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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002A8X

有価証券報告書抜粋 株式会社グルメ杵屋 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による金融政策への期待感により円安及び株価上昇のトレンドに入り景気回復の基調が見られますが、輸入原材料価格やエネルギーコストの上昇、消費税率の引き上げや海外景気の減速などにより依然として先行きは不透明な状況が続いております。
外食産業を取り巻く環境は、価格から品質へちょっとした贅沢を求める傾向が見られる一方、生活防衛意識の高まりによる節約志向も根強く残り、さらに顧客獲得に向けた企業間競争は激化しており厳しい経営環境に直面しています。
当連結会計年度につきましては、連結売上高は前年同期比4億87百万円減少し、354億43百万円となりました。利益につきましては、前期から取り組んでいる様々な原価をはじめとしたコスト低減策を継続いたしましたが、結果として業績改善が出来ず連結営業利益3億33百万円、連結経常利益3億39百万円となり、特別損失で連結子会社㈱エイエイエスケータリングにおいて早期希望退職による早期割増退職金2億65百万円、レストラン店舗等の減損損失2億7百万円計上等により連結当期純損失1億38百万円となりました。
連結売上高 354億43百万円(前期連結売上高 359億31百万円)
連結営業利益 3億33百万円(前期連結営業利益 5億28百万円)
連結経常利益 3億39百万円(前期連結経常利益 4億82百万円)
連結当期純損失 1億38百万円(前期連結当期純利益 19億49百万円)

セグメントの業績は次のとおりです。
レストラン事業
既存店の業績回復を柱に、新規出店及び業績不振店舗の改装・業態変更を推進いたしました。その結果、新規出店17店舗(前年同期7店舗)、退店14店舗(前年同期17店舗)を行い、当連結会計年度における店舗数は41都道府県に442店舗(3工場を含む。)となりました。改装は17店舗実施し、このうち9店舗の業態変更を行いました。シジャン以外の業態の既存店、とりわけうどん、そば業態の売上が順調に推移したことにより増収増益となりました。
以上の結果、レストラン事業の売上高は260億58百万円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益は6億37百万円(前年同期は5億86百万円の利益)となりました。
[うどん部門]
主力業態の「杵屋」におきましては、既存店売上高が前年を上回り好調に推移し、客単価も前年を上回りました。またシルバー世代向けに小サイズの商品導入や、毎月2日と11日に「杵屋の日」のイベントを実施するなど、リピート率の向上に努めました。ゴールデンウィークに大阪で開催された食の博覧会大阪では、ブランド力の強化と認知度向上を目指し、実演手打ちの強みを活かして302名での「うどん打ち教室」を実施し、ギネスワールドレコードを獲得いたしました。一方でセルフうどんに握り寿司を導入した新フォーマット「杵屋麦丸」をロードサイド立地、フードコート立地に出店いたしました。うどん部門全体といたしましては、退店等による売り上げの減少要因があったため、減収増益となりました。
当連結会計年度は、「杵屋」の退店5店舗、「めん坊」の「杵屋」への業態変更1店舗、「穂の香」の「おらがそば」への業態変更1店舗、「杵屋麦丸」の出店3店舗、「みのり」の「タイヌードルテラス」への業態変更1店舗、「麦まる」の退店1店舗、「麦まる」の「杵屋麦丸」への業態変更1店舗、「きなさ」の「そじ坊」への業態変更1店舗を行いました。この結果、当部門の売上高は、105億30百万円(前年同期比0.6%減)となりました。
[そば部門]
「そじ坊」では、100店舗達成記念イベントやANAグルメマイルキャンペーンにより既存店が好調に推移し増収となりました。新規出店も積極的に行い、初の高速道路サービスエリア内にも出店いたしました。「おらがそば」におきましては、主力商品であります旨辛牛肉そばが好調であったこと等により売上高は増収となりました。また、関西国際空港店ではハラール認証を取得いたしました。そば部門全体といたしましては増収となりましたが、新店への投資等により減益となりました。
当連結会計年度は、「そじ坊」の出店6店舗、退店1店舗、「そば野」の退店1店舗、「おらがそば」の出店2店舗、退店1店舗、「結月庵」の退店1店舗、事業譲受による「叶家」の出店3店舗、「二尺五寸」への業態変更1店舗を行いました。この結果、当部門の売上高は、93億52百万円(前年同期比8.1%増)となりました。
[洋食部門]
洋食部門におきましては、季節商品の販促活動などにより、オムライス業態およびカジュアルレストラン業態が好調に推移しました。また前連結会計年度に引き続き、業態の絞り込みによる退店、業態変更を推進いたしました。一方、サンドウイッチレストランとガレット料理業態の一部店舗の業績不振もあり、洋食部門全体といたしましては減収減益となりました。
当連結会計年度は「グルメ」の「シジャン」への業態変更1店舗、「ロムレット」の退店1店舗、「しゃぽーるーじゅ」への業態変更1店舗、「開明軒」の退店1店舗、「ブレッツカフェクレープリー」の退店1店舗を行いました。この結果、当部門の売上高は、15億59百万円(前年同期比5.0%減)となりました。
[和食部門]
和食部門におきましては、主力の「丼丼亭」「どんぶりキッチン」のどんぶり業態が季節のどんぶりメニューの導入と販売商品の統合を進めたことで好調に推移し、既存店は増収となりました。新規出店の「丼丼亭」あべのハルカス店も計画以上の売上で推移いたしました。また、空港店の和食レストラン業態も堅調に推移したことにより、和食部門としては増収増益となりました。
当連結会計年度は「丼丼亭」の出店1店舗、「天はな」の「そじ坊」への業態変更1店舗を行いました。この結果、当部門の売上高は、11億61百万円(前年同期比4.6%増)となりました。
[アジア部門その他]
アジア部門におきましては、「シジャン」はグランドメニューの変更や10周年記念イベントを実施いたしました。しかしながら、来客数の減少により既存店は大幅な売上減少となりました。タイ業態の既存店は好調に推移いたしました。
また、8月には中央自動車道 諏訪湖サービスエリアのフードコートの運営を受託いたしました。
当連結会計年度は、「シジャン」の出店1店舗、退店1店舗、高速道路サービスエリアへの「フードコート」出店1店舗を行いました。この結果、当部門の売上高は、34億55百万円(前年同期比1.5%増)となりました。

