全体で211名であります。
なお、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は34億7千2百万円であり、研究開発の主な活動は次のとおりであります。研究開発活動は大部分が日本において行われているため、セグメントごとの記載ではなく、商品別に記載することとしております。

(1)アパレル
スポーツウエアでは、段階的着圧設計のバイオギアタイツを開発いたしました。また、競泳用スイムウエアでは、体幹のサポート機能に加え、下半身のサポート機能によって、さらに水中でのフラット姿勢を維持しやすい設計のを開発いたしました。
また、スピードスケート競技においては、低抵抗や姿勢保持、動作サポート機能を樹脂加工によるテンションコントロール技術により実現することで、着用感と通気性を向上させると同時に、動きやすさを追求したスケートスーツをソチ五輪に向けて開発いたしました。
このほか、繊維を細くして起毛することで軽量化しながら保温性を向上し、独自技術により、白くソフトになった吸湿発熱素材アンダーウエアを開発いたしました。

(2)フットウエア
サッカーでは、本田圭佑選手(イタリア ACミラン)の新たな武器である「縦回転キック」を研究し、その蹴りやすさを追求し開発したサッカースパイクを発売いたしました。
ランニングでは、年々参加者が増えているフルマラソンを目指すランナーなどに向け、軽さとクッション性を両立したランニングシューズや、フルマラソンでの記録更新を目指す上級者向けのレーシングシューズを発売いたしました。
野球では、守備や走塁などの動作の俊敏性向上に関して研究し、軽量性を追及したスパイク、と、投手の動きを研究して開発したを発売いたしました。
ゴルフでは、ダイヤルを回すことでミリ単位の締め付け調整が可能な、Boaテクノロジー社(米国)のBoaⓇクロージャーシステムを搭載したゴルフシューズやを投入いたしました。


(3)イクイップメント
野球では、ゲーム中のグラブ挙動を検証し、革だけでなく指部に配置された芯材までポジション別に設計し、手首を中心とした最適な重量バランス設計を採用した硬式野球用グラブ『ミズノプロ』を開発いたしました。軟式野球用繊維強化プラスティック(FRP)製バットでは、ビヨンドマックス構造で飛びを追及したモデルに、軽量化したモデルと振り易さを求めたモデルを追加いたしました。ソフトボール用FRP製バットでは、前年モデルと比較してスイートエリアをさらに65mm以上拡大したを発売いたしました。また米国向けソフトボール用FRP製バットでは、打球部より手元側の積層構造を見直し、飛距離向上としびれ防止を両立したシリーズを展開いたしました。捕手用マスクでは、チタン素材を採用することで強度アップと軽量化を実現し、フレーム直径も細くすることを可能とし、広い視界で動きやすくなりました。
ソフトテニスラケットでは「Xyst」シリーズの”弾き”性能を維持しながらも、操作性を向上させるための”しなり”を強化した新シリーズ「XYST ZERO」を開発いたしました。

(4)ゴルフ
ゴルフクラブでは、中上級者向けのシリーズから、ウッドではこだわりの打感と飛距離性能を追求したドライバーと飛距離性能に優れるチタンカップフェースのフェアウエーウッドを開発いたしました。またアイアンでは、究極の打感を追求したマッスルバック鍛造アイアン、打感と飛びだけでなく打ちやすさも高次元で融合させたキャビティーバック鍛造アイアン、抜けの良さを追求した鍛造ウェッジなどを開発いたしました。初中級者向けのシリーズでは、スライスに悩む多くのゴルファーに向けて、ドロー回転を生み飛距離性能を追求したウッドシリーズや、軟鉄鍛造アイアン史上最高反発を達成したボロン鋼を使った鍛造アイアン、およびミズノアイアン史上最高反発を達成したなどをラインアップに加えました。
ゴルフボールでは、落ち際の急激な弾道低下を防ぎ更なる飛距離を可能にする世界最多512個のディンプル設計を施したボールを開発いたしました。

(5)スポーツ機器(体育館用装置、トレーニング機器)
セノー株式会社が製造する体育館用装置に関しては、東日本大震災以降、各地域の体育館に対して行った保守点検で得られた経験・データをもとに、非構造部材耐震化の研究を進めております。主に吊り下げ式バスケットゴールや壁面型バスケットゴールなど、落下した際の危険性が非常に大きい製品に対し、その防止策を研究するとともに、防振機能の付与やすべりの防止などを複合的に持たせた装置の開発を進めております。
また、トレーニング機器については、少子高齢化が進む日本市場において健康ニーズがますます高まる中、「日本人の体格に合うマシンづくり」「高齢者にやさしいマシンづくり」の研究を進めております。主に、低体力ユーザーのための低負荷トレーニングを実現したコードレスバイクや、体にやさしい「電磁負荷」を採用したトレーニングマシンを開発しております。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03036] S100286Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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