シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1001VK5

有価証券報告書抜粋 株式会社Olympicグループ 対処すべき課題 (2014年2月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

当連結会計年度は、デフレ脱却を目指した金融政策や広範な経済刺激策により、景気回復の兆しを感じられる一年でした。しかしながら、小売業界においては、激しい価格競争が常態化した中で消費者の買い場選別はますます厳しくなり、消費税増税後の購買意欲の冷え込みを勘案すると2014年度も依然厳しい局面が続くことが予想されます。
このような環境のもと、当社グループは「グループ会社の構成と機能」の整理を実施し、「中核事業の強化」に取り組み、当社の経営戦略を実現するため、次のとおり課題に対処してまいります。
① フード部門の方向性と重点課題
EDLP政策の徹底と生鮮三品の販売強化により、ご来店客数およびお買上げ点数の増加に継続して取り組みます。そのために、品揃えの選別と集中を進めるとともにエリア内の価格調査を随時実施し、「Olympicは良いものが安い」という事実とお客様の評判を作ってまいります。
また、日常の食生活が潤う「食文化」に貢献していくため、専門性の追求と飲食施設の強化により、こだわりのあるおいしいものを、できるだけお安く提供し続けてまいります。2013年11月に「Olympic港北ニュータウン店」(神奈川県横浜市)内に出店したワイン専門店「Olympic CELLAR」を、他店舗内にも順次展開してまいります。そのために、ワイン及びワインに合ったメニューや飲食シーンの提案ができる人材の登用及び育成も進めております。
2014年4月には、「Olympic港北ニュータウン店」のフードコートを刷新し、現行のファーストフード(Piccoly)のメニュー、サービス、価格及び飲食環境を抜本的に見直して改装いたしました。「食べたいものがおいしくて、安くて、いつでも気持ちよく食べられる」価値を提供してまいります。また、順次他店舗にも展開してまいります。
また、同店内にて自家焙煎コーヒー事業を立ち上げ「GRAIN COFFEE ROASTER」というブランド名を冠し、こだわって厳選したコーヒー豆を輸入し、店内で自家焙煎した香り高くおいしいコーヒー豆をできるだけ安くご提供してまいります。また、試飲もできるカフェを併設することといたしました。
さらに、弁当・惣菜のデリカ事業、インストアベーカリー事業も総合して、「自家製(店内製造)=おいしくて安い」食を提供してまいります。
生鮮三品の高品質低価格と合わせて、お客様の内・外食をサポートする「食のOlympic」を作り上げていく所存です。
② ハイパー部門の方向性と重点課題
非食品を総合的に商品群別事業部制にて運営を行っていたハイパー部門は、お客様満足度の向上と環境変化への対応スピードアップのため、その組織を2014年3月1日付で専門店事業とディスカウントストア事業に分け、社内カンパニー制を導入いたしました。専門店事業は、サイクル(Cycle Olympic)、ペット(Your Petia)、DIY・ガーデニング(おうちDEPO)、靴(Shoes Forest)の4事業部がそれぞれ専門店カンパニーとして独立し、人材及び店舗フォーマットを専門店に進化させることで顧客ニーズにお応えしてまいります。一方ディスカウントストアカンパニーは、総合ディスカウントストアとして徹底的にローコストオペレーションを追求し、日常の消耗品を中心に良い商品をできるだけ低価格で提供していくことで、お客様の日常生活をサポートしてまいります。
この政策を遂行していくため、専門店、ディスカウントストアとも、3安(安心・安全・安価)なPB(プライベート・ブランド)商品の導入が不可欠となってまいります。そのため、2013年9月に、海外からの開発商品調達機能の強化を目的として、荒針産業㈱を子会社(非連結)といたしました。
また、2014年3月1日付で品質管理部を新設いたしました。これにより、安価が安心・安全の代償とならないよう社内的な監視機能を発揮するとともに、消費者ニーズやトレンド情報をお客様目線で発信していくことで、支持されるPB商品の開発を実現してまいります。
③ 人材の確保と育成
景気回復による雇用需給の変化により、人材確保の逼迫が予想されます。このことは労働集約型の小売業においては喫緊の課題と認識しており、以下の2点の施策により解決していきます。
まず、職場環境の更なる改善に取り組みます。各店舗における休憩室、会議室、従業員用トイレ及びロッカールームのリニューアルを進めてまいります。リフレッシュして顧客サービスに臨み、また社内コミュニケーションを円滑化、活性化することで、働きやすく明るい職場にするとともに、新たに自動清掃機器の導入も検討し、衛生面、安全面でも改善してまいります。
同時にエリア社員(パートタイマー)の時給の改定も進めてまいります。情報機器及びシステムの刷新による発注・仕入納品の自動化や伝票入力の改善、売上金管理の機械化等、顧客サービス以外の業務を極力省力化し、人時生産性を高めることによって、効率化により削減した経費を時給のアップとしてエリア社員に還元してまいります。
もうひとつの施策が人材育成です。専門店化の推進により、専門知識や技術の修得の必要性が高まっております。フード部門では、ワイン専門店におけるワインアドバイザー、コーヒー自家焙煎での焙煎技士等、ハイパー部門では、サイクル専門店における自転車安全整備士・技士、ペット専門店におけるトリマーやトレーナー、DIY・ガーデニングでの各種アドバイザー、靴専門店におけるシューフィッター等、意欲ある従業員には公的機関や社内の資格取得を促進し、サポートしてまいります。有資格者の採用も進め、サービス品質の高さから得られる顧客満足度の向上により、従業員の働く意欲と誇りの相乗効果が得られるよう図ってまいります。
④ グループ各社の役割の明確化と機能シナジーの発揮
当社グループは、「幅広い販売力を持ち、物流・システム開発機能を内在させた企画製造小売業グループ」を目指してまいります。
⑤ 内部統制の拡充
会社法内部統制システムの決議に基づく「法令等遵守とその体制」について、内部統制委員会を常設し、引き続き当社グループ全体を対象に推進してまいります。
また、「金融商品取引法」により求められる財務報告に係る内部統制の整備、運用の評価は妥当であり、今後におきましても財務報告のより一層の信頼性を確保していくために、内部統制の有効かつ効率的な整備・運用の取組みをさらに進めてまいります。
これらの課題への取組みを通じ、当社グループの基本理念である「正直を売る」をお客様への変わらぬお約束とし、「Olympicの商品だから、安心して買える、信頼できる。」と、一層のご評価をいただけるようグループ全社一丸となって取組み、企業価値の向上に努めてまいります。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03132] S1001VK5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。