機内食事業
航空会社との契約変更等により大幅減収になりました。原材料及び労務費等のコストコントロールを実施致しましたが減収減益となりました。
以上の結果、機内食事業の売上高は42億6百万円(前年同期比17.9%減)、セグメント損失3百万円(前年同期は92百万円の利益)となりました。

業務用冷凍食品製造事業
りんくう工場の冷凍食品の製造受注は堅調に推移しておりますが、事業再編による大阪住之江工場閉鎖等により減収減益となりました。
以上の結果、業務用冷凍食品製造事業の売上高は12億21百万円(前年同期比8.8%減)、セグメント利益14百万円(前年同期は23百万円の利益)となりました。

不動産賃貸事業
大阪木津市場㈱の地方卸売市場の入居率はほぼ前期並みに推移しました。
以上の結果、不動産賃貸事業の売上高は6億74百万円(前年同期比1.5%増)、セグメント利益2億82百万円(前年同期は2億75百万円の利益)となりました。

運輸事業
水間鉄道㈱においては鉄道及びバス旅客数はほぼ前期並みに推移しました。
以上の結果、運輸事業の売上高は4億93百万円(前年同期比1.3%増)、セグメント利益45百万円(前年同期は64百万円の利益)となりました。

その他
大阪木津市場㈱で展開しております水産物卸売事業は、魚介の卸売数量が増加しましたが、原材料高騰等により増収減益となりました。日本食糧卸㈱で展開しております米穀卸売事業は、米穀価格相場の下落により減収減益となりました。
以上の結果、その他の売上高は27億89百万円(前年同期比4.4%減)、セグメント損失83百万円(前年同期は38百万円の損失)となりました。


(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は5億92百万円(前年同期比44.6%減)となりました。
これは主に、税金等調整前当期純利益1億円、減価償却費7億86百万円、減損損失2億7百万円、法人税等の支払額1億36百万円、退職給付引当金の減少2億87百万円、退職給付に係る負債の増加額1億14百万円等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は6億13百万円(前年同期は29億91百万円の獲得)となりました。
レストラン店舗の新店、改装等に伴う有形固定資産の取得による支出を7億34百万円、差入保証金の差入による支出2億31百万円、退店による差入保証金の回収による収入2億82百万円等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は9億92百万円(前年同期は20億52百万円の使用)となりました。
短期借入金の返済による支出1億円、長期借入による収入41億56百万円、長期借入金の返済による支出26億54百万円等を反映したものであります。
以上より、当連結会計年度における連結ベースの資金の増加額9億72百万円(前年同期は20億7百万円の増加)により、当連結会計年度末残高は61億82百万円となりました。



従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03145] S1002A8X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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